ストライクウィッチーズ ROAD to BERLINを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月9日
ついに始まった伯林奪還作戦、”オペレーション・サウスウィンド”。
宮藤を防壁に一気にコアを叩く初撃は、”ヴォルフ”の張り巡らせた罠と物量により失敗に終わる。
逆撃の超巨大爆撃ネウロイに、立ち向かう501。
キールが、人類の希望が潰えるその時…。
そんな感じの、最終決戦スタート! まずは大ピンチから!! な、RtB第10話。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月9日
流石にクライマックス、空戦空戦また空戦と、毛穴からアクション汁が吹き出しそうな濃厚バトル回であった。
流石にシリーズのラスボス、ヴォルフさんは緒戦からなかなか圧力高い戦線を組んで来る…盛り上がるねぇ!
新米ながら501の一員として、必死に奮戦する静夏。その激闘がもたらした予断と負傷。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月9日
決戦兵器として温存されつつも、伸るか反るかの大勝負に思わず空に舞った宮藤。
扶桑組の血潮も熱く、情熱はありつつも勇み足とはならない話運びも良かったです。芳佳も静夏も、あれはしゃーない。
あと、パットンが終始萌えキャラだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月9日
玄田さんの声が存在感満載で、いつでもテンション高く感情を素直に暴れるので、なかなか可愛いやつだ…。
B-17の猛烈爆撃といい、おじさん達も戦争やってる感をRtBは大事にしてる感じね。パンツもオヤジも、みんなで人類!
というわけで、前回ロケット防空網を叩いたことでついに本格始動、”南風作戦”である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月9日
B-17による飽和爆撃で”ヴォルフ”の本体を裸にし、宮藤のチートバリアを盾にして、一気にコアを叩く。
上手く行けば一発勝利…だからこそ不安。
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ミーナ隊長の芳リーネ推しに。ガン曇りする静夏。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月9日
この段階では『私が宮藤さんの一番なんだぁあ!』という方向で暴走するかとも思ったが、RtBはそういう安直な舵取り、あんましないね。
命令違反やるにしても、そうなるしかない状況作ってやらせる印象。
最強のエース軍団に混ざるには、静夏は経験も実績も足りない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月9日
しかし彼女なり必死に飛んで撃って、宮藤を支えてきた。だからこその自負、だからこその負い目。劇場版の激情暴走から、相当に変わっている。
タイトルにもある通り、今回は静夏回だなぁ…。
そんな陰りを抱えつつ、作戦は順調に進む。パットンの爆裂テンションが面白すぎる…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月9日
気化爆弾の釣瓶撃ちは、狙い過たず”ヴォルフ”の覆いを外し、コアがむき出しになる。
しかしミーナは、戦場に安楽なしという戦士の気概を崩さない。
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危惧したとおりに伏兵が空から降り立ち、ベルリンの壁が十重二十重、501と爆撃機を取り囲む。宮藤のチートバリアを間近で見て、驚くパットンたんが可愛い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月9日
ヴォルフ・コアはベルリン市街に着地、コアを守りつつ兵力を展開。
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やりすぎ感すらある圧倒的物量と、凶悪な火力。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月9日
鈍足のB-17は狩場に迷い込んだ鴨であり、バンバン落とされていく。
ここまで501単騎での空戦が多めだったので、一般兵種の被害が沢山描写されると、戦闘のスケールを感じるね。アホみたいな人命が、秒で消し飛んでんだよなぁ…。
※訂正
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月9日
×アホみたいな人命 ○アホみたいな数の人命
それでも…だからこそ退けない伯林決戦。とはいえ、最後に勝利を掴むためには、目の前の苦渋を飲み干さなければ行けないときもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月9日
決戦兵器として、宮藤を温存する。今は耐える時。
その命令に、芳佳も静夏も従って戦う。
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静夏ももはや守られるばかりの新兵ではなく、自分なりの武器を掴んで殊勲を上げる、立派な戦士である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月9日
リーネ隊長のアドバイスを受け、見事コアを捉えて撃滅する。力尽きて落ちそうになっても、仲間が助けてくれる。
静シャーリー、キテるね…。最後のカバーもシャーリーだったし。
頭に登った血を覚まし、健在を伝える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月9日
第6話や第9話でも印象的に使われていた”通信機”は、人類の力たる連帯や対話を上手く象徴する。
これが崩されるとヤバくなると、後半チャフによる通信障害でも見せる今回、耳のクローズアップは結構大事な演出か。
というわけで、緒戦はかなりの負け戦。しかしその実情は、ベルリン奪還に湧く世論への影響を考慮し、景気のいいネタだけが新聞に乗る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月9日
アントウェルペンを潰され、キールを取り戻す。
補給を大事に書いてきたRtBだが、戦時広報も濃く描くよね。
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アガる空戦が何に支えられ、どう社会と連動しているのか。RtBは501を取り巻く社会を、色んな角度から書こうとしてる感じがある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月9日
