ゆるキャン△ SEASON2を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月19日
冬の終わりの伊豆キャンは、遂に初日のキャンプ場に到着!
温泉入って焚き火して、みんなでいるのに勝手気まま。
でも、独りぼっちではありえない温もりが、ゆるーくみんなを繋いでいる。
そんな楽しい時間は、まだまだ続く。このキャンプが終わったあとにも、未来が待つ
そんな感じの伊豆キャン第三回、Kawaiiが押し寄せてくる真夜中のサーカスである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月19日
明るく楽しく風通しのいい雰囲気はそのままに、物語は太陽が沈む時間帯になってきて、ちょっと湿った会話も顔を出したり。
野クルの賑やかな青春を、至近距離で見させてもらっている贅沢さは今回も健在…否、更に増す
なでしこと斉藤の、リンちゃん元カノ今カノ情念会話が大変良かった。(悪い百合オタクの幻覚)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月19日
なでしこが色んな人と、キャンプの楽しさと出会って変わり、周囲を変えてきた物語。
それを肯定する見取り図を、美しい夜の中スッとお出しされると『ああ、終わるんだな…』という実感が湧き上がる。
しかしそれは車の免許を取り、ちくわをつれて世界を旅する未来に、ダイレクトで繋がっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月19日
このキャンプが終わっても、アニメが一旦幕を閉じても、コマの外側で彼女たちの青春は動き続け、もっと楽しくて豊かなものが未来に待っている。
そんな希望を、緩く構えず差し出せる。
そういう作品の良さ、強さがよく出た終盤のエピソードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月19日
あとまぁ、何処切ってもみんな可愛い、萌え萌え金太郎飴過ぎてビックリだよ!
ほんと可愛いよなぁ…毎回数珠こすり合わせ、拝みながら見てるよ(オタク特有の誇張表現)(拝んでるのは本当)
というわけで、ライオンなでしこ可愛い!!(開幕発作)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月19日
何しろ”ゆる”キャンなので、計画外の面白さに飛びつき予定が変わったりするが、皆協力的で積極的である。
この緩やかかつ芳醇な共同体意識が、この作品一番のファンタジーかも知れん。
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誰かが飛び出してリーダーシップを取るわけではなく、みんながお互いのことを思いやり、肩に力を入れずに支え合って、良い方向に旅が進んでいく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月19日
ひとりバイクのリンちゃんにトンチキ妄想を犬子が投げつつ、色々配慮し、しかし『車に乗れ』とは言わない。
思いやりと優しさで、同調圧力少なくお互いを尊重できる野クルの空気は、非常に今っぽいな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月19日
キャンプやグルメや旅、色んなものを理想化しつつ浮かび上がらせはしない筆使いは、ここでも良く冴えている。
この時代感覚にマッチした筆致が、原作由来かTVアレンジかは判別付かん…が、多分両方。
最高のオーシャンビューでほっこり温まり、タガが緩んで思わず飲酒。しまリンスライムも完全に溶けておる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月19日
つーかグビ姉の酒との付き合い方が完全に”薬理”で、非常に危険な飲酒傾向なのでマジAA行ったほうが良い。
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ねむねむしまリンの体温高そう感が本当に凄くて、完全に眠る寸前のベビーちゃんなのが愛おしかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月19日
それをお世話するママしこの”貫禄”もまた、凄い。なでリンの”出来上がってる感”は、ずーっと分厚くて凄い。出来ておる能…(ゆる虎眼流)
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つーかグルメと飲酒が良い作画でラッシュを仕掛けてきて、スゲー腹が減る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月19日
俺らの親世代が”いい旅・夢気分”とかで感じてた『いいなー!』っていうシンクロ率、シズル感を、この萌え美少女旅グルメ作品は再提出して着る感じもあるな…。
作る側も食べる側も、心躍らせて作り上げるアヒージョ。
それがパスタになり、無駄なく美味しく食べ切られる流れには、この作品特有の”楽しい準備”がよく息づいている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月19日
