ゆるキャン△ SEASON2を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
ついにキャンプ場にたどり着いたなでしこは、ソロキャンプを堪能する。
美しい景色、失敗すらも楽しい料理。
小さな友人との新たな出会いも、特別な日を彩る。
だが、彼女は気づいていなかった…。
自分のことが好き過ぎる連中が、二人も周囲を守護っていることに…。
そんな感じの、なでしこと見えざる守護天使達、美しい夜の物語である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
毛穴から溢れ出るほどになでしこソロキャンを楽しませる…だけで終わらず、天然ほわほわ娘が好きで好きでしょうがない連中の不審な動きも楽しませてくれる、リッチな話運びであった。
マージあの二人、なでしこが好き過ぎる…。
ずーっと計画してウキウキ楽しみにしていたなでしこのソロキャンが、楽しい思い出として無事終わったこと。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
その裏で、気づかれないようコソコソ立ち回りつつ、その巣立ちを優しく見守った女達がいた事。
キャンプ場で出会った姉弟の、小さな変化も可愛らしく、とてもこのアニメらしいお話だった。
なでしこは今回のソロキャンで『私も一人で出来るんだ!』という自信をつけるだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
それは全く間違いではなく、彼女は独力で見事にやり遂げた。
心配すぎて思わず近寄ったが、そんな誇りを乱すことがないよう、クールに去っていく選択をした朋友と姉も大変偉かった。そもそも行くな!
でもしょうがないよね…なでしこは可愛いから心配だよね…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
なでしこソロキャンってことは、原液のなでしこ可愛い汁を一生浴び続け、脳髄を花守ゆみりのハニーボイスでビダビダに浸されるという、当然の事実を見落としていたよね正直。
簡単に人間を”壊せ”る、危険兵器ですよ今回。
というわけで出だしから可愛い! なでしこちゃんのキャンプINである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
どっしりカメラを据えて、少女の胸躍る野外活動を追体験させてくれる話運びは、このアニメの十八番。
ヘンテコ替え歌でご機嫌なのも、絶景の価値を損なわないよう目を覆う姿も。
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ワーワー騒ぎながらペグ曲げるおとぼけっぷりも、すべてが可愛い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
”可愛い”に花守ゆみりの声帯付けて、オシャレなアウトドアギアで武装させた存在、それが各務原なでしこ。
記号で塗り固めたプラスティックな可愛さ…ではあるんだけど、そこに絶妙な体温があるのが、この作品らしい所。
なでしこの魅力は感情が豊かで、それが百面相になってどんどん表に出てくる所。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
ソロとは思えないほど浮かれながら展開するキャンプの準備は、相変わらず狂った精度の美術と合わせて、ゆったりした時間に弾む色を付けてくれる。
そらーリンちゃんも桜さんも、どこに出しても恥ずかしいなでキチなるわ…
前回リンちゃんが出してた、ソロキャンをボーッと過ごさないための『宿題』に、なでしこは料理を選んだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
さすが腹ペコグルメキャラ、たくさん作って沢山お食べ…。
リンちゃんがさらっと終わらせる”作る”工程自体が、なでしこには主目的になる。
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そんな二人の違いがちょっと鮮明になるのも、リンちゃんの領域だったソロキャンプに、なでしこが踏み込んだ副産物か。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
思いが重なる必要条件は、必ずしも全てが同じだったり、べったり寄り添うことだけじゃない。今回の話運びは、そういう所を際立たせてもくれる。
さて熟練のソロキャンパーは、道を塞がれることにすら侘び寂びを感じ、一人旅を堪能していた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
絶景にジビエ、ツーリングに温泉。
それぞれの楽しみ方があり、その一つ一つが面白い。
三人のソロがそれぞれの場所で、それぞれの喜びに浸る旅路は、しみじみと良い。
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なでしこの暴力的な可愛さも良いし、しまりんのややオッサンテイストな静けさも、桜さんのジビエコントも味わいが深い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
こうしてそれぞれの時間をどっしり切り取っていくことが、この後一箇所にまとまっていく動きとの対比にもなってて、静かな展開に動きが出てくる感じかな?
