プラオレ!〜PRIDE OF ORANGE〜 第1話・第2話を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月14日
愛佳たち鬼怒川中学手芸部は、ひょんなことからアイスホッケー体験教室の門を叩く。
初めて出会う競技の面白さに魅せられ、少女たちがスティックを握る手にも力が入る。
チーム結成に向けて意気上がる愛佳に、しかし真美は浮かない顔で…！？
そんな感じの日本アイスホッケー連盟、並びに栃木県日光市のみなぎるやる気を注入された、大規模メディアミックスプロジェクトのアニメ版である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月14日
正直どこにチューニングしたものか、第1話では分かりきらなかったので感想が遅れたが、第2話まで見て自分なり、消化の仕方が解ってきた感じがある。
話の転がし方としてはかなりどっしりした感じで、競技との出会いから基本的な技術、日本における現状を、手芸部の面々と一緒に視聴者も体験していく運び。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月14日
完全に白紙な所から、氷上の格闘技と全く縁遠い手芸ガール達がだんだんホッケー色に染まっていく足取りは、全体的にゆっくりだ。
キャラの魅せ方も発火が遅い…というか、手芸部四人の既に仕上がってる関係を束で見せてる感じがあって、第2話で改めて掘り下げられた霧降中の経験者二人のほうが、関係性の凸凹が見えやすい感じもあった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月14日
こー…アクが少ない分引っかかりも薄いんだよな、鬼怒川手芸部
ド素人の中坊がゼロから始めるので、練習も非常にスタンダードで基礎的。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月14日
なんだけども、パックを打つ、スティックを握る、スケートで滑るというベーシックな体験自体に、相当にピュアな少女たちがしっかり感動し、のめり込んでいく過程には独自の手応えがあった。
『ああ、ホッケーが楽しいんだな』と伝わってくる、競技の根っこをどっしり見せる朴訥な語り口は、個人的には誠実で好感が持てる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月14日
デザインもあってか、手芸部は設定年齢よりピュアで幼く感じられて、競技というよりも習い事な雰囲気が、現状漂ってんのよね。
そのソフトな歯ざわり、俺は嫌いじゃない
今後OPとか第1話アバンで見せていたような、ハイスピード&パワフルな試合へとレベルも上がっていくんだろうけど、その根っこには打って走ってフォローし合う、根本的な楽しさがあるはずで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月14日
その揺籃期たる出会いの時期を、じっくり煮込んでくれてるのはいい感じだ。
第2話で経験者が前に出てきて、手芸部がいる位置を超えた面白さ、強みが感じられたのも良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月14日
ややセルフィッシュで強引な部分もありつつ、弱った彩佳ちゃんをしっかり支えて、愛佳の暴投を受け止める梨子には、経験者ゆえのキャプテンシーがあった。
第1話ラストで語られたように、チマチマ一人で積み上げる手芸とは違う、パックを通じてチームワークが、アイスホッケーにはある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月14日
ダウナーで挫折経験アリな尚実ちゃんとの、ギッシリ間合いが近い距離感も合わせて、霧降中コンビはいい具合にキャラが立ってきたと思う。
作品の独自色である萌えテイストが、今後燃料になるかノイズになるかは…正直微妙な所で。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月14日
ハードな接触競技であるアイスホッケーに、嘘をつかないプロテクターのゴツさ。
それがお目々でっかいCraft Eggデザインと、かなり混ざり合ってない違和感は、ぶっちゃけ結構凄い。
常時アイガードで顔隠してくれてたほうが、逆に絵面に集中できるまであるが、さてはてどうなるか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月14日
手芸部の入門時代が終わり、競技の真ん中にキャラクターが入ってきた後、ドラマの熱さ、アクションの強さで違和感溶かしていけるかが勝負かなぁ。
違和感と言えば『ウィニングダンスで釣ろう！』とか言い出したみかこし声のコーチも、第1話段階では相当にヤバだったが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月14日
東京から来た取材のオジサンに対応する中で、ちったぁマトモな事もできる足腰を見せて、まぁ一安心という感じである。
いやまぁ、変人なのは変わりがないんだけども。
『マイナースポーツ活性化のために、ダンスで釣るお！』とか言われても、踊れる余力残して勝てるようなパフォーマンスに首ひねるしかねぇ現状。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月14日
あのカナダ代表との決戦がイメージシーンなのか確定した未来なのか、よく分かんねぇからなぁ…まぁ見守るしかねぇな。
シンプルな競技の魅力一本で衆目を集めきれないから、こういう企画も動いているわけで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月14日
そういう作品外の風もあってのダンス推しだとは思うのだが、アイスホッケーという競技の飾らない原液が結構好きな立場としては、もっと生でゴキュゴキュ行きたいんだよね…。
OPサビの競技描写は最高に良いので、ふんわりひよっ子手芸部達がもっと上手くなって、デュエルの現場に出てくるようになってくると、そこらへんも見えてくるかなー、という印象。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月14日
その前に真美ちゃんの転校と、釧路でグダグダやってる黒髪さんを一段落させる必要があるか。
日光市公認の旗印を掲げ、ローカルに泥臭く中学生やってる空気は結構好きで、そういうフツーの子らが競技に一歩一歩のめり込んでいく手応えってのは、なかなかいい感じだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月14日
今後も窒息するくらいに地元要素を叩き込んで、独自の手触り生かしてほしいなー、と感じる。
あと第2話で東京からメディアがやってきて、彼を窓に作品の舞台、アイスホッケーというスポーツ（あと松永コーチの人格）が見えたのは、親切な運びだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月14日
手芸部メンバーの日常も、取材に乗っかる形で見えてきたし。
今回作ったコネクションが、今後活きてくることもあるのだろう。楽しみだ。
という感じの、オレンジ色の青春絵巻冒頭でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月14日
ややスローでどっしりした話運び、幼気でのんびりした雰囲気をどう消化したものか悩んでいたんだが、あんま焦らず競技を好きになり、本気になっていく少女たちを見守れば良いのかなー、という印象。
『ホッケー、好きだ！』と常時言い続けているのは、このアニメのとても良い所だと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月14日
やっぱメインテーマにわざわざ選んだものは、堂々胸を張って最高だと叫んでて欲しいんだよね。
夢中になれるものに出会えた子供の瞳が、さんさん輝き続けてるのは、凄く良い。
入口は結構上手く作れたと思うので、こっからどういうスピードで、どういう方向に物語を転がしていくか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月14日
真美ちゃんの転校騒動で一波乱ありそうな次回以降、そこらへんも見えてくると思います。
楽しみですね！
