プロセカイベスト”Legend still vivid”を読む。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月12日
Vivid Bad Squareの四人が目指す、伝説の舞台。
イメージを統一することの大切さを知ったこはねは、憧れの”RAD WEEKEND”がどんなステージだったかを知りたくなる。
撮影不可、一夜限りの伝説の舞台とは、どんな色をしていたのか!?
そんな感じのビビバス箱イベである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月12日
まだまだ続いていく四人の物語の土台を整えるように、共通の目標である”RAD WEEKEND”の具体像をスケッチし、読者に具体的なイメージを与える回
…であり、大河さんを師匠に結構たくましくなったこはねの”今”を書くエピソード…かな?
ユニット内部で、最終モチベとなる伝説がどんなものかイメージを具体化し、共有するのは今後のお話の安定性を考えると大事だと思うし、それがボンヤリしたままだと、見てる側も足場が揺れちゃうからね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月12日
同時に伝説の当事者たちが、まだ完結してない自分たちの物語を全面に押し出してくる話でもある。
ビビバスは他ユニットに比べ、大人世代との交流がダイレクトな印象を受ける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月12日
謙さんがバランスの取れた良い大人として、杏を導く存在感を出してる…というだけでなく。
謎に包まれた過去を置き去りに、子どもたちが目指すべき憧れになった存在がまだ、何かを語りきってない感覚が随所に目立つ。
今青春のただ中にいる子供と同じ、未決で未達な部分がまだ大人にもあって、物語の主人公としていまだ終わらざるストーリーを駆け抜けていく熱さとが息をしてる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月12日
そんな手触りが、大人視線の回想とモノローグが多い今回、強い。
ユニット四人で完結せず、関わる人が多いのはストリートっぽい開放感。
観客席で見上げるだけだった杏と暁人、今回始めて”RAD”を見るこはねと冬弥には見えない、ユニット内部の複雑な事情。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月12日
それを匂わせつつ、決定的には語らない大人世代はいったい、何を考えているのか。
今後”RAD”超えを目指す物語で、そういう部分が大事になってきそうでもある。
大河さんがこはねに何を見出して弟子に取り、かなり親身に育て上げてるのかが、多分大きなポイントで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月12日
伝説を打ち立てて去っていた(だろう)妹…であり、かけがえのない仲間でもあった存在の影を、過ぎ去った過去をこはねに見てるとすると、あのワイルド親父、結構湿度たけーな…って感じ。
謙さんもそんな元相棒のアプローチになにか感じるものがあって、秘蔵のDVDを若造たちに見せたんだろうし。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月12日
子供の視線、観客の目線では見えない場所に踏み込まないと、”RAD”が真実どういう場所だったのかは分からない、という話になっていくかもしれない。
『結局DVDで映像見るんなら、現場から間接的に”RAD”感じる必要ないんじゃ…』とも一瞬思うけど、与えられるのではなく貪欲に求め掴み取ることが、多分この話では大事で。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月12日
引っ込み思案だったこはねが、自分に足りないものをそれでも求めて、グイグイ前に出る姿勢が必要だったんだと思う。
子供ら大人のネトネト事情よく知らないので、無邪気にまっすぐ、ただただ自分たちのしたいことを大人に求めてくるわけだけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月12日
無知だからこそ無垢がそこには輝いていて、色々あって煤けちゃった大人にとっては、そんなイノセントがよく刺さるのかもしれない。
今回既に解散してる”RADder”の目線が入ったことで、子供の一人称に大人からの三人称が加わり、ビビバスの現状が立体的に客観視された感じもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月12日
ユニットの外にいる人達は、彼らの何に惹かれ、その歌を聞き力を貸したいと思うのだろうか?
そこに、説得力あるアンサーがついた感じ。
ガムシャラで、純粋で、熱く燃え盛っていた時代。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月12日
現役世代にとっては憧れの星である”RAD”が、既に物語を終えた大人にとっては”アガリ”であり、遠くに置き去りにしてきた”いつか”を重ねて見るから、若人たちに手を貸すのか。
それとも、まだ終わらない物語の続きがあるのか。
おじさん達の燻り加減に、ビビバス達が爪痕残して先に進められると、お話が大きくうねって楽しいと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月12日
そこら辺のダイナミズムが動くためには、絡み合った感情を解きほぐし、”RAD”の謎を探っていく必要があるわけで、今回はその下準備でもあったのだろう。
かつて子どもであった存在としての大人。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月12日
いつか大人になる存在としての子ども。
過去と深く関わるビビバスは、一見分断して見える大人と子供の繋がりを、主題として深く掘れる立場にある。
(ワンダショユニストで、悪しき”大人っぽさ”に支配されかけた鳳家を、子どもに戻し開放した再話でもあるか)
一見揺らがない、頼りがいある存在に見えてめっちゃ湿度高い後悔ヒューマンだった大人たちの群像が、自分たちの物語に悩みつつ走ってる子どもたちを、どう照らすか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月12日
そんなビビバスの今後が楽しみになるエピソードでした。
こっから先話を続けていく上で、絶対必要な調整を入れる回だったかな。
巨大な試練が襲いかかったり、メインメンバーが感情をぶつけ合う話ではないんだけども、ビビバスが捉えてる画角を適切に広げて、話のスケールを広げに来ました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月12日
ここで生まれたスペースに何をねじ込み、どんな化学反応を起こしていくのか。
次回も楽しみです。
追記
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月12日
タイトルである”Legend still vivid”は子どもたちにとっては、ようやくその目で確認できた”RAD”が生き生きと眩しい事実を。
大人世代には伝説になってしまった過去がいまだくすぶってる現状を、同時に語ってる感じかなぁ。
星が未来で待ってるか、過去に置き去りにしてるか、間逆なんだろうね。