サクガンを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
分厚い岩盤の底に、人々がコロニーを作り暮らす世界。
天才少女メメンプーは脳裏に焼き付いた風景に引かれ、危険地帯ラビリンスを旅するマーカーを夢見ていた。
その夢を認めない父ガガンバーとの騒々しい日常は、ある日カイジュウの襲来と共に終わりを告げた…。
という感じの産業ロボ地下大冒険絵巻親子感動物語、堂々運命の開幕である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
大変良かった。
雰囲気のある美術に支えられた、コクのある世界設定。
天才少女の夢と父の情愛が、もう一組の親子を鏡に際立ち、砕かれる鮮烈。
何かを奪われてなお、たどり着きたいと思える景色の熱量。
ヘンテコな名前も可愛らしい、メメンプーとガガンバー運命の旅がこれから始まるワクワクが、ギュッと詰まった第1話だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
スラップスティックなホームコメディ冒険譚をたっぷり食わせておいて、作品世界の厳しさをビーム一閃叩きつける構成も良い。
ウォルシュさん、リンダさん…いい人だったのに…
まぁ物語が点火するに足りるショックを与えるためには、きっちり見てるやつの心にぶっ刺してから殺すべきで、そういう仕事はシッカリやれとるわけだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
善良で、世界の答えが見えていて、他人に優しくも出来る人間試験百点合格の親子でも、あっさり死ぬ世界なんだとよく判る、最初の贄だったなぁ…。
物語は闇こそ安らぎ、光は恐怖な岩盤地下コロニーで始まる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
世界観説明ナレーションを、如何にもスカしたFMラジオ風味でお届けする工夫は大変良い。
今後もあの作品世界に漂う風がどんな匂いをしているか、時折混線して教えてくれると助かるね、DJ K。
DJ曰く、地下世界は未踏領域ラビリンスだの、大崩落だの危険がいっぱいらしい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
人々は人型産業機械ワークマシンに乗っかり、安楽と続く日常をそれなりに謳歌している。
そんな安全圏からあえて身を乗り出し、危険と隣り合わせのワクワクを仕事にする探索屋、マーカーに憧れるのが、このお話の主役。
メメンプーちゃん九歳(天才)と、ダメ親父ガガンバーの賑やか親子喧嘩は二人の距離感、お互いの望みをよく伝える、いいスタートだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
少女は自分が大人であることを証明するために、殻を破って外に出たい。
父は大人であることに疎みつつ、真実父親になりきれないガキっぽさを残す。
革新と安定、相反するように見えてそこには親子の情愛があり、お互いへの敬意があり、なかなかいい感じの凸凹親子である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
メメンプーちゃんがおでこピカピカのカワイコチャンで、ガッツと情熱に溢れた賢い子供でもあり、主役として好感度高めに滑り出すのは大変グッド。そんな娘極大LOVEな親父もね…
美術が最高に良くて、硬い岩盤をくり抜いて作られたコロニーの空気が、生暖かく肌を撫でてくる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
光届かぬ地下に、窮屈に押し込められた人類生存圏。
岩を砕いて拾い集め、ホコリにまみれて過ぎていく日々。
(画像は"サクガン"第1話より引用) pic.twitter.com/WL7co86IGn
頭を塞がれた鬱屈と、自由に身体を伸ばせない猥雑がどこかに匂う、ピンイン・コロニーの日常。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
しかし輝く瞬間ももちろんあって、風土にあった独自の情景が随所で、独特の味を生み出している。
この異様で魅力的な風景が生み出せたのは、とても良いと思う。
大学を飛び級で卒業したメメンプーの頭脳と、心に焼き付いた”どこか”への情熱は、この景色に固定されることを拒絶する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
閉塞した殻をぶち破って、光り輝く無限の未来へ。
若人が誰しも抱く焦燥が、オヤジの過保護に摩擦して燃え盛る。
メメンプーの振る舞いが、完全に思春期無秩序な反抗というわけではなく、オヤジの思いも世界のルールも理解した上で、『それでも!』という塩梅なのはとても良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
彼女は賢い。
それは大学飛び級の設定があるからではなく、自分の外側にあるものをちゃんと認識できるからだ。
