アイドリッシュセブン Second BEAT! を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
導火線がついに、クローバーの火薬に辿り着く。
環を護ろうとついた嘘、己を縛る生き方の鎖。
壮五が一人抱え込んだ重荷が、環を深く傷つける。
だが、俺達は一人じゃない。
間を繋ぎ、過ちを正し、新しく進む道を示してくれる仲間に、今背中を預けて…。
ドリルで扉をぶっ壊しマース!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
そんな感じの純情過激派アイドルアニメ、アイナナ2nd第13話である。
ずっと溜め込んできたMEZZOの爆弾がついに炸裂し、環ボーイの涙が溢れる。あんたがいてくれてよかった龍之介、ありがとう大和と陸。
そして運命の再会、うっかりヤっちゃうところだったZE!
笑って良いのか泣けば良いのか、とにかく感情を揺さぶられるエピソードであり、大変楽しかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
壮五のドリルとか理ちゃん危機一髪とか、バイオレンス色濃いめのネタが良いスパイスになってて、荒れ模様ながら妙に楽しい感じだったのが良かったです。
SDギャグ調とはまた違う、独特の”ヌキ”。
あと九条のヤローのドス黒さがジクジク滲んできて、二章クライマックスに向けてきっちり整備もしてきた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
ゼロを超える奇跡を求めつつ、同時に新しい可能性を否定する。矛盾と混濁に縛られながら、”親”を気取って子供に手を伸ばす。その掌に、宿る瘴気と禍々しさ。
アイツだけ、雰囲気が”呪術廻戦”な…
つーわけで、真をえぐった嘘から始まる今回の物語。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
環迫真の問い詰め、歪んだレンズに反射する壮五。
『ああ、演技で良かった。MEZZOは仲良し!』と息をつかせておいて、後にこの強い演出を本番で再演するリフレイン…相変わらず別所コンテはキレてるな。
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※訂正
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
×別所コンテ ○加藤コンテ
壮五はひとり抱え込んだ嘘に苦しみ、いつか糾弾される日にビクビク怯えている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
その予感は果たして現実になるわけだが、ここで予兆されていた二人きりの孤独は、爆心地にはない。
そこには龍之介が間に立ち、大和と陸が壮五を受け止めてくれる。
大人びた態度で環を導こうとする壮五も、歪んだ家庭事情と過学習により、人間としての強度が高いとは言えない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
一人で受け止めたら、全てが壊れてしまう。
そんな不確かさ、孤独な不安を、ドラマの演技で縁取っていく話運びは、非常に巧い。
ここでハラハラしたから、本番で仲間がいて安心するのね。
環が迫真の演技を頑張るのも、九条に対しちゃんとした態度を取るのも、壮五が兄貴分として時にしかり、時に褒めて導いた成果だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
褒めてくれるから、頑張れる。
そのシンプルで幼い行動理念は、環がどれだけ愛に渇いているか教えて、どうにも切ない。
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九条の奥に揺蕩うドス黒さに、子供二人は気づけ無い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
環は無邪気に『あんたが親父だったら良かったのに』と言ってしまうが、その手に捕まえられたアンタの妹、なんか凄いネトネトになってるよッ!
