宇崎ちゃんは遊びたい! を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月4日
真夏の恋花火をブチ上げ、このまま進展するかに思われた桜井・宇崎関係…。
この路線で突き進むとあっという間に話が終わるので、今回は宇崎母目線を交えて寄り道だ!
フロイトの患者もびっくりな性的抑圧で、捻じくれ倒した認知の迷宮。すれ違い人間関係は続くッ!
そんな感じの、モラトリアムの脆さと楽しさをオタクテイストで煮込み倒すお話、第9話。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月4日
前回話のテーマ的には最終回テンションだったので、早見沙織声のキモい母親を出してワンクッションかける感じになった。
いやー…世界中のあらゆる出来事を性欲で色付けする四十代、マジキモいな…。
もともとこのお話、内側の認知と外側の客観のズレが面白さの土台なコメディだとは思うのだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月4日
亜細親子とはまた違う視点が追加されたことで、先輩と宇崎を客観視(あるいは勘違い)する足場がもう一個増えて、話のバリエーションはいい感じに増えた。
思い込みで勝手に他人を性消費したり、ジャッジ下したりするヤダ味とキモさはまぁ、問題ありかとも思うが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月4日
…『母よりはマシ』と思わせることで、宇崎のヤバいお調子乗りを軟着陸させる作劇テクニックなんだろうか、あのキモさは。宇崎本人を時折見て手差し伸べてる亜美より、数段ヤバいもんなぁ…。
さて、お話はゲロ布団の筋を通すため、宇崎ハウスに先輩がお邪魔する流れに。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月4日
宇崎…『ビビったら即座に降伏』って弱い部分見せれるの、お前が宇崎花だからなんだぞ、判ってんのか。
判ってしまったら話が終わるので、宇崎は一生調子に乗る。大変だなぁ…。
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外面だけ追いかけると結構礼節の整った会話などしつつ、お互いの思いはすれ違い、欲望は加速する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月4日
娘と先輩を客観で見守る知性と常識を、片鱗だけ見せつつ溜め込んだリビドーで認知を歪めていく宇崎母の怪物っぷりが、癒やしの早見ヴォイスと噛み合って良くないガスがもーくもーく立ち上る…。
宇崎母の視線が入ることで、世間が先輩と宇崎ちゃんをどう見てるのか確認できるのはありがたいんだが、モノローグに突入した瞬間にイドの化け物と対面させられるのは、なかなかにハードコアである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月4日
まぁオタクテイストに味付けしたプラスティックなキャラって、そんなもんかも知れんけど。
イヤだってさぁ…自分のプライベート空間に、社交的目的で若いオスが入ってきた瞬間に、相手が自分を性的に見てると誤認して訂正しないで突っ走るって、端的に言ってヤバいでしょ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月4日
他人をコンテンツ消費するヤバさと人間味の際で踊る、亜美とはまた別のアクセル空ぶかしを感じる。
まぁ先輩と宇崎の関係構築物語は、前回の花火で一旦落ち着いちゃった感じもあるので、話を回す燃料を継ぎ足す必要もあるのだろうけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月4日
そういう仕事を持っている以上、宇崎母は妄想の檻から出ないまま、セックスモンスターとして悶々とし続ける宿命なのだろう。ジャンルルールの檻は硬いなぁ…。
『母親の過剰な性意識と、娘の意識しなさすぎな臆病を混ぜ合わせたらバランス良くなんじゃね?』と思うが、人間の認知は絵の具じゃない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月4日
ので、母は変なフラグを立てつつ、職場の娘と先輩を見て感心し…認知の檻に頭から突っ込む。
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客観で見ると宇崎は自分の幼さを児童とのシンパシーに生かして、自分にしか出来ない仕事をちゃんとやってのけている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月4日
別に急いで大人になる必要もなし、子供でいることで手に入る強みもある。
そういうのが見えるのは、新キャラが新しい視線を持ち込んだおかげだ。
まぁそれも発情の坂を滑り落ちて、あっという間にリビドーにまみれていくんだけど…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月4日
亜美が自分ちの商売もコンテンツ化して、オタク味のするヤバさで煮込んでるのもヤベーよな…客に聞かれるかもしれない所で、生臭い欲望の構図を消費してんじゃないよ!
親父がストッパーかけてるのは有り難いネ。
ドア越しのソドムを勝手に妄想しつつ、頬と子宮を上気させる母。お前が行くべきなのは喫茶店のバックヤードではなく、しっかり対応してくれるクリニックッ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月4日
加速する色情と狂気は、しかしあくまで母の内側でとどまり、開放と共有にはたどり着かない。
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蓋を開けて中身を覗いてしまえば、話は終わり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月4日
真っ直ぐに向き合えない曖昧な感情をもどかしく噛みしめるラブコメジャンルが生み出した、麗しき怪物。
宇崎母には、そういう印象を受けた。まぁ話を引っ張るための仕事は、ヤダ味ありつつしっかり果たしてくれそうだ。キモいけど。
しかーしそんな母に先輩が取られちゃう! と誤解した宇崎娘は、お嬢っぽいロールを押し通して『いつもの宇崎が好きだよ…』という反応を引き出すのであった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月4日
ここら辺の人間関係遊戯は、見てて微笑ましい。まぁキモイからな、淑やか宇崎…。
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押したり引いたり、勝ったと思ったら負けたり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月4日
そもそも勝ち負けなんてないことに気づけば終わる関係に、二人は気づけないまま踊る。
それを端っこで堪能する亜細親子、邪悪ッ!…って断じるには、適切に手は差し伸べてるのよね。
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これで亜実が好き勝手に関係性消費したおしてたらヤダ味凄いし、そういう気配も漂うけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月4日
親父が結構ツッコミ入れて、亜実自身も宇崎可愛さで身を乗り出し手を差し出すシーンもあって、最近はまぁまぁいいバランスかな、と思ったりもする。
…宇崎母も妄想の檻から、いい具合に出てこねーかな…。
んでもって。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月4日
話は唐突に中部地方に転がっていって、二人は鳥取コナン県へ。…小学館だっけこの漫画?(ドラゴンエイジ系列っす)
すげーナチュラルにキャッキャする二人を、睨む二つの影。その正体は…って、まぁ亜実と榊だわな。
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楽しいバカンスで少しは関係に変化があるのか、まーた付いては離れのモラトリアムか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月4日
外野から見守る班がどんな角度から、初なカップルを消費するかも気になりつつ、次回は鳥取観光絵巻です。
先輩と宇崎がフツーに多彩に生活してる話が、やっぱ一番好きだな…。
つーわけで、前回の最終回力からどう運ぶか気になってましたが、味の濃い妄想モンスターを投入してクッションかける話でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月4日
いやー…キモいねッ!
初見の亜実の他者コンテンツ消費者っぷりも相当にヤバかったが、宇崎母のイドの怪物っぷりもすげーなオイ。”ハッピーシュガーライフ”にいそう。
ぶっちゃけあの人の出番がありすぎると、お話がヤバい煮汁で染まっていく感じも受けるが、どんな塩梅で料理するのか。ここら辺、『いつもより濃い味』を求める読者との半共犯だからなぁ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月4日
そろそろアニメ最終回も見えてくる話数、どういう収め方するかも含め青春鳥取旅行、楽しみですね。
しかし宇崎母、性別反転させると家に来たぶっきらクール系な息子の友だちをネットリ視線で舐りつつ、『桜井クンはえっちな事に興味があるのかナ?』と考え続ける中年男性になってしまい、洒落になるレベルでフィルターかけるのって大事だな、って思った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月4日
いや、女でも洒落になんないけどさ…。