呪術廻戦を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月17日
一つの戦いが終わり、新たな日々が動き出す。
虎杖悠仁は学園に戻り、京都との交流戦が始まる。
朗らかな青春の一ページ…というには、どす黒いものが渦を巻くせめぎ合い。
火花散る激闘の中、紡がれる物語とは…!?
そんな感じの新章開幕、なんだか異能学園バトルモノみたいだぞッ!? ていう第14話。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月17日
いやまぁ、順平のエピソードが呪いの真髄を凝縮した、泥の塊みたいな味わいだったからね…急に明るめのノリで進められると、ちょっと胃がビックリする。
しかしまぁ、こっちの明るさもまた世界の真実なのだろう。
表向きの明るさの奥では、順平を飲み込んだ理不尽なドス黒さが脈動はしてて、京都の連中は虎杖くんのタマ取る気満々で試合に挑む。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月17日
湿り気強い同調圧の中でも、殺しに反発するもの、家の重さをにじませるもの、京都にも色々あるようだ。
以前カチ込んできて好き勝手やった連中は、まぁ言うまでもなく。
そんな面々とぶつかる中で、東京の連中がどんな地金を見せるか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月17日
そして五条先生が警戒してる内通者を入り口に、洒落にならない本気の悪意がいつ、横殴りをかけてくるか。
第2クールも、なかなか面白くなりそうな気配満点であります。相変わらずロクでもねぇなぁ…(褒め言葉)
つーわけで、敵も味方も戦いを終え、一息ついて新たな戦いへ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月17日
『どの面下げて無邪気に温泉入っとんだこのクズは…』という感じではあるが、邪気の結晶体が表面上無邪気っつうのは、ある種の一貫性はあるわな。
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呪霊が皆殺しにされようとも、宿儺を復活させ呪いを霊長の位置に押し上げる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月17日
百年後の荒野を見据える漏瑚には、呪術テロリストとしての矜持も見える。
その裏では大人たちが虎杖くんの傷を心配し、当の子供は比較的明るく、タフに惨劇を飲み込んでもいる。
『ナナミン、外資辞めても金融情報集めてんのね…』っつー感じだが、虎杖くんも賢い子供であり、大人の気遣いに報いるよう、意識して明るく振る舞ってる感じもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月17日
ここで過剰に凹まず抱えず、順平の死を一つの事実として腹に落とせてる所が、まぁ正しい主役である。
今後話が転がる中で、正しさを腹に落とせない大惨事も無茶苦茶に襲いくるんだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月17日
こうして手を差し伸べてくれる大人も、その時は隣にいないかもしれない。
しかし今は、虎杖くんと彼を取り巻く世界は靭やかに優しく、理不尽と死を膝を曲げていない。
そんなタフさは学園でも元気に踊ってて、ど田舎小娘は京都旅行にウキウキ盛り上がり、勘違いをへし折られて凹む。久々の野薔薇、やっぱ可愛いな…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月17日
明るく楽しい高専の雰囲気に、水ぶっかける京都の性格最悪軍団…
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って言いたいところなんだが、じゅじゅ散歩が効いてて『あ、多分あんま悪い連中じゃねぇな…』感が漂う顔合わせである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月17日
パンダに続いてメカ人間がサラリと顔出したが、彼はなんでメカなの? ALSで通学困難なので、ロボットで遠隔授業してるとか?
…自分で言って、洒落にならない世界観だと気づく。
この愉快な面々の誰かが、夏油一味に繋がる裏切り者。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月17日
虎杖くんが帰還する日常が緩くなりすぎないよう、特大級の爆弾を後に落としてくるわけだが…さて、誰だろうか。
まだまだ人となりもバックボーンも全然見えないので、交流戦の中でヒントが出てくると、なかなか楽しいなと思う。
さておき、超越知覚を持ちつつも人間のことは全然解んない五条先生が、また全力で空回りする中を虎杖くんは墓場から蘇る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月17日
な~にがサプライズだ。伏黒くんと野薔薇の顔見て言え!
またジジイ煽るし、ホントこの人最強だからこそ厄介だな…。
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まぁ五条先生としては旧弊な呪術界が束になろうと意にも介さないんだろうが、彼の周囲はそうも行かない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月17日
実際、虎杖くん一回死にかけてるしね謀略の結果。
五条悟以外の全てが、五条悟に追いつけない超越的孤独は、そのうち彼を追い込みそうな感じもあるけど…それもチートで踏み倒す、のか?
さておき、凄い生っぽくイヤな空気の中虎杖くんは復帰。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月17日
野薔薇のイラつきが、どんだけ虎杖くんの”死”に心を悩ませていたか語っている。
ラフな態度は素でもあろうが、照れ隠しも混ざっておろう。つーか五条先生と合わせて、ボコボコにされても文句言えんよ?
