トロピカル〜ジュ! プリキュアを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月7日
運命に導かれプリキュアとなったまなつだが、彼女も夢見る中学生。
学園生活を楽しみたい心は、果たして使命を押しのけるのか。日常と戦場は両立できるのか。
そんな感じの第二話。ご挨拶が終わって、ローラとまなつのキャラを見せる回である。
話が収まるフレーム、敵味方のキャラクターを手際よく見せた第一話から、やや腰が落ち着いてどっしり見せる第二話へ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月7日
ペースがなかなかか良く、この後一年間物語が踊る学校や街の表情がよく見えた。都会なのに至る所に水路があるあおぞら市は、程よく異界の匂いがしていい。学校にまであるからな…。
お話は新しい環境にテンション上がるまなつが求める日常と、野心家ローラが結構切実に求める非日常的闘争が、バチンと衝突するエピソード。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月7日
地上に這い上がってきて、まなつしか縁がないローラが思いの外心細いのかな、と感じる回でもあった。いやどーだろ…心底ワガママなだけかも…。
第1話ではおひさま色の清廉潔白が目立ったまなつであるが、今回は部活に無茶苦茶ワクワクしたり、釣った魚(物理)に餌与えなかったり、新しいクラスでときめいた別の女の話したり、等身大の欠点も見えた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月7日
このくらい傷があったほうが、嘘っぽくなくて良いと思う。
良いところも沢山描写されていて、さんごちゃんと距離を詰めていく所に”モテ”が凝縮されててやばかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月7日
微かな接触でも相手のことをちゃんと覚えていて、自分にできない小さな勇気をしっかり褒める。
ローラが”使える/使えない”で他人を値踏みする所を、まなつはとにかく構えず踏み込んでいく。
この真っ直ぐさは時に浅はかさにもなり、ウキウキ過ぎてローラを落としたことに気づかない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月7日
お互いのエゴが火花を散らし、不満炸裂の大喧嘩。
何しろ中学1年生、”地球のため”が大事なのは判るが、部活とかチョコパフェとかイケメンとかに、マジに夢中になりたい年頃なのだ。
日常と使命の両立はプリキュア永遠のテーマであり、二話でドカンと向き合ってきたのは腰が強くていい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月7日
まなつはローラの押し付ける使命(個人的野心の紐付き)に背中を向け、オリエンテーションに戻っていく。
しかし、あんだけ楽しみにしていたのに全く心が落ち着かない。
ここの描写が、個人的に凄く良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月7日
とにかくハイテンション、新しい環境と出会いに暴走気味に喜んでいたからこそ、ローラを置き去りに日常を楽しめないまなつの性根がよく見えた。
ケンカもするけど、やっぱり仲良く過ごしたい。等身大ながら、彼女はつくづく善良である。
一方ローラはやる気あるんだか無いんだか、よく判らない敵さんの追い込みを受けて、『逃げてねぇで戦え! ファッカー!!』と人間を煽っていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月7日
彼女は自分が人格ガチャで、一番最初に最高の当たりくじを引いたことに気づいていない。
最初に出会ったまなつを、”人間”の基準にしている。
普通の人間は(困ったことに)、戦地に置き去りにされた異形のために命はったりはしないのだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月7日
しかしまなつは戻ってきて、戦士の装束に身を包んで闘う。
それが凄く特別な出会いであり、関係であるとローラが気づいていくには、まだ時間がかかるだろう。
でも気づきそうだな、という予感は今回あった
伊藤潤二の”なめくじ少女”みてぇな水跡で一笑い取ったり、月光に弾ける人魚ジャンプだったり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月7日
水を活用した作画表現が、なかなか楽しいトロプリ。
人魚の故地たる水に身を浸して、故郷を語るローラの姿にも独特のエモさがあった。
異人としての生き辛さが上手く描かれてるのが、ここでの開放に活きる
腹黒ローラがそれでも純情に回想する、小さく美しい故郷。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月7日
そこを飛び出し地上にやってきたのは、必ずしも野心だけじゃない…かなと、今回思った。
彼女も彼女なりに寂しく、心細く、しかしそれを表に出すほどヌルい女でもない。
喚いて、言うべきことを言って、ガンガン前に進む。
そういう生き汚いタフさは、思いの外可愛いなと今回思ってしまった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月7日
形としては”戦ってもらってる”まなつに卑屈にならず、我を押し込んでくる姿は浅ましいが、妙にプライドを感じるんよね。
自分を支える強い殻を、上手く使えるようになると良いなー、と思う。
まなつが濁り少なめな分、ローラがどす黒い人間味を多めに持ってるバランスなのかなー、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月7日
利用する利用する言ってるくせに、まなつの心に自分以外が入り込んでくるとプンスカむくれるの、かなり”キテ”て良かったです。
もっとズブズブになれ、異世界人…。
そこに花守ゆみり声も可憐なさんごちゃんが、どういう角度でぶっ刺さってくるのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月7日
ちょっとホワッと浮世離れしつつ、人当たり柔らかくまなつの元気を受け止めている姿が凄く可愛い。やっぱり”出会い”は良い…。
常夏元気娘と天然ほんわか少女…全人類の大好物やね(主語肥大症候群)
いやマジでピュア×ピュアの超純粋中学1年生コンビ、控えめに言って”無敵”だからよ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月7日
属性としては純白で同じ色ながら、オシのまなつとヒキのさんごで、性格的凸凹が完ハマりなのが凄い。
ここに反発属性のまなロラを配置することで、さらなる化学反応が炸裂するって寸法よ…つえーなヒープリ。
しかし『バトルと青春、両方全力!』と力強く吠えるまなつは、いつか心がパキッと逝きそうで怖くもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月7日
相田マナ式何でも出来るスーパーマンとして書くか、夢で脆さを張り詰めさせていた春野はるか式で行くのか。
双極性のリアリティをトロプリが何処に置くか、けっこう楽しみ。
前回描かれたローラとの超常的な出会いと、今回描かれたさんごとの日常的な出会い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月7日
話数ごとにコンタクトの味付けを変えていて、両方が独自の良さを持っていると解らせてくれるのはとても良かった。
ちょっとケア力足らないまなつが、今後色んな女の感情をメッタにしてくと思うと、大変ワクワクします
控えめ人格青担当がおしゃれ番長なの、ミスマッチに見えていい選択だな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月7日
メイクは派手な人の特権、自分を飾る贅沢品ではなく、勇気を与える心のギプス。
そう描きたい作品なら、一番メイクしなさそうな子がメイク好きで得意な方が、メッセージが伝わる感じするね。
次回のさんご回で、そこら辺をさらに掘り下げてくのかなー、という感じ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月7日
まなつがトロピカル担当、さんごがメイク担当と、各キャラで作品の要素を分担してく感じ。みのりが人魚、あすかがダンス…かな?
穏やかな気性のさんごが、闘いに赴く理由は何処にあるのか。次回も楽しみです。
しかし『バトルと青春、両方全力!』と力強く吠えるまなつは、いつか心がパキッと逝きそうで怖くもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月7日
相田マナ式何でも出来るスーパーマンとして書くか、夢で脆さを張り詰めさせていた春野はるか式で行くのか。
双極性のリアリティをトロプリが何処に置くか、けっこう楽しみ。