ストライクウィッチーズ ROAD to BERLINを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月14日
人類の生命線・アントウェルペンに迫る氷山ネウロイ。
不調のストライカーユニットを抱え、それでも芳佳は諦めない。
要塞の砲撃、戦艦の支援。
人間のあがきを、ものともせず氷の巨人は進む。
絶望が頭をよぎった時、英雄たちの羽撃きが空に響いた。
そんな感じのベルギー沖攻防戦決着! ベルリン反攻作戦に向け501再結成! な、RtB第二話。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月14日
全編アクションに次ぐアクションで、人類の規格外・軍神宮藤の奮戦にオッサン連中の頑張りを堪能できる回でした。
最高のタイミングで横殴りかけてくる、501メンバーの頼もしさもグッド。
沢山の物語を経てとても強くなった芳佳と互するべく、ウィッチで対抗しきれない超質量で補給基地潰しに来るネウロイの厄介さも、怪獣映画めいたサイズ感ある絵面で上手く強調。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月14日
敵さんが超スペックのゴリ押しに加え、知恵を使ってくるとなると、ベルリン奪還作戦は苦しい戦いになりそうだ…。
というわけで、宮藤の孤軍奮闘から始まる今回のお話。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月14日
魔法陣のサイズが半端なく、初代主人公規格外の出力を思い知らされる。
やっぱ間に502を挟んだことで、作品世界の”普通”が下方修正された感じもある。501全員、怪物中の怪物だわ。
©2020 島田フミカネ・KADOKAWA/第501統合戦闘航空団 pic.twitter.com/1FI5w4852A
そんなムテキ戦士が無双して、人類崖っぷちの激戦が成り立つはずもないので、色んな手練手管を駆使してピンチは演出しなきゃいけない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月14日
ポンコツユニットはその一環、て話だろうなぁ。
自分が歩んだ物語が、『ゼロから成長する主人公像』を大きく引き離してしまった、現在の宮藤。
彼女を主役に据えて苦戦と勝利を描くのはなかなか難しいだろうし、『それでもやる!』という気合も感じさせる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月14日
成長枠になるだろう静夏を加入させたのも、その一環だろうなぁ。
ユニットが不調だろうが無手だろうが、要塞級の砲撃を単身で止めるスペックと同時に、精神面がね…宮藤は超人域。
兵士に必要な戦術眼も、過剰な熱量を的確に差し込む自分の乗りこなし方も、逆境でも諦めない不屈の闘志も、今の芳佳は兼ね備えている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月14日
そんな彼女の魅力を引き出すには、『頼れる先輩』『救国の英雄』ポジションで描くのが丁度いいんだろう。
その位置に上がっても、可愛げと悩みはつきまとうだろうし
芳佳が適度にフラフラすることで、常人サイドが奮戦する余地も生まれる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月14日
シーツを使った着地補助から始まって、砲戦に整備、対ネウロイ装甲による耐久戦と、ウィッチ以外も戦争がんばります!
©2020 島田フミカネ・KADOKAWA/第501統合戦闘航空団 pic.twitter.com/cPyAAonJFr
氷山ネウロイは結構柔軟なプログラムで動いていて、戦術優先度を適度に変えてくる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月14日
カトンボ以上と評価されれば、ロケットペンシル型の爆弾で要塞も更地にしてくるが、本命までの時間稼ぎは一応出来る。
”大人の男”にそれしか出来ない無念が、軍部名物大暴走も生むんだけどね…。
”やられ役”といい切るには気合を見せた通常兵力だけども、やっぱり対ネウロイ戦の切り札はウィッチで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月14日
しかし軍上層部は男性・白人・成人がほぼ占拠しているキャリアパスの歪さ、戦争遂行機関としてどーなんだろうな。ネウロイとの絶滅戦争より先に、ここの不公平が是正できずに人類滅ぶ気もする。
まぁウィッチは萌え萌え美少女なので、基本(都合の)良い子であり、保有兵力と政治的立場のアンバランスを是正するべく魔女革命とかを起こしたりはしない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月14日
爆撃で更地になった要塞に満ちてるだろう、血と臓物が描かれないのと同じように、『何を書かないか』が創作の方向性を決めるのだ。
まーそっち方面のリアリティを上げた所で、別に面白くないしな、多分…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月14日
ただ画面から得られる情報を伸ばしてくと、ちと引っかかる部分はやっぱりあって。どっかでサラッと、引っかかりを外してくれると見てて楽かな、位の感覚。
『パンツ丸出しの萌えミリに、ナニイッテンだオメー』って話であるが
『ダメージに応じて形態を切り替え、新たな脅威で興奮させてくれるネウロイさんは、良いSTGボスだなー』などと思いつつ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月14日
敵の強大さと切り札の不調が相まり、アントウェルペン侵攻作戦は人類不利。現地はパニックです!