それはコロニーの外に広がる危険なラビリンス…そこを超えればこそ見えてくる新世界だけを、意味するわけではない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
父親という他者、彼が押し付けてくる庇護と愛着がどれだけ大事なものかも、よく解っているのだ。
それでも、情熱は止められない。賢くても、諦められない。
ここでもう一組の親子(サブタイトルが”FATHERS&DAUGHTERS”と、複数形なのは印象的)が登場する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
繰り返す日常に縛り付けられない、危険で自由なマーカーという仕事。
主役親子より半歩成熟し、お互いへの敬愛を正しく表現できる存在。
(画像は"サクガン"第1話より引用) pic.twitter.com/TvjmvJpOHR
既にマーカーであるリンダはメメンプーのあるべき未来であり、親子関係の荒波を既に乗り越えたウォルシュはガガンボーの理想形である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
喧嘩してばかりの凸凹親子は、こちらの親子のような未来にたどり着けば”あがり”であるけど、なかなかそうは出来ない。
娘たちが華やかに見上げる、明るい未来。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
まばゆい花火に憧れを投影する若人たちを、ウォルシュは真っ直ぐ見守り、ガガンボーは背中を向けてしまう。
安定、安全、平和。
夢の頭を抑え込み、天才少女を子供の枠に抑え込んでまで、守ろうと心に決めたものが父親を縛る。
彼は夢を諦めず、娘とともに危険な未来に挑んでいるウォルシュとは、違う場所に座ってしまっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
花火を真っ直ぐ見れないガガンボーが、どんな挫折を経て、現実に擦れたダメ親父になったのか。
そこら辺の掘り下げも、今後楽しみなところである。ぜってーなんかあるだろ…。
娘は娘に、父は父に。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
それぞれ心に燃えるものを語り、預け、答えを貰う。
この一対一、深く呼応し合う関係性がしっかり描かれ、ウォルシュとリンダが『主役の悩みを受け止めてくれる、頼もしい先達』だと思えるからこそ、彼らへの好感は高まる。
そこを最高のタイミングで…砕くッ!
それはさておき。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
文字通り乳臭い”MILK”が匂う、メメンプーの私室に、かつて同じ情熱を抱え、だからこそマーカーになったリンダはしっかり寄り添う。
父が解ってくれない夢の温度を、ちゃんと受け止めてくれるお姉ちゃん。
その存在が、『マーカーもいい仕事かもな…』と思わせてくれる。
メメンプーの記憶に宿った、特別な景色。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
それを導く、伝説のマーカーからの手紙。
物語を導くものは曖昧模糊で、だからこそ不定形な熱量に燃えていて、何があるのか先を見たくなる。
自身理由も解らぬまま、魂の奥底に焼き付いたヴィジョンを追うしか無い、メメンプーのミッション。
それは否応なく親離れを意味し、未だ父娘でいたいガガンボーには認めがたい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
彼も自分の外側にあるものをしっかり認識は出来ていて、娘の英明も情熱も、ちゃんと理解している。
しかし、だからこそ娘を危険な場所には送り出せない。
見守り見送ってやることだけが、父親の使命だ。
ウォルシュがグラスとともに差し出す正しさを、頭では理解しつつ心が追いつかない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
その根源に愛があるとよく解ればこそ、ガガンボーのジレンマを見ていると、苛立ちより共感が湧いてくる。
お互い勝手なことをやってるんだが、それは相手を思い、世界をよく見ればこそ。
情動と理性、エゴと愛のバランスがかなり上手く描かれていて、ドタバタ暴れまわる主役親子の複雑な立体感、人間らしい懊悩を心地よく見守れる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
キャラクターとドラマが視聴者に挨拶する第一話で、こういう質感でもって主役を魅せれたのは、なかなかいいと思う。
そういう手触りがよく出てるのが、子供部屋の狸寝入りのシーンである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
酒に酔ったダメ親父の来訪に、夢を追う営みを中断したメメンプー。
シラフじゃ言えない本音を背中で受けつつ、それでも、どうしても…。
