ご注文はうさぎですか? BLOOM を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月30日
小学校の先生になるッ!
そんな夢を笑われ、家を飛び出したリゼ。
ラビットハウスを仮の宿に、チマメに水泳を教えたり勉強を見たり、リゼ先生は獅子奮迅!
そんな彼女を、優しく見守るタカヒロ。
父達のホットラインは、仲直りを引き寄せるか?
そんな感じのリゼちゃん回、ごちうさBLOOM第8話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月30日
時間と決断、家族が大きなテーマ(だと、僕は思っている)第三期、リゼも進路にまつわるネタを持ってきた。
ちょっとズレてるが生真面目な彼女に、”先生”は似合いの未来だと思う。面倒見良いよね本当…。
前回のハロウィンでタカヒロ…というか”親”への感受性が上がってるところに、リゼ父との衝突と和解を持ってくる構成も良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月30日
生きて隣にいればこそ、すれ違いもすれば語り合いも出来る。親の背中を追い越していく、はつらつとしたリゼの成長もよく見え、まとまりの良いエピソードでした。
というわけで、朝のCQCどんとこいから今回は開始。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月30日
ヘンテコなポーズを取るココアさんが凄く好きなので、今後も寝ぼけてください。
後今回、ココチノが横並びで飯食ってるカットが多くて眼福だった。姉妹感強くて、この並びホント好き。
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娘と友人が微笑ましくキャッキャしてるのを、ダンディーに見守るタカヒロ。この段階で、大人サイドでは色々話が通っていた、と。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月30日
渋いオッサンたちにも友情はあると、きらら的キャッキャの隅っこで描く筆は好きだな。三期でタカヒロ、相当好きになってるな俺…。
いつものお姉ちゃん安請け合いでドーンと前に出るも、リゼちゃん相手だと天性の妹気質が出るココアさん。仲良いねぇ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月30日
よくもまぁ、チノちゃんの前ではお姉さんぶってられんな…”らしく”ない事をしたくなるほど、デカいLOVEなわけね。
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一期の自己防衛的塩対応が嘘のように、リゼとココアさんに挟まれたチノちゃんは甘え、はしゃぎ、喜んでいる。ええこっちゃでホンマ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月30日
クールな顔を作りつつもスタンプにソワソワして、お風呂場で満面笑み。
これが、ココアさんがお姉さんぶることで手に入れたモノよ…。
今回はラビットハウスに越してきたリゼを通じて、彼女たちの構えない日常がどっしり描かれる話だったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月30日
寝て、食事をして、風呂に入って勉強する。
そんな当たり前の日々にみっしりと、笑顔と優しさが詰まる。幸福な日々を生み出し、受け止めてくれる場所と人。
それを確認できて、とても嬉しい
スタンプカードが巻き起こす、不意の教師旋風。彼女を教職に導いた小学生たちも、色んな先生とキャッキャウフフだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月30日
『なぜチマメが小学生ではないのか?』に関しては、語りだすと三時間”飛ぶ”のでココでは省略します。自分は小学生であるべき派です。
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千夜先生の”嬉しい”を読む問題に、照れるチノちゃんが良かった。キミは色んな人の幸福を広げてるんだから、もっと堂々としてエエんやで…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月30日
EDでもそうだけど、自分の中に湧き上がる感情、それが周囲に生み出す幸福にどういう顔したら良いのか、時々わからなくなる不器用が…俺ホント好きで…。
そういう子の満面笑顔を開放したのが、リゼのスタンプカードだってのなら、これはもう”功徳”ですよ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月30日
色んな人がチノちゃんの人生に関わって、笑顔を生んで笑顔を貰う。そういう喜ばしいループが随所に見れるのが、このアニメの好きな所です。
その一つとして、ポニテ芋ジャーで後輩にしっかり付き合う、貧乏特待生もあるわけですよ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月30日
マもチノちゃんとは別の意味で、善徳の扱い方が下手くそな子だからな。一生照れてて、非常に可愛かった。
みんな奥ゆかしいよね…謙遜という美徳ッ!
