ウマ娘 プリティーダービー Season2を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
復帰レース・大阪杯を激勝で飾り、アイドルホース健在をアピールするトウカイテイオー。
春の天皇賞に向け世評が湧き上がる中、ライバルたちも闘志を燃やす。
仲間だけどライバル。強敵だけど親友。
綺羅星達が相照らすレースは、間近に迫っていた。
そんな感じの春天直前! 時代を彩った名馬たちがどしどし押し寄せる、ウマ娘二期第四話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
主役であるテイオーとマックにしっかりカメラを寄せつつ、ワチャワチャ可愛いカノープスの奮戦とか、後にぶつかり合うライバルたちの勇姿とか、色んなモノを幅広く写していた。
スポ根のド真ん中を疾走する熱さに、可愛い可愛いウマ娘達の笑顔、そして視聴者に預ける作りの笑い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
色んな要素がどっしり混ざり、史実を大事にしつつも作中展開する物語に腰を落として、ターフを駆ける全員の魂をちゃんと見せる。
相当に難しいことを見事にこなしていて、関心しきりである。
濃いめで、しかしプラスティックな感じが少ないキャラを簡勁にブン回して、見てるとみーんな好きになっちゃういい塩梅で、人数を捌いている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
この横幅広い描画、隙のない伏線処理が、この後名馬たちが角突き合わせるドラマを盛り上げると思うと、期待もモリモリである。色々いるから面白いッ!
同時に中軸になるテイオーの思い、マックとのライバル関係は骨太に積み上げられ、仲間だからこそ負けられない闘志が強く燃えている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
凄く色んなことをやってるんだけど、軸がブレてる感じが一切なく、話の中軸が鮮明であり続けてるのは凄いなぁ、と思う。
史実という支えが、いい仕事してんのかな?
というわけで、先週見せた最高のヒキを引き継ぎ大阪杯。イクノディクタスの警戒を軽やかに引っ千切り、テイオーは完全復活をアピールする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
天才集団スピカに、泥臭く食らいつくカノープスの仲良し。第二の主役の描き方が、大変いい。
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イクノが計算に溺れて自分の位置を見失う頭脳派気取りではなく、己の分をわきまえつつそれでも食らいつくために、知恵という武器を選び取ったウマ娘だと判る所が、大変良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
勝者は一人しかいないが、敗者もまた負けるために走るわけではない。第2話で刻んだものが、やっぱり元気。
シリアスに流れる汗、圧倒的な才覚の差を描きつつも、イクノの後ろでぶっ潰れてる姿の可愛さ、カノープスの仲良し力と、力みを抜く描写もしっかりある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
画面の情報量を多くして、色んなことを並列で描き続けるスタイルが、ウマ娘達の多彩な青春をよく切り取り、伝えてくれる。
ホントカノープスのワチャワチャした仲良し感、泥っぽく天才たちに食らいつくボンクラの意地が元気で、見てるとどんどん、彼女たちを好きになる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
スピカ単体だと背負いきれない部分を、上手く預けて太らせてんなー、って感じ。
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負けてなお、肌身で感じたテイオーの凄さを熱く語るイクノが『大迫半端ないって!』っぽくて面白かったり、グッドルーザーとしての強かな爽やかさを感じたり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
あとドヤ顔ターボがほんと可愛い。
ウマ娘二期、出てくる子みーんな生き生きと可愛くて、どういう萌え魔術使ってるか知りたいよ…皆可愛い。
アイドルホースの面目躍如と、同じウマ娘にすら十重二十重に取り囲まれる二人。テイオーの隣りにいるこの眼に、”獣”を少し感じるな…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
そんな喧騒の後ろで、静かに牙を研ぐ栗毛のサイボーグ。そして黒鹿毛の刺客。
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人数メッチャ多いこのお話、ときに笑いの誘い水になりつつ、キャラの名前を覚えてもらうようテロップは露骨に出るのだが、ライスシャワーはあえてひっそりと影に置いて、目立たない位置に温存し続けている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
今後の立ち回りを考えると、計画的な犯行だなぁ、と感じる。
誰と明言されることはないが、確かな存在感を持つ黒い影。ヒタヒタと激戦の背後に喰らいつき、ここぞとばかりに刺す静かなる鬼。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
その鮮烈なるデビューはもう少し先になるので、ここではタメて…しかし、その影は確かに伸びている。
TMが浴びる脚光が濃いからこそ、黒子の存在感もある。
こういう感じで計画的に物語を編めるのも、あまりにも分厚い史実のドラマが、一つのお手本としてあればこそかなー、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
それをただトレースするのではなく、リスペクトを込めて『ウマ娘の話』になるよう再話している所が、やっぱ良いのだと思う。
他でもない、今の自分達の話をやろうとしてる印象
そして運命に導かれているウマ娘は、他にもいる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
気のいいお嬢様×ノリ重点のギャル…”勝てる”組み合わせじゃん馬鹿コンビ!
