かぐや様は告らせたい？〜天才たちの恋愛頭脳戦〜
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
激戦をくぐり抜け、新たな仲間を加えた生徒会。ミコちゃんのチクチクをダラダラ溶かしつつ、アクシデントが静かに、確かに恋愛頭脳戦を変える。
お医者様でも草津の湯でも、治せはしない恋の病。
高鳴る胸の鼓動は、新しい扉を開くのかッ！！
そんな感じの、たのしい生徒会 With ミコちゃん＆お医者さんな回。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
全体的にダラーッと、すっかり仲良しサークルと化した生徒会の現状を見せてくれるエピソードであったが、奴らがおバカに楽しくやってるの見るだけで、こっちの気分が良くなる状態だからな…ありがたい。
先週まで（おそらくあえて）インサイダーとしての描写が薄かったミコちゃんも、畜生藤原を潤滑剤にジリジリと馴染んできた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
ガミガミお硬い彼女が、気持ちのいい連中とツルむことでどう変わっていくか。そしてミコちゃんが生徒会を、どう変えていくか。
なかなか楽しみでもある。
ミコちゃんは会長とかぐや様のソドミーを目撃する宿命にあり、その天丼が独自のテンポと笑いを作ってもいるのだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
彼女にエロティックな誤解を与えるために、二人の関係が否応なくクロスレンジに接近していて、だんだん様相が変化している感じもある。新キャラを触媒に、ルールが変わった…かな？
何かが大きく変わりそうでもあり、もどかしくも愛おしい日常が続きそうでもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
二期最終回も見えてきた話数で、今後をどう取り回していくか。色々楽しみにもなる”兆し”の回であった。
まぁ好きあってはいるわけで、ゴロリと転がしたければ何時でも出来はするのだな…当人がバカすぎて進まんけど。
というわけで、まずはミコちゃんが生徒会に馴染むお話しからスタート。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
誤解と頑なさに塗れたミコちゃんがワーワー騒ぐおかげで、ダメ人間のダラダラサークルにも波風が立ち、生徒会室の空気は最悪です。
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ちっちゃい背丈をツンと伸ばして、バンバン正論棒で殴りつけてくるミコChangが可愛くてしょうがないわけだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
会長選挙で『名誉ある敗北』を演出し、彼女の長所も短所知ってる生徒会メンバーは、ある程度融通の効かなさも苦笑いで飲み込める。
そういう環境が用意されたのは、彼女にとって良いことだ
急に『自分を変えろ』言われたって、それが出来ないのはみんな承知。でもマリカーしたり自撮りしたりな日常を共有する中で、いい影響を受けてじわりと変わっていくことは、確かにできる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
それはアホバカまみれの先輩たちが、身を持って証明してるところだ。聞いてんの石上クンッ！？
文句は言いつつ排除はしない、ぶつかりつつも認めてくれる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
当たり前っちゃ当たり前の友達付き合いが、ミコちゃんの前にジワジワ開かれていく。
誤解を利して、ツンツン娘に忍び寄る藤原の畜生っぷりがスゲェ…。
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藤原書紀は文句なしのバカで畜生なので、どこまで意識してやってるかは判別しにくいけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
堅物ミコちゃんを規則破りの共犯者にすることで、生徒会の身内、新しい友達に近づけているのは間違いない。変顔したり、ちょっとズルすることで、ミコちゃんも頑なさが取れて、バカの仲間になっていくのだ。
それが不幸なのか幸福なのか、どこまでバカの色に染まるかは先の話として。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
そういう柔らかな仕事ができるのが、藤原千花の強さなのかなー、と思ったりもする。他の連中頭ァ良いけど、こういうの苦手だから…。
頭脳戦が出来ない、やろうともしないジョーカーだからこそ、背負える役割がある。
そういう事を思わされる、ミコちゃんのダメ人間ファーストステップである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
誤解ベースとは言え、藤原書紀に懐いているのは良いことだろう。
そこを足場に、尖りすぎた規範意識を削って丸くなっていくと、より面白い青春がミコちゃんを待ってる…と思うよ。同レベルの畜生になる危険もあるけど…。
そして体育倉庫では、情熱のゴモラが熱く燃えたぎるのであった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
『久々に頭脳戦っぽいことしてんな～～』とも思ったが、そこはあくまで前フリ。噴火寸前のマグマのように溜まった恋情を、アクシデントの力で表に出すエピソードである。
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急に”Dark Soul”っぽい絵面出されてビックリしちゃったけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
牽制ビシバシ打ち合うすれ違いから、色んな青春イベントを経て二人の恋心は鮮明になってきた。
