D4DJ First Mixを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月21日
”VJ Only”をメンバーに加え、波に乗るりんく達。
さらなる飛躍を目指すためには、完全新曲で勝負に出るしかないッ！
そんな状況で出逢った、黒髪の鍵盤少女。
クラシカルな檻に自分を閉じ込めている麗は、太陽少女の輝きに何を見るのかッ！？
そんな感じのDJ青春成り上がりストーリー、”四人目”登場の第四話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月21日
作品が扱っているジャンルへのリテラシーを、着実に上げていくネタの見せ方。
出会いつつも加入までは行かず、しかし特別な関係と輝く青春はタップリと積み上げる。
このアニメらしい粘り腰の着実性が、非常に元気なエピソード
色々あって大激戦区となった今季、人数多めにワチャワチャ楽しい束ものアニメもまた、大変元気である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月21日
”三話切り”すら贅沢になったエンタメ過剰の昨今、とにかく物語展開は加速し、サクサクスパスパ進むテンポがスタンダードと言える。その上で、味が薄くならないのが凄いけども。
このアニメはそこら辺の潮流には少し反して、かなりどっしりと少女たちの出会い、DJという文化、そこに流れる汗と友情の尊さを積み上げていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月21日
『そういう足運びも、やっぱり良いな』と、見ながら思わせてくれるのはありがたい。
常歩も速歩も、どちらも個別の良さがあるのだ。
というわけで、麗ちゃん登場となる今回。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月21日
既に運命のフェスで”出逢って”いた過去を回想などしつつ、すっかり”親友（マブ）”の雰囲気出てる三人組でスタートである。
この出だしが、今回ホント好き。このハイタッチが四人になるまでの物語なわけよ。
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先週ちょっとピリついてた真秀とむにちゃんも、すっかり間合いが詰まって専用衣装。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月21日
パフォーマー、DJ、VJのスリーピースは呼吸を合わせ、今まさに波に乗りつつある。りんくの無邪気な接近に、むにちゃんの心臓も破裂寸前だッ！
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冒頭楽屋の空気が凄く良くて、このお話がじっくり積んでいる友情の顔がちゃんと見えた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月21日
珍妙な猫のぬいぐるみがどーのこーの、言い合える自然な空気。不思議な出会いから始まった、特別な距離感。
そういう幸せが、彼女たちの”今”なのだとよく判る。こういうスケッチは大事だと思う。
そこに麗ちゃんが入ってくる接点は、やっぱりりんくが開ける。今更ながら、人と人、人と笑顔を”Link”させるから、主役の名前は”りんく”なのだな。絆の子なのだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月21日
生まれつつある良いヴァイブスを、より強くするために目指すのは”Photon Maiden”新曲コンペ。
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ここで、真秀がビートは作れるけどメロディは作れないこと…というか、音楽がビートとメロディで構成されていることを、ドラマ進めつつ見せてるのは凄いなー、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月21日
一話ごとに、主役たちが挑む”DJ”という文化がどんな風に構築されてて、何が大事か、視聴者の読解能力を上げるよう話を組んでいる。
この着実な足場に乗っかることで、知ってるようで全然知らないDJ文化、パーティー文化を消化する胃袋が出来てきて、物語を胸焼けすることなく飲めるようになるわけだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月21日
ここらへんの手順を怠けないのは、どっしり腰を落とした話運びの強みだと思う。
加えて、りんくがド素人から鍵盤を始める話もやれる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月21日
衝動とセンスだけで動いてるように見えて、りんくは楽しいことを他人に押し付けない。必要なことがあるなら、まず自分が率先して動くDoerでもあるのだ。
努力描写がミッチリ詰まるのも、スポ根文法をミックスした強みかなぁ…。
鍵盤を占拠する見知らぬ女に、自分が失った熱量を感じて、麗は思わず手を差し伸べる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月21日
”楽しい”をためらわないりんくの推進力は、運命を引き寄せ出会いを生む。マージで、境界線を”秒”で飛び越える女。
貝の賄賂で、アフターケアもバッチリだッ！
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結果として新曲のメロづくりは麗がやるわけで、りんくの鍵盤修行は余計な回り道かもしれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月21日
でも、夢を引き寄せるためには努力を惜しまないりんくへの好感は上がるし、そういう誠実が麗を引き寄せていく流れにも、納得が強まる。
りんくの頑是なさが、麗に眩しく見える心理も。
突出した才に、周囲の期待とエゴが絡まり、気づけば取れなくなっている身動き。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月21日
勝手なことばかりいうノイズの中で、お父さんっぽい声が『本当にピアノが好きなのか？』と聞いてるのが、ちょっとした救いだった。
その輝きは、確かにあった。でも見失って、貝をくれた女の子が少し、思い出させてくれた
だから、麗は三人組の無茶なお願いにリズムを合わせ、メロディを乗せていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月21日
むにちゃんの時もそうだが、りんくはやっぱり、新しい可能性を繋ぐリンケージ・キャラクターなのね。そのむにちゃんが、ジト目に燃やす嫉妬が熱い…。Only me!
