呪術廻戦を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月22日
様々な思惑を孕みつつ、幕を上げた東西対抗戦。
重戦車のごとく迫りくる東堂に、相対する悠仁。
イレギュラー同士の衝突を横目に、呪術師達はそれぞれの敵手と向き合う。
お互いの矜持が擦れ合う戦場で、なんか知らん間に凄いところまでボルテージ上げてる男がいたッ!
そんな感じの東堂葵大劇場、呪術廻戦第15話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月22日
顔見世のときからやべーやつだったが、虎杖くんと接触した途端ヤバ力が三倍増しくらいで襲いかかってきて、マジ面白いなアイツ…なんなんだあの呪術ジャイアンは。
他の面子もアクションが動くと同時に、それぞれの表情が見えてきた感じ。
今後どのくらい真っ当に青春の差し合いやるかは解んない(おそらく、予定調和感を横殴りするサプライズが発生すると思ってる)が、じっとり殺意を込めつつもどこか爽やかなこのムードも、なかなか悪くない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月22日
まぁ順平エピが呪いの煮こごり過ぎたからね…少し、口を濯ぎたい…。
というわけで、地味にこの作品初の”群れVS群れ”な戦いとなる東西対抗戦。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月22日
計算不能な鬼駒たる東堂が、初手から乱入をキメてくるが、そこはイレギュラーにイレギュラーを噛ませる形で虎杖くんが吸収する形に。
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年季のあるパンダと真希ちゃんが上手くまとめる形で、東京チームは動きに統一感がある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月22日
東堂を制御しきれず、虎杖抹殺の意思にもズレがある京都とは、集団としての安定度がダンチって感じ。
このまま乱れた感じに漬けこまれるのか、悪役なりの連帯を見せるのか…転がし方が楽しみなところ。
東堂のパワーはまさに圧倒的であり、MAPPA謹製ステゴロ作画が、いい具合に暴れたおす。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月22日
いきなり頭血(ずじ)が出る容赦ない展開だが、まぁそれはそれとして、虎杖くんは東堂のトンチキ質問にもそれなりに生真面目、ちゃんとコミュニケーションする。
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暴力的な空間と、対話可能な距離感に壁が少なく、普通に会話しながら殴り合える心象が、虎杖くんの特徴の一つなんだろうな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月22日
五条先生言うところの”イカれ具合”というか。
その上で、東堂みたいに暴力を行動の基本に置いてるわけじゃないのよね。足場はコミュニケーションにある。
主人公に宿った不思議なバランス感覚が、作品全体に敷衍して独特の味にもなってるとは思うが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月22日
なんというか…世界は残酷に当たり前で、それは簡単に人を喰うのだが、その事実一つで絶望できるほど人生安くもない感じ…というか。
楽観的なペシミズムみたいのが、どっかに流れてる印象。
他の奴らがマトモに受けない、しかし東堂に取っては大事な質問に答えを返され、脳内に生まれる奇妙な記憶。青春捏造やめろッ!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月22日
これが虎杖くん相手だから急に生えたものか、はたまた東堂が急に妄想生やすクレイジーボーイなのかは、判別つかんな…。
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虎杖くんって結構伏せ札の多い主役で、異様な身体能力とか家族構成とか、見えん部分が多くて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月22日
後の立ち回りを見てると、ここで妄想が生えたことで京都組の包囲が破られて、戦況が虎杖くん優位で動いとるのよね…まぁネタにしか思えんけども現状の描写だと!