食事の面倒にため息つかず、むしろ鼻息荒く楽しんでいく姿勢。それが、とびきり贅沢なスペシャルディナーを楽しく形にしていく。
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お洒落や観光やグルメ、ストイックながちキャンだと二の次にされそうな楽しさをあえて前に出して、ゆるっと面白く魅せていくのもこの作品の特色であろうか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月19日
明るく楽しい部分をギュッと濃縮して、毎回弾むような話運びの中実感を持って届ける。
ファンタジーとしてのフィルターが、やっぱ細密だ。
ホントこのアニメの”ありそう”感は特別で、うつらうつらとするリンちゃん、支えるなでしこの手に伝わる体温も、夜気の寒さと一緒に伝わってくる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月19日
マージでここのリンちゃんの体温高いって話は、二億回でもコスるから。絶対高い。(眠くて体温高くなるベビーが好き人間)
楽しい日々に思わず夜ふかし、昼寝とゾンビのダブルパンチで眠れないなでしこは、波音に誘われて斉藤に出会う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月19日
落ち着くという波音は、姉と走った浜名湖か、リンちゃんと出会った浜名湖か。
昼間の熱狂が少し冷えて、落ち着いた空気の流れる夜。
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ここまで日常の中に埋めてきた要素を、丁寧に回収しひと繋がりのタピストリーに編んでいくのも、二期ラストエピソードである伊豆キャンの大きな仕事だと思うが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月19日
斉藤さんのコンビニバイト、愛犬ちくわとの日々。
過去の描写を拾いつつ、視線は未来に向いているのがいい。
冬が終わり、アニメも終わっていくが、少女たちの青春はまだまだ続いていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月19日
自力で車に乗って、もっと自由にやりたいことが出来る場所へ。
斉藤が夜景に見据える輝きを、なでしこはまだ、そこまで形あるものとして持たない。でも、見つめる方向は同じだ。
絶え間ない笑い声だけでなく、こういうしっとりとした距離感、小さな夢の後先を共有できる間合いもまた、”みんな”のキャンプの大事な産物である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月19日
集団から個へ、場の雰囲気が切り替わるのに合わせて、しっかり演出の方向性も変えているのが熟練の運び。
ここで大仰に構えず、しかし確かに青春と未来を語り合っている二人が、闇の中ひどく眩しく見えた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月19日
この話はけして大上段にイイハナシをぶん回さないが、しかしだからこそしみじみと、青春のいい話がズブリと刺さる。
ジュブナイルとしての質感がちゃんとしてるのが、ゆるくなりすぎない要か。
そして入れ替わるように、早寝のリンちゃんベビーがモゾモゾと起き出す。これ放送見たの朝四時くらいだったんで、奇妙なシンクロ感覚だったな…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月19日
つーか眠る志摩リンが美少女過ぎて、不意打ちにときめいてしまった。ねむねむまんじゅうではなかった…。
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早起きしたリンちゃんは気ままに世界をめぐり、夜から開けていく様相を楽しみ、携帯電話にとって仲間に送る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月19日
いわばグループキャンプの中のソロキャン的時間を、贅沢に楽しむ。
仲間たちもそれぞれ、寝たり起きたり、自由に過ごす。
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それでも繋がっている様子。それでもそれぞれ、自由に互いの尊厳を大事にする様子。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月19日
このお話が何を描いてきたか、良く見えるキャンプ一日目でした。
やっぱ共同体としての成熟度、相互尊重の志が太いよ、野クル。構成員がそれぞれ、すっげー大人。
最高に楽しい時間を過ごして、まだまだ時は余裕を残している。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月19日
冬の終わりの伊豆キャンプ、野クルは何をお土産に日常に帰り、未来に進んでいくのか。
とても善いものを描ききっていることを、ここまで見た僕らは知っています。
次回も楽しみですね。