ここで九条が、壮五とおじさんの関係を判ってて刺しに言ったか、いまいち確信が持てないんだよなぁ…。
九条の魂は分裂気味というか、過去を永遠にし現在を否定する部分と、ゼロを乗り越え新たな伝説を生み出す野望が、相互に認識されないまま同居してる感じがある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
先に進みたい気持ちが嘘じゃないから、天を”九条”にし(彼ほど才がない理ちゃんは”四葉”のまま)たのだろう。
同時に瞼に焼き付いたゼロの残光に囚われ、それを越えていこうとする若者に、自慢の演出力でショーアップした呪いを叩きつけもする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
外面の整え方は上手く、”いい大人”の側を見せて他人を操作する能力も高い。壮五よりよっぽど、嘘が巧い。
だがそれ故に、自分が何をしたいのか分からず、周囲を巻き込みながら迷走している感じも強くある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
純朴なMEZZOが見抜けない(が、受け取ったコーヒーを飲む描写はない。二人はその色には染まらない)九条の泥を、天にいは感じ取ってる気配もある。
まぁ…”親”だからな…。
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ライトグリーンの扉を抜けて、広がるモノトーンの荒廃。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
親子を隔てるのは、廊下に反射した電灯のラインだ。
微笑みながら愛息を励ますその口が、ゼロの呪いを捏造し、街に広げている。
トマレ、ススメ。
矛盾する行動指針両方が、多分嘘ではない。だから恐ろしい。
自分にゼロの超越を期待する”親”が、その実時を巻き戻してゼロそのものの復活を願っている…だから、新たな息吹を否定する気配を、天は暗闇の中感じ取っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
闇の中救い出し、プロフェッショナリズムの背骨をアイドル・九条天に与えてくれた存在。尊敬も感謝もしているだろう。
しかしそこで盲目になれない鋭さが、やはり天にいにはある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
彼はファンの目に映る自分、ファンの心のなかにある自分を凄くストイックに見ているので、どうすれば他人の期待に誠実であれるのか、常に考えているのだと思う。
それが、”親”の矛盾した不誠実も見抜いてしまうのか。
それでも仮面の内側には、まだ踏み込めない。顔のない呪いの正体を、暴くには遠い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
こけら落とし公演に予期される嵐は、九条天が”親”を越えてより強くなる歩み、それが”九条”に関わる”四葉”や”七瀬”も変えていく、運命のドミノ倒しになりそうである。
イヤホント…無茶苦茶迷惑だな鷹匡。手広げすぎ。
そんなバックステージの闇をはねのける、陸の満点スマイル。サラダ美味しそうッ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
まぁそういう無邪気は病で消えて、MEZZOの爆弾が一気に着火するんですけどね…来るべき時が来たなぁ。
パーツで切り取られた接写の歪さを、サスペンスに活かす演出はさすが。
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壮五が(おそらく、彼自身のセルフイメージがそうであるように)”大人”なら、嘘の破綻を招くクローバーを持ち歩きはしないだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
がっちり固めて、手の届かない場所に隠そうとするはずだ…それこそ、鷹匡のように。
しかし、彼はまだまだ不安定に揺れる、環と同じ子供だ。
それを伝えなければいけないことは判っていて、しかしいつ、どのように伝えたら良いのかわからない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
それを上手くやりきる自分にも、受け取る環にも信頼が置けない。
もっともらしいミスのなさだけを評価される”家”で形成された自我は、独立しているようで腰が弱い。
そこで家風に染まって、自分にも他人にも嘘を貫ける利己主義者になれなかったところが、壮五の良さでもあるのだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
家に歯向かってでもおじさんに優しくしたかったのに、できなかった。
その体験が彼の自己評価を下げもするが、負けたからこそ正しくありたい気持ちを支えもする。
かくして冒頭の嫌な予感、地獄のリハーサルは再演され、瞳の中でお互いの姿が歪んでいく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
MEZZO大爆破! IDOLiSH7完ッ!! となりかけたが、そこには俺達のアニイがいるわけよ…。
いやマージ、子供二人だと終わってた…保護者同伴って大事。
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調子のいい嘘で固めて、自分を愛しているふりをしてた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