©2020 島田フミカネ・KADOKAWA/第501統合戦闘航空団 pic.twitter.com/rn0CGDyuPW
今回の殺陣はピンチとケレンを上手く混ぜた現場だけでなく、氷山ネウロイの巨大さ、それに震える街を切り取って、パニックムービー的な面白さを混ぜたのが良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月14日
そうした方が、宮藤が守ってるもののデカさも際立つしね。つーか単機であの範囲を守り切るのかよ…ホント、宮藤の本道は防衛にあるな
整備兵の頑張りで、宮藤は再びの出撃を果たし、艦長が鋭く滲ませた死の覚悟を横にどけることが出来る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月14日
人類を侵すネウロイという病、絶望という疾病に立ち向かう、銃を携えた軍医。
それが宮藤芳佳のスタイルなんだろうなぁ。
©2020 島田フミカネ・KADOKAWA/第501統合戦闘航空団 pic.twitter.com/CIJfgKnOG5
応急処置でも圧倒的なマヌーバを見せ、独力で戦術クラスの奮戦を果たす、エリートウィッチの凄まじさ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月14日
デカくて強そうな戦艦と要塞を”前座”にしたことで、人間兵器のトンデモっぷりが判るのは良い。
そういう無双の間にも、氷山の圧倒的な質量を描写して、苦い痛み分けの予兆を作ってるのは偉い。
気合の入った空戦描写が見せたように、ウィッチはとても強い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月14日
しかし結局人間サイズなので、圧倒的な質量を削り切るのは難しいんだよな。
ここら辺は今後、困った時のウルスラ頼みでどうにかするのだろうか。”デイビー・クロケット”とか出んのかなー。(多分”A”は出ません)
いかに軍神と言えども、一人では限界がある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月14日
強大な壁を前に希望も尽き果てたと思われたその時!
空を切って現れる空の女神たち…オッス! パンツ丸出しで同窓会だよッ!!
やっぱ昔馴染みが集まって、ドッカンドッカン超無双するのはアガるなぁ…
©2020 島田フミカネ・KADOKAWA/第501統合戦闘航空団 pic.twitter.com/yxev6Y6ZLK
画面に映るなり亜音速で”芳リネ”してきたリーネちゃんには、相変わらずの超重力を感じとっても良かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月14日
来週早くも新しい女に”釘”刺しにいくみたいで、非常に楽しみ。
…判ってるよ、リーネちゃんは暗い所ない、素直に芳佳LOVEな子だって…でも俺はクズオタクだから、キレイなものを歪めたくて…
今回の大集結は各員の個人技を魅せると言うよりは、”群れ”の強みを強調してた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月14日
再結成即完璧なチーム戦術が取れる絆、個々の戦技を前提にした攻防の分担。501にブランクなし!
まぁ、あんだけの大激戦を一緒にくぐり抜けたら、なぁ。
©2020 島田フミカネ・KADOKAWA/第501統合戦闘航空団 pic.twitter.com/2TA9LCwcHY
世界最高の空戦ユニットとして、よく整った戦術行動を最初に見せたのは、『チームのグダグダとか兵士としての未熟とかは、もう過去の話しだよ』ってサインかもな、と思った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月14日
まぁ実際一回やってる話を繰り返されても困るし、この闘いが501の”今”なのだ。そこから、どう話を作るか。
起爆剤になりそうなのは、鉄砲一発も撃ってねー癖に美味しい所をかっさらった服部であろう。お前には”伸びしろ”いっぱいあるからなッ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月14日
そして、コアを潰されてなお戦術目標を叩き潰した、ネウロイの進化。
©2020 島田フミカネ・KADOKAWA/第501統合戦闘航空団 pic.twitter.com/yQVmsJ36Tz
無線封鎖で敵兵力の集結を遅らせ、柔軟な戦術評価システムで頭を使う。不可侵領域だったはずの海も、氷を利して踏破してきた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月14日
英雄として二度、世界を救った501に敵対するべく、ネウロイも強くなってる。そこの見せ方はとても良かったと思う。
アガる復帰戦を実質敗北で終わらせたの、結構冒険だよね
守れたもの、守り得なかったもの。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月14日
夕焼けにそれぞれの思いを託しつつ、来る決戦に向け人類の切り札、再結成。
親子の再開に微笑む軍神を見てると、やっぱ根っこは一少女・宮藤芳佳なんだなー、と思う。
©2020 島田フミカネ・KADOKAWA/第501統合戦闘航空団 pic.twitter.com/3oSiWkU3wG
あと生きる伝説を前に緊張してる服部を前に、スルッと”横”確保してるリーネちゃんね…ヤバいよヤバイよ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月14日
もー次回予告の段階で『ナメてんじゃねぇぞ新参…”芳リネ”だからよ…』と、圧倒的甘ったるさで”圧”かけてきてて、『流石っすビショップさんッ!』って感じ。ガンガンいこうぜ!!
基地の女女模様に嵐の予感を孕みつつ、無事結成なった501。敵は強大、運命は苛烈。さぁ、軍神再びッ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月14日
という所で、第2話は終了。
第1話と合わせて、作品が、主役が、描いているものがどういうものか、良い作画と迫力の演出でしっかり見せてくれる、素晴らしい帰還の挨拶でした。
話の真ん中に座る”宮藤芳佳”がどういう人間か、二話使ってちゃんと魅せてくれたの、とても良かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月14日
軍規ぶっ飛ばしてでも人を守りたい、熱い思いをガソリンに飛ぶ現在の軍神。
誰かを守るためなら無限に強くなれて、でもどこか危なっかしい少女。
戦士として、眼も腕も心も鍛えられたけど。
宮藤芳佳の根っこは変わっていない…というか、兵士として鍛え抜かれたからこそ逆に、生来の在り方が貫けるようになった、というか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月14日
そういう変化も含め、ここまで進んできた歩みに嘘のない、良い『三期の出だし』だったと思います。
CGモデルも空戦に馴染んでいたし、非常に良かった。
こっから基地に落ち着いて、活劇に苦戦に成長にと、色々書いていくのだろうけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月14日
自分たちが積み上げた物語を大事に、”三期”だからこそ見せれるドラマを楽しめたら良いなーと、期待がムクムク膨れ上がっております。
遥か遠きベルリンに、勝利の旗を打ち立てるまで。
次なる501の活躍、楽しみです。