だから自分も気づいてない何らかの異能でもって、危機を脱しうる”呪い”を虎杖くんが東堂に植え付けた可能性も、ないわけじゃねーな…とは思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月22日
んだけど、東堂マジでエキセントリック少年だからな…急にあり得るはずもない青春を捏造し、初めてあった人を親友に認定しても『まぁ東堂だし』ではある。
事の真相はわからんが、表面上は呪術ジャイアンが急に涙を垂れ流し、自分を親友呼び(だんだんエスカレートしてく)してくるわけで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月22日
虎杖くんもそら困惑するが、目の前の暴力には適切に対処出来てんのよね。表層意識と闘争本能を、切り離して運用できるのも”ヤバさ”か。格ゲー脳ともいう。
というわけで、指図が大嫌いな東堂は京都組の包囲を嫌い、虎杖くんと青春タイマン続行である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月22日
柏手と同時に、対象の位置を入れ替えるのが東堂の呪術かなー…本体がアホ強いので、シンプルで良い牽制能力だなコレ。東堂のPLは、相当のマンチ。
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引いた京都組は東京チームがそれぞれに抑える形で、伏黒くんが観測役の桃ちゃんを鵺で潰し、加茂くんとトンファーでマッチアップ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月22日
相変わらず伏黒くんは、虎杖くん大好き人間で嬉しい。
相当怒ってるなコレ…せっかく再開出来た親友狙われてんだから、当たり前だけどさ。
それぞれ特性を備えた異能者が群れとして動き、リアルタイムで戦術を交えながら戦いが進む。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月22日
個人戦が多かったこの作品、この東西対抗戦は新鮮な感じが強くする。
集団戦だからこそ映える強みってのも、またあるだろうしね。パンダの意外な知性とか。
コマの配置に敵の事情察知、初対面な虎杖くんの人格読みと、パンダは色々賢い。そしてガラが悪い。呪術だから仕方がない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月22日
まず相手の眼たる桃を潰して、連携を乱しにかかるあたり戦術眼あるよなぁ…パンダのくせに。
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多人数 VS 多人数の乱戦は、見ている方も状況把握に手間取る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月22日
ので、まずはバラバラに千切って個別にマッチアップさせる方向…かな?
一回固まった対戦相手が、状況次第で移り変わるのも面白そうではあるが。
そこら辺今回の東堂乱入で一回見せてるの、地味に巧いところだよなー。
なんだか知らん間に拳のコミュニケーションが成立してる、東堂 VS 虎杖。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月22日
どう考えても陰湿京都から浮き上がってる三輪ちゃんと、性格悪い妹との相性をわざわざ心配する真希。
拳と拳、刃と刃を交える中で、一体何が生まれるのか。
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さっぱり判らんが、少なくとも相手の存在をすり潰すような、陰湿な戦いにはならなそうだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月22日
東堂と虎杖くんのバトル作画が、受けと捌きを丁寧に書いてるのが面白かった。
きっちり打撃を殺して受ける”技”を描くことで、東堂がただのゴリラではないと判る…
だけじゃなくて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月22日
真人との殺し合いとは違う、対等に殴り合う人間同士のコミュニケーションとしての”匂い”が、ディフェンスをちゃんと描くことでアクションに宿ってる感じするのよね。
受け止め、吟味し、問いただす。
東堂は中身も行動も無茶苦茶だが、人間的ではある。人間的に過ぎる、とも言える。
弱いままで良いのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月22日
急に友情吹き上がらせてきた東堂師匠の、クリティカルな問いかけ。
虎杖くんの魂に火がついたところで、次回に続く…である。
ホントなんなんだろうな、この急に始まった修行組手。
京都を悪役ではあっても敵にしない差配に、東堂はマジいい仕事してるわね。
状況としては流動的なアクションがゴロゴロ転がる感じで、なんかデカいイベントが起きる前段階って感じですが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月22日
やっぱ殴り合って話し合うと、キャラの顔もよく見えてきます。
パンダの意外な知性とか、やっぱ面倒見が良い真希ちゃんとか、呪術師やるには善良過ぎる三輪ちゃんとかね。
他のメンバーも今後バチバチする中で、魂の地金が見えてくると嬉しい感じですが…さて、どうなるか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月22日
とりあえず禪院妹がどんだけ拗らせてるかと、桃ちゃんがツルッとした印象の奥にどんだけ”獣”飼ってるかが気になりますね…声も釘宮だし。
ボルテージ上がる東西対抗戦、次回も楽しみです。