周囲の期待に応える”良い子の環”になるよう、自分を操作していた。
環に言われて初めて、壮五は己の不誠実に気づく。
それはおそらく、壮五が”家”でそうなるように躾けられた、呪いの再演だろう。
人は周囲から与えられたようにしか、周囲に与えることはできない。自分がどう歪み、何を傷つけているか気づくのは簡単ではない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
壮五がイメージできる”成功”は、”家”を飛び出してなお”良い子”でいることで…それが、環を深く傷つけていた。
”良い子じゃない環”も、まるごと愛してほしかった。
そんな歪さが全部ウソではないと、ここまでの描写で示しているのは好きだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
挨拶をする、遅刻をしない、自分のやりたいことだけ押し付けない。
壮五の”良い子”指南は、たしかに環の評価を変えてきた。失った信頼を一個ずつ、行動で取り戻してきた。
しかし、それじゃ取りこぼすものもある。
最悪の父親に傷つけられ、受け止めてくれる母も失った環は、自分を肯定してくれる愛に強く渇いている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
差し出すことなく求め、奪う子供っぽさを少しずつ変えようと頑張っていても、魂の根っこは簡単には変わらない。
また、無駄だった。欲しかったものは、全部ダメになる。
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自分の努力も、壮五の愛も嘲笑う歪んだ表情に、龍之介は毅然と立ち向かう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
ここで道を示さなきゃ、この子はダメになっちまう。
そう感じたら、必要な行動を躊躇わず即決できる男(ひと)なんだよなぁ…。
壮五の足腰じゃ、環の震えを背負いきれないと、一旦外に出す冷静な判断。
それは全霊を持って人間一人を支えきる、強い決意に裏打ちされている。頼れる男だ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
沖縄で、弟妹にも同じように毅然と向き合ってたのかなー、と思う。あるいは父母に、誠実に向かい合ってもらえたのかな、と。
やっぱ人間基本、与えられたものしか与えられねぇわな…。
だがそれは過ちの無限ループを意味するものではなく、新たなふれあいの中で学び直し、己を変えることも出来る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
部屋から出た壮五の前には、二人の仲間が立つ。
部屋に残った環の前には、一人の男が立つ。
1/2、1/7。俺達は独りでも、ゼロでもない。
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ここで環の涙に、自分の体験を優しく手渡しつつも、正しさを厳しく突きつけた龍之介は偉いと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
あんまりにも環ボーイが悲痛に泣くので、俺だったら絶対『オーヨチヨチ…判る、判るよぉ…』って甘やかしてる(環が泣くの辛い人間)
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最初は離れていた距離が、厳しくも正しい指摘で、幾度でもやり直せる強さへの信頼で、自分たちの過ちを曝け出す素直さで、一歩ずつ縮まっていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
龍之介は環の涙を無視し、上から目線で正しさを押し付けはしない。自分も間違え、弱い存在…けして”良い子”ではない一人として、想いを伝えていく。
自分の抱える正しさに相手を誘導するのではなく、相手が何をしたいか、何を見ているかを引っ張り出す。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
自分に向ける敬意を判っているから、最悪の出会いから始まったTRIGGERが環の眼にどう写ってるのか聞く。
それは周囲の期待に答えて作った嘘ではなく、環の中にある理想…”こうなりたい自分”だ。
結局ダメだった。嘘で固めて、愛してくれなかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
そんな絶望から這い上がる力を、龍之介は環の内側から引っ張り出す。
『お前を愛して、褒めてあげるよ』という取引ではなく、誰かを好きな自分を諦めなくても平気な、強い自分をイメージさせる。
それを、大人として引き受ける。
『見てるかぁ九条…これが”親”、これが”人間”、これが”アイドル”だっ!』という感じの満額回答で、いやはや素晴らしかったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
環の涙をしっかり見つめつつも、そこにある甘えを指摘し、正し、しかし自分の理想を押し付けはしない。
児童に向き合う姿勢が、無茶苦茶バランス良いんですよね…。
環が愛して欲しいと思うのも、それが満たされた無くて苦しいのも、乾きを満たそうとして頑張ったのも、それが上手く行かなくて絶望するのも。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
全部ウソじゃない、血の通った本当じゃないですか。