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子供らが自由に、愛おしく元気に生きる姿を書きつつ、それを見守る”親”の視線が強く入るのは、今回結構独特だな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月30日
オチが親子の激エモドライブになるので、そこへの導線をさり気なく引いていく、ということなんだろうけども。
優しくあろうとしている世界の輪郭を、護るのが誰なのか。
前回と合わせて、それが良く見える回だなー、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月30日
三期はラビットハウスを中心に作り上げられた、身内の暖かさと同じくらい、その外側に広がっていく、輪郭を守ってくれる色んな人の描写が強く感じる。
チノちゃんと子供のふれあいシーンが、多いところとかね。いい感じ。
そんな視線を知らぬまま、乙女達の青春は弾ける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月30日
先を行く二人に追いつけないと焦るメグを、しっかり救うリゼ先生。友達が大好きだからこそ、自分と比較しちゃう暗さがクレイジーなテンションに混ざってて、なかなか好きなやり取りだった。
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メグは自分が遅れているという認識だけども、なりたい自分を真っ先に見つけて、一歩ずつ進んでる安定感は三人で一番だと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月30日
でもそういう良いところって、自分じゃ見えないから焦るんだろうなあぁ…周りに助けられつつ、適宜姿勢を正せるのも偉い所。
多分チノちゃんもマヤも、『他の二人に比べて遅れてるなぁ…』という意識があって。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月30日
それが相手を妬んだり、自分を下に見る陰りに繋がらないのは、木組の街を支配するルール故であり、彼女たちの人徳でもあり。
適度に暗さを描くことで、前者の割合が大きくなりすぎないのは良いやな。
幸せいっぱいに日が暮れて、帰ってみれば友がいる。リゼ先生の頑張りに報いるべく、家庭料理のサプライズ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月30日
これが”ごちそう”になるリゼの家庭環境に、微かな涙を絞られつつ、暖かな一日の終りである。
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優しさに優しさ、恩義に恩義。善き反復と笑顔に満ちた、いつものラビットハウス。幾度描かれても、とっても良い…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月30日
リゼ軸で回した今回、ココリゼの友情が濃い目に確認できたの良かったですね。チノココの影に隠れて、なかなか見えにくい部分なんで…。
夢のような時間は終わり、少女は”家”に帰る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月30日
『明らかに二分前と世界観ちげーだろ、この撮影!』という感じの、しっとり重たい親子の時間。友達と笑い合うだけじゃ、解決しない問題。
夕暮れはいつの間にか、青い夜へと色を変えている。
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父が目の前の問題…というか、自分の夢を見つけて成長している娘に堂々向き合えていない間、リゼの顔はカメラに捉えられない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月30日
自分を一人の人間として認め、対等に付き合って欲しい。
そんな想いは、かつて(あるいは、今も)守られる立場だからこそ。それは、友達との幸せな時間には、生まれない感情
あるいは、先を行く二人に追いつこうと焦ったメグと同じ幼さと健気が、”リゼ先生”にもある、という構図かもしれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月30日
どれだけ歳を重ねても、変わらないものは確かにある。
それを教えられたら、素直に”ごめんなさい”と”ありがとう”を。
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ムーディーな光の中で、複雑に変化する親子の表情。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月30日
ここまでパステル調の朗らかさで画面を埋めてきたからこそ、この明暗は良く刺さる。
こういう難しさも、人生にはある。子は育ち、親に教える立場にもなる。
…そういう変化に、死者であるチノちゃんのお母さんは隣合えないわけだけど。
最後にリゼが微笑めたのは、親子の間で変化していく時間をお互い抱きしめられたのは、やっぱりそこに至るまでのパステルの世界があればこそだと思う。あとタカヒロのアシスト。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月30日
”リゼ先生”という夢をしっかり掴める強さと優しさが、自分にあると実感できたから、最後のスタンプを押せた。
そういう話だったのかなぁ、と思いました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月30日
親子の対話でガラッと雰囲気を変えて、しっとり終わらせる運びが良かったですね。”いつものごちうさ”が、どういう場所に繋がり、どこから生まれてくるかがよく判った。
リゼ軸で”いつもの”を描くことで、新鮮な風も吹いたし。
親父と喧嘩して家を飛び出すシーンを、直接描かずぶっ飛ばす所が、巧みなストレスコントロールでもあるか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月30日
怒声と軋轢は世界観を濁らせるので、ダイレクトには描かない。しかしそこで生まれる当たり前のネジレ、それを解いていく日常と、確かな変化はしっかり積む。
何描くかスゲー考えて作ってる感じ
リゼが選び取った”先生”という未来が、どんな幸せを掴むのか。その予行演習として、とても温かいエピソードでした。スタンプに”眼帯うさぎ”を選んでる時点で、何が大事かよく分かんだよなぁ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月30日
時は流れ、人は変わり、それでも繋がるものがある。木組の街の物語は、まだ続く。
次回も楽しみです。