イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 21/10/30 ブラッドパス『地獄城血風録』

昨日は夜型オンラインコンベンション”サロン三日月”の本番当日でした。自分はGMさせてもらったよ!

シナリオタイトル:地獄城血風録 システム:ブラッドパス GM:コバヤシ

紫さん:藍堂一機:18才男性:義士=戦衛 情に流されず、硬質な態度を貫く斬鬼衆の青年。かつて血盟を結んだ相手を奪われており、以来鋼の如き生き様を己に任じている。手に取るもの全てを武器に変える、武芸百般の才気の持ち主。

信春さん:濡羽:外見30才前後男性:源祖=舞人 長い時を渡ってきた、斬鬼衆の生き神。飄々とした態度の奥に、人間の業と情を理解しきれない超越者の顔、それでも人に寄り添おうとする貌を持つ両面の鴉。

こんなお二人で、悪魔城と化したタワーマンション攻略戦に挑んでもらいました。大変楽しかったです。

コンベンションではじめましてなPLさん相手のセッションということで、バリバリ緊張しておったわけですが、お二方共に事前打ち合わせの段階から熱量高め、参加者の顔をしっかり見たやり取りを積み上げていただいて、『イケるぞ!』って気持ちで当日に挑めました。
実プレイの方は頑なに刃としての在り方を保とうとする一機から漏れる人間味を、濡羽が時にからかい時に受け止め、凸凹が気持ちよく噛み合ったコンビとして、魅力的な掛け合いをしていただきました。
用意したネタも楽しんでいただけたみたいで、激ヤバ殺戮軍団が秘めた悲しい過去、悪魔城に漂う業のままならなさを、真正面から受けて良いリアクションをいただけました。
やっぱ自分が用意した物語の要素、体験の醍醐味を真剣に受け止めて、その時そのメンバーでなければ生まれ得ない物語に練り上げていく体験は、とても楽しく得難い。
こういう体験を共有すると、たとえ初対面でもハードルがガンガン下がって、楽しい時間をともに過ごせるところが、TRPGの良い所、強いところだと再確認しました。

夜から深夜にかけてのオンラインコンベンションという、的確なニッチを狙った今回の催し。
運営陣の細やかな配慮、Discord捌きにも気配りが行き届いていて、気持ちよくGM出来ました。
参加希望者も多数集まったようなので、是非に次回もあると良いんじゃないかなー、と思います。
やっぱ新しいシステム、知らない人との”出会い”を供給できるのは、コンベンション特有の強みであり功徳だと思うので、そういうところにリーチできるのは良いなー。
ふらっと立ち寄りやすい、清潔なコンベンション運営を心がけていたことが良い結果につながった印象です。
あ、セッション終了後の打ち上げに参加しにくいのは、この形式だと宿命だが残念でもあるわね。ゲームそれ自体も楽しいけども、大規模に人が集まる場だからこその喧騒、そこから広がっていく新たな知見ってのも、やっぱ嬉しいものなので……でもま、無い物ねだりではあるか。

というわけで、大変楽しくセッションさせていただきました。同卓していただいた方々、主催の方々、デザイナーのからすばくん、コンベ参加者の皆さん、大変ありがとうございました。