イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 21/12/26 ラストレクイエム『ラストダンスは私に』

今日はTRPG納め、シェンツさんがラストレクイエムのオリジナルシナリオを遊んでくれました。

シナリオタイトル:ラストダンスは私に システム:ラストレクイエム GM:シェンツさん

浅間忍さん:”マイティドクターX”黒栖智仁:30才男性:トリガー=メディック/ハーミット 世捨て人のように生きながら、医師の矜持を捨てず生き続けるレイヴン。レムルスを巡る理不尽に傷つけられながらも、その瞳は人が生きる不思議を常に見つめ続ける。
コバヤシ:”鬼切り童子遮那王:外見10代男性:パンドラ=アームズ/サムライ 裏社会に名を轟かせる、童形の剣豪。戦争末期回天のために作られた呪術兵器であり、泣けない悲しみを抱えつつ、運命を切り裂く剣としての生き様を求め続ける。

この二人で、レイヴンの悲しき宿命に総身で挑むシナリオに立ち向かいました。大変面白かったです。

ラストレクイエムは色んな要素の在るゲームで、オリジナルシナリオを作る時どんな要素をピックアップするか、それをどうゲームにしていくかに、結構個性が出ると思います。
このシナリオはとてもシェンツさんらしい観点からラスレク世界に踏み込んでいて、哀切と詩情がしっかり宿り、遊んでいてとても楽しかったです。
エピタフの開け方とかもかなり個性出ると思っているんですが、ここも僕の発想とは全然違っていて、システムの目玉がちゃんとシナリオライターの特色を吸い上げるように機能してるのは、良いシステムなんだなーと再確認。

僕はラスレク初PLってことで、剣術を極めたショタジジイ人形で挑みました。
『まーたコバヤシさんが長谷川伸レルムの住人で遊んでる……』と言われそうですが、実際物騒な態度の奥に優しさを秘めた男は遊んでいて楽しく、同卓する人に心地よく、TRPGにおいてはとても良い類型なのだ!
長く生きてなお酸いも甘いも噛み分けれず、なかなか割り切れないものに思い悩み続けるいい具合のキャラになりました。
パンドラの部分もアームズの部分もしっかりロールできた感じで、ラスレクにおける”スタイル”というものの意味を、皮膚感覚で掴めた感じもありました。サムライ要素も、気持ちよく運用できたかな。

浅間さんは久々の同卓になったんですが、落ち着いて渋いロールは衰え知らずで、自分のかっこよさを押し上げつつこっちにも気持ちのいい球をビシバシ投げてくれて、とても助かりました。
黒栖は『缶コーヒーを飲む』、僕は『闇市時代のサイコロを投げる』と、癖でキャラを立てるロールをお互い携えてバディとして動いてるのが、なんか不思議な共鳴を感じることが出来て楽しかった。
バディなんだけどベタつかない距離感で、しかしいがみ合ってるわけでもなくお互いのスタイルを尊重して走れたのは、ウチららしいラスレクの食べ方だなー、と思ったりもした。
PLでやってみると、GMやってたときには見えなかったシステムの良さ、世界観の面白さも見えてきて、もっとラスレクしたくなった。こういう気持ちになるのは良いシステムなので、今後もモリっと遊んでいきたい。

というわけで、大変楽しいセッションとなりました。この一年同卓していただいた方々、本当にありがとうございました。来年もよろしく!