お互いがゲームの中にいるという誤解が、密やかな誘惑を加速させ、密室が湿度に飲み込まれていく。
立ち上るエロティックが青春を狂わせていく様子を、艶のある作画で体感させてくれるのがありがたい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
おずおずとした接触、唇と視線の誘惑。艷やかな作画が、なかなかドキドキさせてくれた。
雰囲気をしっかり形にして、視聴者に伝えるのは偉いね。
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かぐや様はキスを想定して、白銀くんはハグ止まりなギャップとかも面白い。ホント白銀くんはピュアだなぁ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
そんな純真な二人でも、好きな人とは触れ合いたい。
誤解が閉じ込められた密室に、爆発寸前の恋気が満ちて、さて詰むや詰まざるや…見ているこちらもドキドキである。イけッ！ ヤれッ！！
まぁここで勢いに流されて一線超えちゃうと、美味しいイベント取り逃しちゃうので、ミコちゃんのソドミー目撃オチで空気抜かれるわけだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
ミコちゃんの中の会長が、どんどん性獣色に染まっていくのは可愛そうでもあり、自業自得でもあり。
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まぁ全てが誤解ではないところが、彼らの厄介な所でもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
ミコちゃんという乱入者が空気を入れ替えることで、『二人が好きあっている』という事実が再確認されて、それをベースに関係が面白く転がってる。
触媒としての新キャラを、最大限活かした展開と言えるだろう。
ちびっ子風紀委員に後押しされた恋心は、かぐや様の心臓を打ち抜きぶっ倒す。いや、マジ心配したよ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
糸くずのスーパークローズアップから始まる第3エピソードは、画面のバロックさで視聴者の注意を惹きつける、この作品らしい仕上がり。
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結構ダラダラと会話が流れる話なんだけども、ボーッと見れないヘンテコな絵面を適宜組み込むことで、ダレを防止し面白さを作る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
背景で仲良く喧嘩してるミコちゃんと石上くんを入れたり、メイン以外に結構気を配ったアニメなのだ。コメディほど、細かい工夫が大事なジャンルもね－よな…。
シリアス顔の友達を置き去りに、かぐや様は赤っ恥大公開の総回診に挑む。田沼先生が結構面白いキャラで、普段とは違う笑いが生まれていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
”白い巨塔”風味の生真面目を崩さず、サラッとコミカルやってくれるのが面白い。
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妹分の痴態に顔を覆う早坂もまた”良し”であるが、田沼先生がかぐや様のフツーの恋心を、フツーに受け止め診断してくれてるのが、妙に安心した。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
家との関係が冷え切っていて、個人的な弱さを全部早坂に預けるしかない、かぐやのどん詰まり。
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そこに医者として、あんま縁が深くないけど繋がった隣人として、ごくごく普通に『君は恋の中にいるんだよ』と教えてくれる大人は、大事なポジションだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
生徒会の閉じた楽園は楽しいけど、そこでは背負えないものもあるもんな。今回田沼先生にかぐやの恋心を、一回逃したのは妙手だ。
田沼先生の診断は、全てを解決する主軸ではない。結局は無敵のヒーローが、クリティカルな一発をキメて終わるのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
でもここで引かれた補助線が、かぐやの恋を、小さな幸せを必ず助けてくれるだろう。
世の中そういう、ちょっと地道な繋がりでも支えられているものだ。
そういう横の広さが、母の心臓病を救えなかっただろう田沼先生のメランコリーを最後に描くことで、グンと広がってもいる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
まな板の上の恋心を料理できるのは、本気で心配し本気で恋する、青春の主役だけ。
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そういう特別で狭い力強さをぶん回しつつも、それだけじゃない風通しが作品にあることを、ちゃんと確認できるエピソードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
ここら辺、『ミコちゃんという”異物”を迎い入れた新生徒会が、どう変わっていくか』という面白さに通じる部分でもあろう。
風が入って、もっと面白くなる。健全な作品だ。
藤原書紀の畜生サポートもあって、ミコちゃんも生徒会に馴染んできた。密室で高まったボルテージは、未だ名前を与えられないまま出口を探している。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
物語も終盤が見えてきて、クライマックスに向けて燃料を整える回でした。
単品で面白かったし、この面白さをどう活かすかも楽しみですね。