そうやって荒れ狂う真実に、釣り合うだけの本気を龍之介は差し出してくれてる。
それが平時のふるまいから滲んでいたから、環は『兄ィ』と呼んで慕っていて、安易に涙を受け止めてくれない厳しさも、自分のためだと飲み込める。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
与えるだけも、都合良く奪うのでもなく、引き出し、隣り合う。そんな正しさに、環が道を開いた瞬間でもあったと思います。ありがたい…。
そして俺らのヤマチャンも、アイナナの兄貴として最高の立ち居振る舞い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
環から相談を受け取り、寄り添う立場として、壮五が押し付けていた”良い子”のイメージに非常灯を灯していく。
お前は、お前が思ってるほど強くも正しくもない。
©BNOI/アイナナ製作委員会 pic.twitter.com/sdw1pMWX0j
ビシバシ行くヤマチャンの緩衝材となる、陸のイノセント・スマイルが可愛すぎるけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
ここでも大和は正しさだけを上から説教するわけでも、環だけの味方として彼の辛さを代弁して終わりもしない。
『お前が頼ってくれなくて、俺は寂しい』
血の通った自分を、しっかり差し出していく。
嘘で繕った防壁を外して、赤心を率直に突きつけること。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
それが、”家”の呪いを引っ剥がして、与えられた以上のものを周囲に与えられる自分を作る、大事な切っ掛けなのだと思う。
間違え、苦しみ、暴れる相手をただ遠ざけるのではなく、自分の理想に引き寄せるのでもなく、異質な他者として隣り合う。
凄く難しいことにヤマチャンは向き合ってて、偉いなぁ、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
まぁキミ自身も核地雷を抱え込んでる形だが…完璧な人間なんてどこにもいないからこそ、1/7を集めて7にしとるわけでね。
今やるべきこと、出来ることを果たし、仲間の苦しみを背負って道を正す。そういう事が出来るのは偉い。
こうして考えると、完璧な理想像、無垢なる原点として機能してしまっているゼロが”ソロ”だったのは面白いなぁ、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
彼自身もけして孤独な完璧などではなく、春樹やHAWKと肩寄せあって、一歩ずつ伝説になった当たり前の人間だと思うけど。
九条はそこら辺、全部ぶっ飛ばして理想化しとるか…
気付かされた己の歪み。それを越えていく決意。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
壮五のヤバ気質が唸りを上げ、ドリルでルンルン回るんるん! おじさん…俺ヤるよ!!
環が身を沈めている闇を、強引に突破し光に進んでいく。意図はわかる…だがドリル。
生粋のアイドル・テロリストッ!!
©BNOI/アイナナ製作委員会 pic.twitter.com/Y1vCoEzdmf
というわけで、壮五は全然”良い子”じゃないのだ。大学入ったのにバカなのだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
”家”が期待したイメージに合致するよう、本来の自分に枷をハメていたことに、壮五は衝突の後向き合ったのだと思う。
だからドリルで壊しまーす!
生粋のアイドル・テロリストッ!(二度目)
この獣性こそが壮五の”素”だから、明暗入り混じった状況を強引に突破し、『あらゆる手を使う』と宣誓した時には、薄暗いながらも陰りのない光に、身を置いてるのかもしれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
まぁ、自分を出して向き合うのは大事よね…ヤマチャン、アンタ”怪物”の鎖、切っちまったかもしれねぇヨ?
それはそれとして迫る本番、仕掛ける妙手。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
ゼロを超える新時代を世界に告げるために、三者三様の輝きを刻むステージ。
そこに伸びる、過去の長い影。
踏み込むのはアイナナの切れ者、和泉一織である。もう”美しきなまくら”とは言わせないッ!(言ってない)
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過去に踏み込まれた時の、千の指に走る戦慄。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
ゼロに”アイドル”への憧れを刻まれた三月が、九条を縛る呪いを呟く瞬間。
相変わらず細やかなカット割りが鮮烈で、良い緊張感のあるシーンだ。
仮面の奥の真実暴露に向けて、滑走路作るねぇ…。
豊かな演出に支えられて、九条への疑念はもはや確信に変わっておるけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
彼は現役世代が様々なカルマに捉えられつつも、それを引きちぎって前に進もうとする姿勢に置かれた、一種のカウンター・ウェイトなのだと思う。
三月とゼロの出会いは、輝かしい憧れを生んだ。
それに導かれて進んだ道で、沢山傷つきもしたけど、歌い踊り、仲間の肩を借りることで、痛みは強さに変わっていった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
