イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 21/11/07 プリンセスウイング『ずっとお城で暮らしてる』

今日はカッツェメンバーと、プリンセスウイングを遊びました。初GM、初オリジナルシナリオッ!

シナリオタイトル:ずっとお城で暮らしてる システム:武装少女TRPGプリンセスウイング GM:コバヤシ

アカメくん:篠井ミハル:15才女性:ワンダーアリス:イエローウイング 複雑な家庭事情を背負い、生きづらさを抱えたまま何かを探している気弱な少女。戦況に合わせて武装を自在に切り替え、状況を打破するドレスを身にまとう。

シェンツさん:大鳳ツバキ:サンドリヨン:ブルーウイング 建設会社の社長令嬢として、金ピカでノーブルな生き方をしているド派手な女。近接戦闘に特化したドレスは、エネルギーの高まりにより金色の光を放つ。

こんな二人で、閉ざされた夢の国に挑んでもらいました。大変楽しかったです。

新システムのシナリオを組むにあたって、やっぱり真っ直ぐに投げきれずタマが曲がるのがどうやら、僕のクセみたいで。
認識をいじられた閉鎖状態からスタートし、普段プリンセスを取り巻いている当たり前の日常から隔離され、異様な状況の謎を追っていくという、ホラーテイストなシナリオとなりました。おかしい……元ネタはプリキュアの映画なのに……。
プリンセスウイングの世界観は20数年前にハードな戦争が終わって、今は優しい日々が包んでいる状況なわけですが、そんな場所だからこそかつてあった悲劇、日常の足元に広がる哀しみみたいなものを、ちょっと彫り込みたくなって作ったシナリオです。
初システムの初GMということに焦って、今一呼吸を取り切れず逸ったマスタリングにもなってしまったのですが、PLはさすがの練達、キャラクターらしい反応をシチュエーションにしっかり返し、だんだん明らかになっていく真相にしっかりリアクションしてくれました。

エネミーも自作してみたんですが、まー色々ヤバいネタがゴロゴロ転がってるシステムでして。
どんくらいの殺気でデータを組み上げたものか、よく分かんないまま作ってみたわけですが、まぁまぁいい感じにプレッシャーをかけれたとは思います。
まぁ今回のPL名うてのデータマンチなので、1ターンでぶっ殺されはしたんだけどね……速攻超火力を封じる手札もあるんだが、それを抜くと軍拡競争が始まりそうな感じもあって、いやはやなかなか難しい。
いい加減俺らも年寄りなので、胃にもたれるデータ合戦やる体力もないし、かっこよさと数字がいい塩梅の均衡点で釣り合う場所を見つけて、環境の共通認識にできればいいなー、って感じです。
ここら辺の塩梅、システムでガッチガチに縛るというよりは各員の手触りに託されてる感じのデザインなので、そこら辺の探り合いが楽しくもあり、難しくもありだね。

すっかりロートルジジイなTRPGプレイヤーですが、流行り物にも乗っかってみよう、ってんで、少人数閉鎖空間ホットスタートモノって形式でシナリオを組んでみたわけですが、白紙の状況にPCとPLを投げ出す難しさ、説明過剰にGMが喋りすぎてしまう危うさと戦いながら、なんとかバランスを取っていくマスタリングとなりました。
もうちょいこー、PLとしての経験値があればいい感じの呼吸を掴んで、余裕を持ったハンドリングも出来たかと思うのですが、どうにも走ったプレイングになっちゃったなー、という感触。
まぁPLは楽しんでくれたし、GMも自分が考えたいい感じのシーンと物語をちゃんとやれた感触はあるので、いいゲームであり良いシナリオだったと思います。
もうちょい経験値を積みたい気持ちもあるので、他の人相手に遊べたら良いなー、と思っております。

というわけで、とても楽しいセッションでした。同卓していただいた方、ありがとうございました。