イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 21/10/07 スチームパンカーズ『咲き誇るは花蘇枋』

昨日の夜は千本松さんと助清さんと一緒に、スチームパンカーズを遊びました。

シナリオタイトル:咲き誇るは花蘇枋 システム:スチームパンカーズ GM:コバヤシ

千本松さん:”雛罌粟の君”朽木璃子:18才女性:ハイファインド=アーマードリム 皇国少女歌劇団の若きスタァ。普段は自信なさげだが、いざ幕が上がると役の魂を下ろす痩せぎすのっぽ。裏方志願だったが、瞳に宿る星を見いだされ表舞台に立つことに。
助清さん:古手川一郎:21才男性:トゥルース=ギガントアームズ 蒸気帝都を疾駆する、インテリ大学生にして熱血探偵。偉大なる父の影を追い、”世界で二番目の探偵”として様々な謀略に挑む。情報の断片から真実を見抜く知性と、情の温もりを知る優しさを併せ持つタフガイ。

こんな二人が、陰謀渦巻く蒸気東京を駆け抜けていきました。大変楽しかったです。
このシナリオ二度目のプレイとなるのですが、タイムコントロールも物語の温度もいい具合に遊ぶことが出来て、参加したPLも楽しんでくれたようで、自作してよかったなー、という感じ。
やっぱスチームパンカーズの基本設計が良く出来ていて、譲れないレヴォルトを世界に問いかける煮えたロール、魅力満点の背景世界に飛び込んでいく面白さを、ハンディな取り回しでたっぷり食べられる良いシステムでした。
今回はおふたりともPL初めてということで、適宜説明を挟みながら遊んだわけですが、元のシステムが明瞭なので説明しながらでもストレスを感じることがなく、楽しく遊ぶことが出来ました。
数字の処理、物語の構築がスマートにシステム化されていて、スルスルと楽しく遊ぶことが出来るのはやっぱり良いですね。
細かい所に適切なブラッシュアップがなされていて、最新最速最強の物語体験を濃厚に浴びることが出来るのは、やっぱTRPGやってる醍醐味だなぁ……より面白い体験を作るべく、デザイナーが知恵を凝らし愛を注ぎ込んで作られたシステムを、たっぷり味わえるのは幸福の極みだ。

まぁ自分も超システムに慣れてるってわけではなく、色々拙いマスタリングだったわけですが、PL達が超積極的に温度を上げ、目の前に差し出される物語に牙を付きたて引き寄せ遊んでくれて、大変面白い物語となりました。
事前にキャラクター間の関係、ゲーム内でやりたい事をしっかりサジェストし、共有し膨らませてゲームを豊かにしてもらって、とても助かりました。
やっぱ積極的でポジティブな物語への関与は、体重の乗っかった物語を生み出し、卓に参加している皆が面白くなれる大事な要素だなー、と再確認。
自分が提示するネタを、心の門を開け放って受け入れ、あるいはもっと面白くなるようにアイデアを込めて膨らませてもらって、大変愉快な時間を過ごせました。
GMが説明した描写をキャラクターがそのままセリフでいう”TRPGマホカンタ”を、助清さんが使っていたのですが、独特の味が生まれる技芸で笑うと同時に関心。色んなテクニックがあるなぁ……(ゴクリ)

というわけで、大変楽しいセッションとなりました。同卓していただいた方、ありがとうございました。