Re:valeは”てっぺん”に一番近い場所にいながら、貪欲に前に進み、伝説を超えた今を刻もうとデカい企画の真ん中に立った。
皆、今を生き前に進んでいる。
対して九条は過去に囚われ、ゼロを超える姿勢を見せつつも、時を巻き戻して呪いをバラ撒き続けている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
姿を偽って撒き散らす嘘は、それを受け取る大衆…観客をナメた態度だ。
ホントのことを言わない危うさ(と、その乗り越え方)は、今回環と壮五を中心に色濃く刻まれた。
人間嘘で操るし、それを知りつつ報いようともする。傷ついて、導かれ、支えられ、迷う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
そんな人生迷路に間違えきってしまった、”良くない大人”として九条はいる…と、シンプルに切れないのが面白いよね。
クズだけど、アイツを突き動かしている輝きは、アイナナちゃんと変わりがないもん、多分。
綺麗だから憧れた。夢だから忘れれらなかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
そういうもので舞台が動いているのは、今も昔も同じ。
でも祝福は呪いに転じて、新しい呪いを生み出していく。嘘の上に嘘が重なり、自分が何を求めていたかもわからなくなっていく。
それを教えてくれる仲間も、もう九条の周りにはいない。
いなくなったから、ここまで歪んだ、とも言えるか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
この大きすぎる不在はRe:valeにも投射されてて、百と千と万の愛は複雑すぎる色合いで、お互いを縛っている。
それでも過去が呪いにならないように、Re:valeは必死に踏みとどまっている。
自分を、相手を、ファンを、世界を歪み無く見ようとしている
混ざり合う白と黒が、どんな魔法を生み出すか。こけら落としライブは近い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
一方壮五は、”家”へのこだわりを捨て、使える手段をマジで総動員してきた。いいぞ…もっとむき出しになれ、泥に汚れろッ!!
プライド? ありますよ。あるから何だってやるんです。
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ドリルを突破口に、壮五が凄い勢いでムケてきて大興奮であるけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
あれだけ疎んでいた”家”の名前を横車に、全国生放送で爆弾投げ込むテロル。
どうするべきか悩んでいた”良い子”は鳴りを潜め、やりたいことをノーブレーキでブッ込む悪魔が生まれたッ!
かくして壮五の勇み足はとんでもない連鎖反応を生み、運命はトンチキな方向に猛ダッシュ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
『ぶん殴ってやりてぇ…』と言ってた環が、ほっぺムニムニですましてる辺、MEZZOの関係が善くなったと分からせてくれて有り難い。仲良くしな…永遠にッ!
©BNOI/アイナナ製作委員会 pic.twitter.com/GlWwdBJuyd
まぁ理ちゃんと環がどうなるかは、さっぱり読めねぇけどな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
液晶から投げつけられたとんでもない爆弾に、『兄ちゃん!』と”素”が出てるのはいい傾向だと思うけど、どんだけ深く”九条”が刺さってるか次第、かなぁ…。
アイツほんと、ダメダメなエゴ汁を自分で抑えきれず、子供染めてるのがダメ。
というわけで、長い間埋まってた四葉の爆弾が炸裂し、周囲の助けで何とか堪え、生粋のアイドル・テロリスト(三度目)が覚醒を果たすエピソードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
俺はクールガイ気取りが自分の中の”獣”を呼び覚ます展開が大好きなので、ドリルが出た時はリアルに声出た。最高です。
二人だけなら、リハーサルのように悲痛な分断で終わってただろう衝突。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
しかし龍之介と大和が”大人”としての理想を体現し、間を繋ぎ道を示してくれた。陸の無垢なる笑顔が、苦しみだけが人生ではないと教えてくれた。
仲間は本当に有り難い。
1/7の、1/2の自分を受け入れ、頼る強さを手に入れる。
その結果があのテロリズムなんだから、壮五は現代日本に生まれてよかったね…帝政ロシアとかだったら、確実に爆弾(物理)抱えててたよ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
”良い子”の檻に抑圧されてた獣を、良い方向に導けるのも仲間あってのことですね。
こうして考えると、壮五は環的に、環は壮五的になってくだな、MEZZO。
入り交じる人の想いは、ときに奇跡を呼び、ときに呪いを生む。輝かしい奇跡こそが、呪いの源泉ともなる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月13日
そんな人生劇場の集大成、ゼロアリーナ公演の引き金を引くのは、俺達のTRIGGER。
ついに開演(はじ)まっちまう、アニナナ二期クライマックス。楽しみしかねぇぜッ…!!