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知らない人を勝手に呼び込んで、色々注文付けてくる三人組。なかなか不躾な奴らだけど、麗は”何か”を感じてメロディを編み上げていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月21日
コンポーザーとしての実力を認めるまで、ツンデレむにちゃんが両腕を組み、気を許さないボディ・ランゲージの表現が好き。
メンバーのバラバラなニーズをしっかり聞き入れ、生まれたメロディ。それは三人の心を打ち、新曲作成が動き出す。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月21日
一回リテイク出してから認める歩みが、彼女たちのモノづくりが、彼女たちにシリアスなのだと判らせてくれて良い。
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勤勉スイッチの入った真秀がガッツリ集中するのも、デレるタイミングを奪われたむにちゃんが赤面しつつ腕組みを解くのも、とてもチャーミングで良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月21日
ここまで四話、キャラクターそれぞれの”らしさ”が形を為してきて、それが踊りだすと嬉しい気分になる。
かくして出来上がった曲を、世に問う緊張と喜び。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月21日
大回転のHappyは受かった時に取っておく真秀の堅実さ、指先で描くりんくのハピアラ、紅茶に緊張を反射させるむにちゃん。
みんな可愛い。
結果は潰れまんじゅうだけどね…つーか後ろの仲良ししりとり身長差集団ッ！！
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気づけば結果ばかりを求められるようになっていた、麗のステージ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月21日
”負け”である落選の扉を開ける手は重く、しかしその中では、めげない連中がタフに次の手を考えていた。
一回きりの完璧ではなく、幾度でもリミックスして、輝きを再生産する。
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麗が新しい友達だけでなく、新しい音楽文化にもときめいてる感じが出てて、とても良かった。伸び切らない握り拳が、チャーミングでいい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月21日
コンベンションに落ちる所、それでめげずにステージ曲に挑む所が、このアニメ、そこで活きる彼女たちらしいなぁ、と思う。
第2話でもそうだけど、安易な結果には飛びつかず、しかし結束と努力を無駄にはしない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月21日
七転び八起き、努力と友情。
アッパーな雰囲気を支える基本文法が”スポ根”な所が、水島精二監督作品だなぁ、などと思う。アイドルも戦車も、それでブチ上げてきたのだ。
※訂正
※訂正
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月21日
『アイドルも戦車』と書きましたが、水島精二監督が関わっているのは”アイカツ！”であり、スポ根文法で戦車戦を描いた”ガールズ＆パンツァー”は水島努監督の作品でした。『アイドルも』と訂正させていただきます。
地道に描写を積んできた、学内最強ユニット”Peaky P-key”からの興味の視線。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月21日
ピンクのクールガール、しのぶがツンの気配を見せつつ、いよいよ新曲お披露目のステージ当日。
麗はあくまで裏方として、バックステージから輝きを見守る。引っ張るねぇ…。
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VJが加わる強みを見せるためとは言え、ニ回（今回の冒頭合わせれば三回）連続の”気分上々↑↑”で『新曲欲しいかな…』と思わせてからの、みんなで作ったオリジナル・ソング。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月21日
ユニットに新しい才能が加わるとどうなるか、ステージ構成で見せる作りはとても良い。
ここまで血圧上がるパーティーチューンを揃えてきたところで出される、少しガーリィで透明感ある”Make My Style”
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月21日
”♪うつむいたワタシも全部”りんく”しちゃう 笑顔の”まほ”う Make My Heart 夢を遮二”むに”しちゃいたい”と、メンバーの名前を入れ込んだ歌詞。
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ピアノを始めた時胸をたたいたものは、目の前のステージに、自分が作り出したメロディに確かにあった。麗が握りしめた手には、確かに未来が宿っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月21日
”Happy Around!”の四人が、それぞれの光に出会う瞬間がしっかり切り取られているのは、やっぱり良いわな。
そんなわけで、麗をコンポーザーに迎えたライブは大成功。麗ちゃん先生も一緒に作った光だから、さあ、ハイファイブ！
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月21日
凄まじく直球の青春群像で、凄く良い〆であった。
光る涙にツッコミ入れつつ、むにちゃんも思わず、眦に光るものが…ツンデレ道ブラックベルトッ！
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りんくとの時間を邪魔しかねない新参に、警戒心の腕組みしてたむにちゃんが、最後率先して迎い入れてる所が、スゲー良いんスよね…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月21日
前回の真秀もそうだけど、新しい波への警戒心の描写を、綺麗に反転させて喜びを演出してる感じ。可能性に出会えた喜びに、くっきりピントが合う。
というわけで、青春のピカピカ満載、麗ちゃん先生のDJ文化初挑戦でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月21日
すっかりマブになった三人のアンサンブルも良かったし、そこに麗がおずおずと踏み込み、新たな輝き、思いがけない出会いを自分のものにしていく歩みにも、ベーシックな馬力がありました。
成功と失敗を繰り返しながら、着実に前に進んでいく感覚。積み重なる努力と友情。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月21日
ややどっしり目のペースだからこそ描けるものが、色んな場所、色んな角度で元気で、とても良かったです。このアニメらしい話運び、チャーミングさだった。
むにちゃんの可愛い所も山盛りだったしネ！
そしてここで即ユニット結成とならず、手数を使う”怖さ”が次回、荒れ狂う…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月21日
まさかのむに麗お泊り回。情け無用の無呼吸連打に、合衆国（ステイツ）の象徴が破壊（こわ）されるッッ！！
来週落ちるだろう核弾頭を、震えて待ちたいと思います。
ここで”二撃”…プロは凄いなぁ…。
