イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 22/02/05 TNX『たまかぎる』

土曜日は千本松さん主催のNOVA-Xオンラインオンリーコンベンション、”第2回かみおふ”にPL参加させていただきました。

シナリオタイトル:たまかぎる システム:トーキョーNOVA-X RL:千本松さん

朱里さん:止谷憧水:23才男性:ニューロ◎タタラ●ミストレス 飄々とした雰囲気で電脳の海を自在に泳ぐ、謎めいたニューロ。危なっかしい相棒を暖かく見守りながらも、人の心の機微は分からないと時折うそぶく。
hei_houさん:”ミスターグレイ”狭間田忍:26才男性:イヌ◎レッガー●カブトワリ 清廉潔白な皮をかぶり、ドス黒い悪事で私腹を肥やす悪徳警官……に見えて、時に情に流され義理を守る灰色の男。乾いたシビアさとウェットな絆を抱えながら、薄汚れた街を征く。
コバヤシ:”ターミナル・キュリオシティ”コリドラス:14才男性:フェイト◎エトランゼ=エトランゼ● スラム街から近年のし上がってきた、好奇心の赴くままに事件を食い荒らす凶暴な探偵。その実、自分を死の淵から蘇らせた”何か”の端末として、植え付けられたスタイルを生きているのではないかと、強面の奥で怯えている少年。

こんな感じのメンバーが、打ち捨てられた思いの残骸の只中を駆け抜けていきました。大変面白かったです。
シナリオの詳述はネタバレを避けるためにしませんが、技術的ガジェットとしてもテーマ的情緒としても、凄くNOVAらしい、サイバーパンクらしいお話が展開され、その真中で色々苦しみ、コリドラスだけの答えをしっかり返せたと思います。
ゴリゴリ情緒を雑巾絞りにされるシナリオだってのはハンドアウトの段階でわかっていたので、キッチリ腹を固めて挑み、強いブロウに呻きつつも自分なり、しっかり受け止められてよかったな、と思いました。
湿り気と甘さを残しつつ残酷な描線が凄くNOVAっぽく、また千本松さんらしくもあって、コレがNOVAオリジナル初執筆ということですが、大変心に残る物語を堪能させていただきました。

PLさんははじめましてのお二人だったのですが、プレアクトの段階からしっかりと意思疎通を図っていただいて、大変楽しく遊ぶことが出来ました。
「システムには不慣れ……」とおっしゃっていましたが、キャラの芯となる譲れぬ行動理念……スタイルを確かに持ったキャストと押し合い引き合い楽しむことが出来て、久々に故郷の味を堪能することが出来ました。
やっぱNOVAは重かろうがクドかろうが古臭かろうが血に染み付いたゲームで、そのどこが好きなのか再確認しつつ、このアクトにしかない輝きをしっかり掴めたかなーという感じです。
自分的にはプレイ前にやろうと思っていたネタをだいたいやれて、その場その場で生まれてくる物語にもしっかり反応できて、存分に煮えてなかなかいい感じだったんじゃないかな、と思います。

というわけで、大変面白いセッションでした。
RLと主催の二刀流を走りきり、楽しい場を用意していただいた千本松さん、コンベンションをもり立ててくれましたスタッフの方々、同卓していただいた方、ありがとうございました。