ライバルが、仲間がいればこそ駿馬は疾走る。
この二人も、史実のドラマを上手くアニメに落とし込んできた。
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そしてどう見てもYAKUZAなトレーナーのため、ハードトレーニングで己を鍛えるミホノブルボン。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
ウマ娘同士の繋がりで走る奴もいれば、トレーナーとの絆で戦う子もいる。
共通してるのは、孤独なままでは走れない、ということ。トレセン学園を舞台に、競馬を青春絵巻として書き直す筆が活きる
春の天皇賞、それを越えた先に待つドラマの名優達がどんどん存在感を増す中で、主役たちは熱いライバル心を燃やし、カノープスは可愛かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
決戦に向けて火花散る視線の鋭さと、ぶっ倒れたターボの頭の上でピクピク動く靴の面白さ。
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コメディも熱血も見事に描ききり、むしろそれが両立していることが不思議な奥行きに繋がってもいる、強い筆使いだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
靴の存在を視聴者にツッコませることで、笑いが押し付けにならず双方向で引き込む作りなの、サラッと凄いぁ、と思う。
任せる笑いの作り方、ウマ娘巧いよね。
規格外の足を専用レーンでぶっ飛ばし、少女たちの思いがジャージに積み重なっていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
こういう小さなファンタジー、ホント好きなの。
ライスがブルボンに追いつけない描写で、現状の実力差、彼女の小さな思いが刻まれるのも良い。
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他にもゴルシがマックおじい好きすぎる所とか、私服可愛いとか、チームメイトの心意気に答えるダスカとか、のんきにタピオカ啜ってるスペちゃんとか、気持ちのいいクスグリが沢山ある特訓シーンであった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
やっぱこういう所しっかり作るから、決戦の熱量が上がるんだろうなぁ…幅と奥行大事だ。
テイオーが取り逃した無敗三冠を期待される、雨中のダービー。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
サイボーグ然とした勝負服を堂々着こなしつつも、脱ぎ捨てたマントが気にかかるブルボンがあ…あざとい。
スピカがレース場ではなく、練習しながら見るのが新鮮でいい。
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この後も何度も踏みつけられてなお、ハードル役を止めない所がゴルシのスピカ愛であり、マック愛なのだと思うが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
奇人に見えてチーム最古参、なんだかんだ友情に篤いヤツよね。好きだなぁ…。いや奇人なんだけどさ文句無しで。
しかし元ネタと同じく、すげー顔してんなゴルシ…可愛いよ…。
マチカネタンホイザの勝負服も可愛く、カノープスの声援も仲良し可愛い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
しかし可愛いだけでは、真剣勝負は勝てない。
迫りくるプレッシャーを語りながら、テイオーは鍛錬で長距離を乗り越えたライバルに瞳を向ける。
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タフなトレーニングを詰めば、新しい戦場でも勝てる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
その希望がテイオーを駆り立て…待ち受ける未来がバラ色とは、必ずしも言えない。
禍福はあざなえる縄の如し、人生楽ありゃ苦もあるさ。
第1話ラスト、栄光のステージの直後に待っていた破滅はここでも静かに牙を研いでいる。
まートウカイテイオーを主役にする以上、とにかく山あり谷ありの人生劇場になるしか無い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
鍛錬に支えられたブルボンの激走がテイオーを奮起させ、それが未来の不安を煽る。
絆と決意、光と闇が交錯する、複雑で…だからこそ面白いドラマは、ライバルたちの勇姿を取り込んで更に加速する。
無情に見えるマスターとブルボンの絆も見たいし、それを横目に捉えるライスのリベンジ、TM対決に燃える世論と、見どころは盛りだくさん。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
一応お金取ってる新聞が、この雑コラ一面に貼っつけて良いのかと、思わずツッコんでしまった…
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優勢の世評に奢らず、挑戦者の気概を持ち続けるテイオー。見守る会長。マジで会長はテイオーにダダ甘である。そこが好き。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
対するメジロの令嬢も、声に圧力ありすぎる”お祖母様”の激に背筋を伸ばし、目指すべきゴールを捕らえ直す。
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ここでテイオーと会長、マックとメジロ家という、それぞれの繋がりを対比する形で見せてきたのも、大変良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
トレーナー、チームの仲間、競い合うライバル、縁で繋がった家族。
色んなキズナが、ウマ娘を走らせてくれる。
想いを血管に流し込み、レースは加速する。
国民的アイドルホースとして、世論が常時テイオーに向き続けてる書き方も、多彩な繋がりを表現する一つなのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
二期の新キャラとして、二人に憧れる幼いウマ娘をメインステージに乗っけてるのも、その一角か。
とにかく、ウマ娘は想いを背負って走る。史実がそうであったように。
その走りが物理を越えて心を揺さぶるからこそ、馬にもウマ娘にも人は夢中になり、様々なドラマが積み上げられてく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
史実ネタを上手くコスる器用さで終わらず、そういう根っこも部分で”競馬”するように気を使って話を作ってる所がこのアニメ、やっぱ偉いし凄いと思うのだ。
史実へのリスペクトとシンクロ率ってだけじゃなく、シンプルに話として、そっちのほうが面白いからな…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
扱ってる題材に対し、誠実に向き合い続けることが結果として、一番面白いお話を生み出す。
かなり幸福なスタンスで、『史実を元にしたフィクション』語れてる感じはある。マジ面白い。
ブルボンの勇姿に力を貰い、専用レーンを突き進むテイオーに待ち受けるものは。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
響き渡るゴルシの絶叫に、マックは勝利で答えるのか。
高い高い青空が、決戦を待ちわびている。
次回、春の天皇賞。盛り上げてくるッ…!
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つーわけで、色んなウマ娘が可愛かったり、頑張っていたり、誰かを強く思ったり、色んな色で輝いているエピソードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
人数も沢山、繋がり方も様々。
でも思いを背負い、想いを乗せて走る力強さは、すべてのウマ娘に共通。
作品が持つ多彩さと芯の強さが、同時に出た回でした。素晴らしい。
ホンマ皆一生懸命で可愛らしくて、『全員勝って欲しい!』と思えるように話を作ってるの、凄いなぁと思います。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月25日
しかし決着はあくまで残酷に、公平に訪れる。
その先に待つのは、栄光か苦悩か。
まだ4話しかやってねぇとは到底思えないボルテージで、次回を待ちわびる。すげーなウマ二期…。