イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 21/03/21 エモクロアTRPG『オリカミ』

今日は先日公開されたTRPGシステム”エモクロアTRPG”を遊んできました。

シナリオタイトル:オリカミ システム:エモクロアTRPG DL:ソエジマさん

あるばがるどさん:オリメタダシ:32才男性:幸福/善意/希望 折り紙作家にして主夫であり、久々のセッションを楽しみに某カラオケルームに集った所、怪事件に遭遇する。非常に良く出来た人格者であり、どんな時でも朗らかなポジティブさを喪わない。好きなシステムはトーキョー・ナイトメア。
しのやんさん:舞鶴:24才女性:向上/孤独/スリル くノ一を自称するニンジャマニアの女性。本職は薬剤師。普段やってる環境だとニンジャ性の違いで卓が荒れるので、当たり障りのない環境として今回のメンツと遊んでたりする。根っこの部分はスリルジャンキーの、結構ヤバい女。好きなシステムはシノビガミ
コバヤシ:猿投トキオ:19才男性:勝利/希望/悲しみ ファッションデザイナーを目指す青年であり、裏社会で行われるオシャレバトルに颯爽と現れた新星。ブラジリアン柔術で世界レベルを期待されていたが、親友の腕を折って以来悪夢にとりつかれ、”武”を遠ざけている。好きなシステムはD&D。

こんな感じのメンツで、セッション開場のカラオケ屋から真っ逆さまに異界に突き落とされた連中を遊んできました。ゲームの導入が”運命のダイスを振る”だったので、『俺たちが一番慣れ親しんでるダイス振りシチュエーションはこれ!』つうことで、PCはTRPGゲーマーの集いに。
その後は唐突な展開への当惑あり、歴戦のゲーマー特有のメタ読みマンチムーブでのシナリオ踏み倒しあり、手びねりで展開を作っていく手応えと充実感あり、なんかいい話風味にしっかりまとまるドラマあり、大変楽しい時間を過ごしました。
けっこう現場で補強しなきゃいけない部分も多くて、これはシステムが意図して開けたスペースでもあるんですが、当意即妙阿吽の呼吸でお互いのやりたいこと、やって欲しいことを回収しあって、より面白い時間を生み出すべくモリモリ突き進んだのはとても面白かったです。
判定とキャラメイク、世界観を実際に触ってみた感じとしては、相当にスペースが大きくてプレーン……別の言い方をするとざっくりしたプレイフィールでした。ココまでのTRPGが重視していた様々な”枠化”をあえて外して、自由度重点のある意味懐かしい手触りを、”今”のTRPGとしてルネッサンスする意欲を感じた。
今回遊んだシナリオはダンジョンハックと脱出ゲームをかけ合わせたような、独特のプレイフィールをもっているシナリオで、自分としては新鮮でした。フレーム化されていない謎、手びねりの物語生成は懐かしくもあり、逆に新しくもあり。他PCと運命共同体になってる一体感を楽しみつつ、ズカズカと進んでいきました。

このシステムがどう転がっていくか、何を生み出していくか。実卓の中でゲームを楽しむのと同じくらい、ここから広がっていくTRPGシーンの変化、あるいは再生に期待が膨らむゲーム体験でした。
終わった後。、二時間半くらいTRPGの話ししてたねずーっと。そういう時間は結構手に入りにくいので、心地よい疲労とともにスゴい幸福感を受け取り、大満足でセッションを終えました。色々勉強にもなったし、刺激も受けたし、得難いゲーム体験でした。
良いセッションでした、同卓していただいた方ありがとうございました。