おそらく死ぬほどロケハンしてるだろう旅路のリアリティは、追体験の面白さをこのアニメに与える足場だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
ただそこにあるだけで良さがあって、ちょっと品のある滑稽さも宿して。
このアニメが人間を描く筆は、やっぱり好きだなぁ、と思わされる静かな運びである。
が、それもなでしこ病患者相手だと長く続かねぇんだよなぁ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
あの危なっかしいキューテストガールが、一体何をしているのか。思うほどに心配は膨らみ、志摩リンよ矢のように飛べ! 愛する人の元へ!!
マージでなでしこ好き過ぎて頭おかしい。最高。
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それが一人で終わらず、同じ”志”を共有する姉と別の場所で、同じ星を目指して突っ走る所が、なんかクレイジーな勢いがあって非常に良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
最初はコソコソ隠れて様子をうかがう距離感だったものが、なでしこを仲立ちに思いを繋げていく。
そういう盤外の変化も、また暖かく微笑ましい。
つう言葉で片付けるには、マジでCrazy Lover過ぎるけどな…。知ってたけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
あのつっけんどんだったリンちゃんが、なでしこの持つ可憐な毒にズブズブにされ、愛の全力疾走をキメるほどにホットな女に仕上がったと思うと、感慨もひとしおである。
桜さんは浜松時代から、妹 Crazy Loverだから…。
そんな姉たちの疾走も知らず、なでしこは一人料理に勤しみ、そこに奇縁が芽生えていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
怪訝な表情で時間を持て余していたボーイとガールが、炭火に引き寄せられるように食卓を囲み、新しい喜びを知っていく。
メシで繋がる、貴方と私。
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これは一期第1話、物語の始まりにおいてリンちゃんがなでしこにしてくれたことを、別の形で返す展開でもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
二期第2話で描かれた”はじめて”を逆向きになぞるように、なでしこは食と温もりを通じて見知らぬ誰かと出会い、とても大事なものを手渡していく。
姉弟が持ってきたコンビニ飯を、なでしこが否定しない所が良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
自分もそういうところから始まって、今まさに道の途中。ゆっくり、自分のペースで楽しみながら、キャンプをする意味を見出していければ良い。
そんな、構えず緩やか…しかし靭やかなスタンス。
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なでしこがこういう場所までたどり着いたのだ、という実感が、しみじみと湧いてくる交流であった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
リンちゃんや野クルと行く旅は、色んなお土産をくれた。
それをなでしこも、出会った子供たちに手渡してあげられるようになったのだ。
その媒介として”食”を、豊かに描いているのが良い。
焦げた人参も小さな失敗も、この特別な環境なら不思議と楽しめてしまう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
それは仲間とともにキャンプをする中で、リンちゃんの背中を見て挑んだこのソロキャンで、なでしこが掴んだ実感だ。
ただ腹を満たす具象よりも、もっと豊かなものを”食”に見出しているから。
なでしこはリンちゃんの”宿題”に、ホイル焼き実験を選んだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
それはソロなはずなのに一人では終わらず、見知らぬ誰かと繋がり、大事な何かを生み出してしまう。
そういう性分を、このとても可愛い女の子は持っているのだろう。
非常に豊かな、趣味としての食事者である。
誰とでも仲良くなってしまう魔法第一の犠牲者として、親友の日常を無事見届けたリンちゃん。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
親子四人で来るだろう次のキャンプは、なでしこから受け継いだ暖かさに満ちているだろう。
『なでしこは凄いなぁ…』と闇の中、一人感心した所で! 姉いたぁ!!!
