宇崎ちゃんは遊びたい! を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月29日
お調子乗りのウザ娘、寝ゲロで精神状態どん底へッ!
凹んだ宇崎ちゃんに調子が狂う先輩は、花火大会に誘って元気を取り戻してもらおうとする。
すれ違う思い、揺れる脳髄、甦る記憶。
言えなかった言葉も、花火と一緒に空に踊る。
やっぱり、お前がいると楽しいわ。
そんな感じの関係性に一つの目処、宇崎ちゃん完ッ! なお話である。いい最終回だった…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月29日
大暴走のうざ絡みから始まり、バカ騒ぎしつつも距離は縮まり、お互いが自分の中で大事な存在であることを認め言葉にし、夏の空に花火が舞う。
非常に収まりが良いエピソードで、来週から何すんのって感じである
まぁ具体的に関係が進展変化したってわけでなし、”ゴール”たる男女の関係はまだまだ遠いので、やる事もやれる事も沢山残っているけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月29日
やっぱこー、宇崎のウザさと先輩のぶっきらぼうが、表層のすれ違いを超えてあるべき場所に落ち着くと、いい感じのクライマックス感はあるよな…。
つーわけで、こっちが危惧していたくらいには寝ゲロ布団殺人事件を気に病んでいた宇崎ちゃん。そらまーなー…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月29日
他人の関係性に外野から温度上げてるモブを見て、『メガネといい、この世界は他者のコンテンツ化しか娯楽ねーのか!』とツッコんじゃったけども
©2020 丈/KADOKAWA/宇崎ちゃん製作委員会 pic.twitter.com/UQTkxcpMzT
先輩との距離感でマネーをあんな深刻に差し出すと、逆に関係ギクシャクすると分かりそうなもんだが、そういう部分でも宇崎ちゃん経験値少ないのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月29日
だからまー、他人の地雷原でダンス踊るような”イジり”もやっちゃうワケだしね。後の回想で分かるように根が真面目な分、適度なはじけ方が判らない
『バイトの支払いが間に合わなかったので、お母さんに頭下げてお金融通してもらいました…』とか、激重でもう友達続けられないじゃん…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月29日
そこらへん飾れないむき出しになるくらい、先輩のことは大事で好きで余裕がない。宇崎花…小型犬の赤ちゃんくらい、扱いが面倒な少女……。
うぜーだりーと文句垂れつつ、宇崎のウザ絡みには救われてもいた先輩としても、宇崎のドン曇りには調子が狂う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月29日
最初は茶碗抱えてネタにする気満々だった亜細親子も、別に苦しんでほしいわけじゃないので助け舟くらいは出す。
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亜美も人生経験値が十分じゃないので、恋の助言もどっかズレてるところはご愛嬌だが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月29日
ここで先輩のマジ悩みもネタに消費して、踏み込まないクソアマだったら耐えられなかったが、流石にそこら辺の判断はできるようで。
うんまぁ、そこで楽しんじゃったら”終わり”だよマジ…。
当事者が首まで浸ってるもつれが、外野から見るとスルリと解けそう、ってのもよくある話で。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月29日
そういう意味で、亜美の他者性(と、土壇場で冴える当事者性)は大事なのかもしれない。
ネタにしつつ、生身の先輩と宇崎両方好きなわけでね。嵌まり込んだ沼からの脱出法は、外から教えたほうが良い。
逆に言うと二人共、外側から時折ガイドしてやんないと衝突したりはまり込んだりする、不器用な行き方してるってことなんだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月29日
そこら辺の真摯なデコボコ感は、僕は結構好きである。
いかにもオタクノリラブコメでありつつ、妙に真っ直ぐな所があるのは、このお話の良いところ。
さてメガネの導きに従い、やってきました花火大会。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月29日
『宇崎…そんなAC高い武装で固めてきやがって、先輩好きすぎだろ!』と突っ込みたくなる、夏の特別兵装。
最初は硬かった表情も、一緒に楽しいことするうちにほころび、微かに赤く染まっていく。
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なだめすかして褒め倒して、宇崎ちゃん大復活! 可愛い神輿に乗せて界隈を練り歩きだッ!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月29日
褒め慣れてない分強めの直球をボコボコぶち当てる先輩は、かなり”担ぎ手”としての才能を感じられ、夏の大会を勝ち切るためにも是非欲しい人材だと感じました。(かわい神輿部副部長談)
まぁ調子の乗った瞬間シャレにならないことぶっ込むのが宇崎なので、ポーチは顎先経由で脳を揺らし先輩一発KOである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月29日