健気で切ない、いい場面だ。
(画像は"サクガン"第1話より引用) pic.twitter.com/2nYmW49n8y
娘がオヤジの情を理解するように、父も娘の才能と努力を解っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
でもそれを認めてしまえば、巣立ちを受け入れることになる。
喧嘩ばかりの親子に宿る、悩ましい温もりは運命に導かれ、謎を読み解く聡明さに解体されていく。
ちっぽけな意志に込められた、世界と未来の見取り図。
コロニーとラビリンスを繋ぐ投影地図は、この後物語が…メメンプーがたどる未来の見取り図でもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
それは娘たちの前では光を受け取って、地上の月のように明るく輝く。
そこに投影される夢はとてもキレイで、大きく、どこか儚く危うい。
若人たちは壁に投影された、夢いっぱいの虚像を見るが、大人になってしまったガガンボーはその実態、ちっぽけな石塊を睨みつける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
無限の未来を映し出す光と、ただの石っころ。
ガガンボーが見ている現実の厳しさと、少女たちが心躍らせる可能性の輝き。
果たして、どちらが本当の姿なのか。
父と娘、大人と子供のふたり旅がおそらく、そういうモンを問いかけていくだろう手触りが、このあたりから際立ってくる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
現実は危険で、夢は不確かで、だからこそ愛する娘を安寧に閉じ込めたかった。
ガガンボーの現実感覚は、その日常が破綻することで正しさを証明していく。
ワーカーとして、力なく日常に埋もれる親子。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
マーカーとして、力あるものの責任を果たそうとする親子。
カイジュウの襲撃により運命は残酷に別れ、非常に呆気なくウォルシュとリンダは死ぬ。
このお話は、そういう世界なのだ。
(画像は"サクガン"第1話より引用) pic.twitter.com/PNji8X48QS
いかに夢いっぱいの天才九歳児とはいえ、見せてはいけないものが世の中にはある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
砕け散った親子の死骸を、ガガンボーは父として大人として背中で遮り、愛娘には見せない。
さっきまで人生を語らっていた大事な人が、あっという間にいなくなる。
そんな世界だから、閉じ込め守りたかった。
夢だけを見て、唐突に命が死体に変わるリアルから目を逸らすのは、無責任な行為でもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
唐突な修羅場に呆然とするメメンプーに対し、ガガンボーは涙をこらえ、悲惨な現実を直視し続ける。
彼は”それ”をするために、眩しい輝きを諦めたのかもしれない。
夢を追うメメンプーの輝きが、現実に負け娘愛しさに負けたダメっぷりと対比されていた構造は、カイジュウの襲撃、ウォルシュ達の冷たい死を境に反転していく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
世界の厳しさを知らない子供を、夢を砕く厳しさを正面から受け止める大人が背負う。
(画像は"サクガン"第1話より引用) pic.twitter.com/kzAxCqTJXT
そういう構造がもう一度反転し、親子はお互い至らぬ部分をさらけ出し、認めあい、自分たちだけの結論に辿り着いていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
友達が死ねば、大人だって泣きたい。
世界には夢ばっかりじゃなくて、残酷な死が満ちている。
メメンプーは自分を襲った衝撃に目を塞がず、やはり外側をちゃんと見る。
大事なことを教えてくれるマブダチが死んで、本当に辛いのに娘と生き残るために心を固めた父の、秘めたる情にメメンプーがちゃんと理解を示したのが、ノータイムで好きになっちまう振る舞いで良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
靴下臭くて酒飲みで、強情っぱりのダメ親父。
それとはまた違う、人間がどうしても背負うダメさ。
階段の上方、夢に近い場所に立っていたメメンプーは、父が足をおいている低い場所に降りてきて、『それでも』を告げる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
大事な人が死んでなお、脈動する憧れ。
大事な人が死んだからこその父の涙を見つめつつ、少女はこの破壊から伸びていく未来へと、力強く夢を吠える。
お互いを理解しない衝突で始まった物語は、死が渦を巻く世界の厳しさ、それでも胸を焼く憧れ、お互いを大事に思い合う愛を爆炎に際立たせて、対等の視線に辿り着く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