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何の打ち合わせもしてねぇのに、笑顔の魔法の犠牲者同士が闇の中、ひっそり集うのが面白すぎた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
お前らはフェロモンに引き寄せられる、昆虫かなにかか…。
でもまぁ、しょうがない。なでしこは可愛くて優しい、とっても素敵な子だからね…狂っちゃうよね…。
今気づいたが、これって『ピンクふわふわ女に黒髪女がズーブズブ』という、百合の超☆基本構図なわけで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
そらー俺もアンタもみんな好きだよな。(主語のインフレーション宇宙論)
”強い”からこそ、基本のキになるわけで。ボクシングのジャブみてーなもんだ。
すこし苦笑を交えて、同病相通ずる二人に見守られていると、つゆとも思わないなでしこの見る夜景、撮る夜景。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
あまりにも美術が冴えすぎて、リン桜不倫旅行のアモラルな空気すら漂ってきたぞ(悪い百合厨がよく見る幻覚)
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アウトドアー活動にあまり興味がない桜さんが、妹を通じてリンちゃんと出会って、特別な夜景を共有する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
その静かな繋がりも、リンちゃんらしくて凄く良い。
”食”で繋がったなでしこと弟妹の、朗らかで明るい空気とはまた違うけども、それぞれが闇の中、確かに瞬いている。
『ソロソロ言っておいてよぉ…あんまりにもあったけぇもんで、たしかに繋がっちまってるじゃねぇかよ!』と、よく判らない感慨を思わず大声で叫んでしまったが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
色んな在り方、色んな繋がり方で”キャンプ”に向き合う豊かさを、大事に書いてきたこの話らしい運びだなと思う。
スピードワゴンバリにクールに去っていく二人に、届いた知らせ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
必死に電波を探して、なんか奇妙な踊りを待っていたのは、あなたにこの景色を届けるため。
そうして届いた思いを、手渡ししながら街に帰っていく。少し変化した距離感に、静かに微笑みながら。
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この二連作、ソロキャンに挑むなでしこを重心点に、リンちゃんと桜さんの間合いがぐっと近づくエピソードでもあったわけです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
自分を触媒に、関わる人の人生を豊かにできる所が、なでしこの美質であり、女達が狂うポイント何だと思うね。マージ狂ってる。素晴らしい。
自分を愛する人達の思いを遠くに、なでしこに見る夜景は瞬く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
たった一人挑んだからこそ、捕まえられた特別な景色。
そこが孤独ではないことを、皆が知っている。
離れて、繋がって、その両方に宿る愛おしさを抱きしめながら、冬の夜は暮れていく。
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『キャンプ場に行くまでの景色→たどり着いたところからの絶景→特別な夜に見る特別な情景』と、背景美術のレベルが意識して階段状になってるのが、なかなか凄いエピソードだと思います。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
最初は綺麗だけどコメディの色を帯びていた風景が、なでしこが掴んだもの、取り巻くものを描いて美しく輝く。
情景の強さでエピソードの核を伝えきれると、自分たちの腕前を信じ切っているからこそ、このしんみりと落ち着いた終わりがズバッとハマる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
ここにたどり着くまでの可愛げ、笑い、少しの滑稽も含めて、非常に”ゆるキャン△”らしい話だったなぁ、と思います。
最後はまん中に、速いのを入れる。つえー。
というわけで、沢山準備したなでしこソロキャンは大成功!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
なでしこが好き過ぎて頭がおかしい人たちも、防衛活動(ストーキング)がバレずになで可愛を堪能できて大成功ッ!!
皆幸せな、なでしこのソロ…なんだけどソロじゃないキャンプでした。マージ狂ってる。素晴らしい。
ほんっとリンちゃんが脳内のなでしこ野を過剰励起(オーバーレヴ)させて、いても立ってもいられず愛に駆け出すところ最高だったな…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
俺はマジで、クールぶってるやつが胸の中に燃える愛を黙っていられず、思わず突っ走っちまう瞬間が大好きだからよ…クールとホットの落差で永久機関だからよ…。
そんなリンちゃんに負けず劣らず、桜さんも妹クレイジーだとたっぷり解って、凄く良かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
出逢う黒髪全て狂わせるガールたるなでしこの静かな決意と、”ソロ”のはずなのに繋がってしまう天性も色濃く描かれてました。
『愛されるべき女の子』ってのを、ここまで濁りなく書けるのほんと凄いなぁ…
ソロキャン達成という一大ミッションを無事終えて、キャンパーとして人間としてより大きくなったなでしこが、次に向かう場所はどこか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月26日
何処に行くにしても、そんな彼女を愛する人達と時に隣り合い、時に離れ繋がりながら、物語は続くでしょう。
次回も楽しみですね。