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葬式フレームでチャラにして、今は目の前の交流戦。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月17日
初顔合わせの先輩たちとも、スルリと距離を縮められるのが虎杖くんである。真希ちゃんが初対面呼び捨てなのも、変な壁を作んない感じで良い。
構えず、サラッと正しいことをする。東京高専の子らは、そういう性根が共通なんだろうな。
一方京都はジジイが本気の殺意で”圧”かけてくるし、過去の因縁と家の圧力で雁字搦めになってるのが何人かいるし、東堂は相変わらず無茶苦茶だし、楽屋の空気は最悪です!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月17日
いかにもいけ好かない感じの連中だが、腹ン中に何を隠したもんか…。
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京都チームのリーダーっぽい子は”加茂”の嫡流っつーことで、そらまぁ毛並みも良くて宜しい限りだが、呪術の古臭い本流としては宿儺の器・虎杖悠仁は”ケガレ”なんな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月17日
殺して祓い、平穏を取り戻すべき対象である、と。
しかし青い髪の三輪ちゃんは乗り気ではない感じ。京都も当然、一枚板ではない。
その裂け目にもう一個入ってる罅が、呪霊サイドへの内通。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月17日
この交流戦中に爆弾が破裂するのか、もうちょい引っ張るのか。そこら辺は読めないが、まぁ夏油達の手も長い、って話ね。
こうして考えると、人間と呪いが組んでるの厄介だな…。
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人倫を超越して純粋悪たる真人には、こういう搦手は思いつかないと思う。子供だし、アイツ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月17日
人間社会の酸いも甘いもタップリ流し込まれ、だからこそ呪詛師に落ちただろう夏油がいればこそ、希望や実益をエサに内通も誘える。
そしてこっち側の最高戦力は、そういう機微に徹底的に疎い。
呪力による力押し以外に、今後は複雑怪奇な政治とか、クソほど蓄積した歴史の重み、家格の呪いが顔出してきそうな感じもある。京都だし(直球のド偏見)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月17日
禪院姉妹のこじれた関係もあるし、対抗戦の中でそれも表に出てくるかなー、って感じ。
あの女、どう見ても姉が好き過ぎて大嫌いなんだよな…。
対抗戦に向けて湧き上がる空気の中で、伏黒くんは虎杖くんが背負った影にしっかり気づく。君も大概、虎杖くん大好きやな…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月17日
人間一人が救える魂には、どうしても限界がまとわりつく。
善人だけを助けると、伏黒くんが心に定めた現実の重たさ。
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順平の事件を通じて、虎杖くんもそれを思い知らされた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月17日
それでもなお、それだからこそ強く在りたい。
そんな正しさは、久しぶりにあっても変わっていない。
伏黒くんもヌボーっとクールに振る舞っているが、再開した虎杖くんが変わっていない…むしろより強くなってるのが嬉しい感じも漂う。
迫りくる陰謀の矢を、東京高専一眼となって跳ね除ける中で、それぞれの思いも顕になってくるだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月17日
だが戦いに挑む足取りはあくまで軽く、飄々と面白く。
久々のギャグ多め日常回が、シームレスにバトルに繋がっていく感じもまた、この作品らしいなと思う。
そして番外編のはずなのに、キャラ理解が別方向からガツガツ深まるじゅじゅ散歩。高田ちゃん情報、どんどん集まるなぁ…赤紐たぁ渋い好みしてるね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月17日
こういう女(ひと)にズブズブになる辺、禪院妹が心の底で何を求めているか、既に漏れてるよな。
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本編描写だけ繋ぎ合わせたら、協調性皆無のヤバ人間である東堂も、見た目(と声)通りのジャイアンではないことが判ってしまう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月17日
しかし本編では、バチバチの超暴力と陰謀がこの後荒れ狂うんだよな…心を何処に持っていけば良いのか、少し迷うね正直。
爽やかに笑いあった次の日に、呪いが全てを押し流しもする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月17日
そんな残酷な世界に生きていても、笑える瞬間は確かにある。
そういうモンを切り取っていく作品なので、全部が真実なのだと思うけども。
さて対抗戦では多彩な世界の、何処がクローズアップされていくのか。
上から押し付けられた虎杖抹殺司令に、京都の子たちがどう反応するかが、とりあえずの注目ポイントかな?
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月17日
”呪霊狩り競争”という健全(?)な構造は既にヒビ入ってるけど、何処で本格的に横殴りぶっ込んでくるか、そのタイミングも気になるね。
新たに動き出した物語が、どう転がるか。次回も楽しみです