マージで足元確認してから舞い上がる習慣をつけたほうが良いよ、宇崎くん…。外傷性の失神、かなりシャレにならないからね、相手が先輩で良かったね…。
脳を揺らされた先輩が見るのは、出会った頃の白昼夢。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月29日
今よりぶっきらぼうな男と、今より落ち着いた女が一緒に過ごした、遥かなる黄金期。
”ここ”が宇崎花に、呪いがかかった瞬間なんだろうなぁ…。とうもろこしの距離感から、出る方法がわかんない。
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この内気な少女がなーんでウザ大臣と化して襲いかかってきたか、気になるところだけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月29日
思うに大学で結構変わってしまった先輩に切り込むために、宇崎ちゃんが選んだ武器が『ウザ可愛い後輩』ってガワだったんだと思う。
『選んでそれか、適正距離ちゃんと測れ』と思わなくもないが、まぁ宇崎だし…
水泳教えて貰って、とうもろこし貰って、一緒に花火を見て。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月29日
結構内省的な青春してた相手が、再開してみたら全然変わっていて。
もう一度切り込んで時を巻き戻すのに必要な武器が、自分の中にないのなら、歪でもなにか掴んで挑みかかるしかない。
そういう気持ちで、宇崎花は”ウザさ”を選んだ…
のかもしれん。ここら辺、二年目最初、物語の開始点を掘り下げてくれないと判別しきれねぇな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月29日
どっちにしても、宇崎花の洒落になんないウザさと舞い上がりは、彼女なりに大事なものにしがみつくための不器用な武器であり、対先輩専用の仮面でもあるようだ。
存外健気だなこのアマ…。
時は流れ、二人の距離は変わった。宇崎の乳は育ち、先輩はぼっちライフを楽しむようになった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月29日
別れた後自分なりに掴んだ、一つの生き方。そこをかき乱すウザい後輩は、思い返してみれば楽しいやつで、大事な女(ひと)でもある。
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そんな実感を訥々と伝え、宇崎花の笑顔は戻ってくる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月29日
あの時と違っていて、でも同じ花火が空を彩り、二人の関係性もまた変わっていくのだろう。
ここで宇崎の乳が顔を隠すのは、ギリギリのユーモアとして、”性”が持つ暴力性を背後に据えたラブコメとして、結構好きな表現である。
否応なく時間は流れ、体も心も変わっていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月29日
宇崎ちゃんは自分もその中にあって、乳がデカくなってる事実に無自覚だ。彼女の中の時間は、高校時代からそこまで動いていない。少なくとも、先輩と向き合う時は。
しかしそんな時の流れ、心身の成熟は、誰も置き去りにはしてくれない。
なら改めて、お互いの心の大事な部分を抱えたまま、新しく距離感を作り直していく必要はある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月29日
今回先輩が宇崎ちゃんのウザ絡みに価値を認め、そんな自分、自分の中にいる大事な”宇崎花”を認めたのは、そういう時の流れにある意味、白旗を上げる行為なのではないか。
そしてそういう心地よい敗北から、より善い、より適正な関係は生まれるのではないか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月29日
そんなことを思わせる夏祭りであった。
やっぱここでも、自分たちを取り巻く状況、生まれた感情、変化する関係を適切に認識し、言葉にして伝えるのは先輩の仕事なのよね。宇崎ちゃんは無自覚で幼いまま。
先輩が先に行き続けるこの距離感を、宇崎ちゃんが追い越した時、また大きな変化が起きるのかなー…と思わなくもないが、アニメの範囲だと今回の善き現状肯定と再整理が、一つのピークかなぁ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月29日
そんぐらい、第1話から見せられた衝突と変化のお話は、この夏祭りでよく収まってる。
宇崎花が結構好きな自分を認めてしまった先輩が、今後どう立ち回るかとか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月29日
特別な存在と認められた喜びと不安に、今後宇崎ちゃんがどう向き合っていくかとか。
他人をコンテンツ化し安全圏から消費するヤダ味に、自分が耐えらんない”人間”だと気づいたメガネがどうするかとか。
今後も色々楽しみになる、良い中盤の山場でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月29日
無理くりロマンス方面に押し込むのではなく、友達以上恋人未満の甘酸っぱい距離感の良さを活写してきたのも、今回良かった。
この到達点から、キャラとドラマをどう転がしていくか。後半戦も楽しみですね。