その広さが、少女個人の思い、彼女たちの連帯を深く掘り下げる邪魔になってない…むしろ助けているのは、なかなか豊かな筆致だと思う。
救国の英雄に祭り上げられた静夏の浮かれっぷりも、芳佳のロッテに選ばれなかった曇り顔の裏側だと考えると、スッと腑に落ちるし。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月9日
この大将首で、ようやく宮藤さんと並べる。
その喜びが成功体験となり、思考を縛りもする。なかなか難しいなぁ…。
というわけで、パットンの癇癪が炸裂する中、謎の最終兵器もお目見え。よっしリベンジ行くかッ! …と思ったら、今度はネウロイさんのターンである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月9日
ここで芳佳は伝家の宝刀・命令違反を抜かずに、仲間を信じて地上に張り付く。
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さーすがに後輩もいる古参兵になった芳佳に、脳髄直結な大暴れさせるのもクドいわけで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月9日
静夏の実力を信じ、あえて待つ成長を描く上でも、ここの運びは良かったと思う。
まぁ結局は鎖を引きちぎって飛ぶんだが、土壇場までしっかり待ったのは良い変化だった。
圧倒的なサイズと火力で押し込む、超大型爆撃ネウロイ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月9日
魔眼持ちのもっさんが抜けたことで、コア探しに手間取る苦労が、空戦の中しっかり描かれる。
こういう形で501の戦型変化、だからこその苦労を描くのは、もっさんの株も上がって良い。
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見えない核を探し求め、静夏は直近の成功体験にすがる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月9日
ここで巧いなぁ、と思ったのは、ミーナ隊長が”下”に賭ける決断を通信で受け取り、OKを出してる描写だ。
静夏は自分の経験から情報を読み解いて提出し、上官の判断を仰ぎ、それに従って奮戦した。軍人の範となる行動だ。
焦りはもちろんあったし、ネウロイの欺瞞に引っかかって負傷もしたが、それは決断の結果である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月9日
この後作戦を遅滞させ、宮藤という切り札を切らせた自分を静夏は攻めるんだろうけど、それが過剰だと思えるよう、描写がアリバイを組んでくれてた。
キャラを大事にする描写だったと思う。
というわけで、アントウェルペンでも炸裂した大質量による直接打撃が、曇天より迫るッ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月9日
『たかが特攻一つ、シールドで押し返してやる!』とばかりに、ミーナ隊長が手で押し留め…ようとして足らない!
ならチート主役の出番でしょ!
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空から迫りくる災厄として、超大型爆撃ネウロイをしっかり書いた結果、それを跳ね返す宮藤の頼もしさ、代償の重さもよく伝わってきた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月9日
盤上打てる手はそれしかなかったわけだが、さて最終決戦、最強の盾を欠いて人類はどうするのか。良いピンチの書き方だ。あと静シャリキテる…。
今回見守る(しかない)役として、白服のもっさんが結構大事な位置にいたと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月9日
それは”待て”を命じられた芳佳と同じ焦燥で、しかし彼女には翼がまだある。
片道切符でも、誰かを護るためなら宮藤芳佳は飛ぶ。
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芳佳の『これ以上命が奪われて欲しくない…』という焦りに共鳴させるべく、初撃でバカスカB-17落とさせたのかな、と思ったりもする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月9日
アレを間近で見て、しかし直接救命に関われず、決戦兵器として下がるしかなかった痛みが、決意の飛翔に繋がったのかなー、みたいな感想。
キールに降るは涙雨。沢山の命を護る代償に、英雄は翼を失った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月9日
ベルリンを取り戻すための闘いは、犠牲を払いつつまだまだ続く。
リーネのタイツに染み込んでいるのが、雨か涙か判らん所が、叙情があって良いと思うね。
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身に刻まれた傷、心に刻まれた痛みに耐えかね、静夏がぶっ倒れた所で次回に続くッ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月9日
おそらく強く自責するだろう彼女を、再び立たせることは出来るのか。戦場の雲に覆われて、大切なものを見誤るのか。
そして、英雄は再び空に舞うのか。
なかなかいいヒキである。どーなるかな。
というわけで、緊迫感のある激戦が次々押し寄せる、まさに最終決戦でありました。これでまだ序盤…まさにクライマックスだね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月9日
油断を許さず移り変わる戦況にハラハラさせられつつも、空戦の中にキャラクターの想いがしっかり宿る描写が多く、非常に良かったです。
ピンチの作り方に不要な摩擦が少なく、『まぁこの状況ならしょうがねぇな…』と、色々飲みやすく整えてくれてたのもありがたい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月9日
ここら辺のヤスリがけは、RtBの特徴だと思う。
どこに角が立ってるか、キャラ描写も話運びも考え抜いて、お出ししてる感じ。
扶桑の英雄二人が涙雨に倒れ伏す中、一度動いてしまった戦争は止まらない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月9日
故国奪還に燃えるカールスラント組、戦友を支える501の仲間。皆の思いを乗せて、まだまだ”オペレーション・サウスウィンド”は続きます。
RtB終盤戦、非常に面白い。次回も楽しみです。