知恵も振る舞いも、すっかり大人。
見守ってやるのが、大人の仕事。
それが正しいことは事はわかってる。
それでもコイツは俺のガキだ
ウォルシュが体現する正しさが、非常に暴力的に剥奪された状況で、ガガンバーも自分だけの答えへと駆け出していく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
お前の挑戦に、俺も一緒についていく。
そのための力として、瞳に光を宿した特別なワーカーマシン。
その輝きは、泣きじゃくる少女が見せた輝きによく似ている。
爆炎の通過儀礼、あまりに大きすぎる犠牲を経て、親子はお互いの心底をさらけ出し、対等な位置に立った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
天才少女とダメ親父、未熟な子供とタフな大人。
捻れて凸凹で身勝手で、でも色んなものをよく見ている二人の物語に、眩い光が宿った所で第一話は終了である。
大変良かった。
ワーカーマシンが起動する光で〆るのが、『ここは光が異常な、暗黒の世界ですよ』と告げて始まったのと綺麗に呼応していて、なかなか好きな話運びだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
親子それぞれの思い、彼らを取り巻く日常と非日常。
壁に投影された夢の輝きと、全てを奪う現実の残酷。
それでも、旅は始まる。
このお話が誰を主役に、どういう場所で何をやっていくか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
力強い描線と骨の太いドラマ、陰影のあるキャラ描写でしっかり、見ている側に教えてくれるスタートでした。
理解者であり主役の理想形でもある、ウォルシュとリンダを凄く好感度高く描いて、最高のタイミングで殺す運びも良い。
無論彼らの死は、物語を駆動させるパーツとしてだけ機能するわけではない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
さっきまで夢を語り、隣に生きていた命が消える哀しさ、理不尽…それを越えてそれでも進む意志は、しっかり物語世界に活きなければいけない。
ウォルシュ達の死を無にしないためにも、親子の旅立ちは力強く、鮮烈であるべきだ
さて決意を込めて起動したロボが、一体どんな未来を切り開くのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
激動の第二話、そこから広がっていく物語が大変楽しみです。
生かしておいたらウォルシュとリンダの話になっちゃう完成度…てのは判るんだが、まー惜しい人を無くしたよ。本当にいい人達だったからなぁ…。
追記 年齢差のある主役で話を回す以上、大人/子供の定義は自分的にすごく大事で、第1話でしっかりそこが見えたのは大変良かった。
追記
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
カイジュウの襲撃を境に、メメンプーの理解者であったはずのリンダは彼女を遠ざけ、マーカーの本分へと(父とともに)飛び込んでいく。
同行を頑なに拒むのは、後にガガンバーが見せる大人のスタンス…とにかく子供を、死の脅威と残酷から遠ざける姿勢と同じである。
メーカーとして現場に立つ中で、憧れだけでは終わらないシビアさを既にリンダは学んでおり、今目の前で展開される破壊が、メメンプーが見上げる憧れだけでは終わらないことを知っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
そこに子供が飛び込めば、命と魂が砕かれるような危険で呆気ないリアリズム。
その嵐から弱い存在を、体を張ってでも守る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
『その一線が大人が大人である証明なのだと見据えて、このお話は進んでいく』と、この第1話は告げている。
酒浸りのダメ親父が、滅茶苦茶ダメな事言っててもかっこよく見えるのは、それを譲らないからだろう。
そしてリンダも、子供の情熱に理解を示す元子供だけではなく、それを守るために命を張る大人として危機に挑み、呆気なく死んだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
とても尊く、けして壊れてはいけないものが、簡単に壊れる場所。
だからこそ、大人は身命を賭して子供を背負い、戦場に挑むのだ。
この強弱と責務が固定的なものではなく、大人には子供っぽい部分があり、子供も大人になっていく可塑性もしっかり描いていたのは、とても良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月8日
リンダが死に際に見せた頑なな意志を、メメンプーは背負って荒野に進み出ていくのだろう。
そうして、少女は世界を知り、自分を知る。ワクワクするぜ…