からかい上手の高木さん3 を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月19日
秋の大イベント文化祭を終え、冬の気配が近づく小豆島。
肩の力が抜けた”高木さん”の原液が襲い来る、三期第3ラウンド開始の第7話である。
1シーズン3話×4で、間にクリスマス正月ヴァレンタインと季節イベラッシュを仕掛け、進級直前でフィニッシュ！ という流れかな
お話としては常時高木さん優勢、西片の無自覚クリティカルも特に無い、犬の散歩に大興奮ボーイが大変可愛いエピソードである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月19日
図鑑が大好きな所といい、マジで小学生な部分がギッチリ残っているのが、西片の（沢山ある）可愛げである。
そらー俺も、犬の腹をワシャワシャ撫でたい。
いい加減そういう”隙”を見せると、賢い高木さんに逆手に取られると学習しても良さそうなもんだが、西片くんは幾度も幼さを暴発させ、思いの赴くままに突っ走る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月19日
その真っ直ぐ加減が、高木さんも好きなんだと思う。
計算高く大人ぶろうとするが、まーったくそんなこたぁ出来ない。
出来ないくせに、何でも出来る高木さんに釣り合おうとして背伸びし、そこにスコーンと足払い貰ってぐぬぬ…となる様子も、また可愛い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月19日
いい加減三期まで付き合うと、西片に孫みを見出してる限界ジジイみたいな目線にもなってくるが、ボーイが可愛いのはやっぱマジで大事だ。
あらゆる”瞬”イチャコラし続ける、カップル濃度が濃い回でもあったけど、図書館で二人きりの幸福（と気づいていない、最も純度の濃い幸福）を堪能してる時、編み物できる高木さんにショック受けてる姿が可愛かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月19日
西片の中で、高木さんは『何でも出来る凄い人』なんだな、やっぱ。
勝てないからかいに張り合うのも、高木さんと対等な自分でいたいプライドがあるからで、悔しくてムキになるっていうネガティブな張り付き方とは、ちょっと違うのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月19日
じゃあなんで、高木さんとは対等でいたいのか。
思いの根っこを恥ずかしくて直視できない所に、ピュアボーイの可愛さがある。
しかしクラスのみんなは『いや…付き合ってるも同然でしょ…』と正しく現状を理解し、茶化しもせず進展を見守ってる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月19日
主役二人と同じく、クラス全体、世界全体が濁りなく優しいのは、あんま目立たないけどこのお話の、とてもいい所なんだろうな。
ユートピアとしての青春期の、作り方が巧い。
晩秋の気配を伝える一面のコスモス、クリスマスの風情を届けるポインセチアと、花の見せ方も風情があってよかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月19日
3期は一年間を一本繋ぎでどっしり描写するので、四季の移ろいが花に風によく宿り、景色の描写が凄く良い。
同じところで足踏みしているようで、確かに流れる時。
”打撃（あて）”て来てるグイグイ感と合わせて、二人の甘酸っぱい思春期が行き着く所を、心地よく匂わせる作り…なのかなぁ？
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月19日
三期には無言のメッセージ性を強く感じるんだが、それがどう結実するかは映画版見届けないとなんとも言えなくて、それをヤキモキ待ってる”今”を、僕は結構楽しんでいる。
さておき高木さんに終始翻弄されつつ、幼年期と思春期の狭間で幸福に戸惑う西片…それを悪戯に微笑みながら見守る運命の少女を堪能できて、大変ありがたい回だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月19日
全く構えず、ナチュラルに”中学生の恋人たち”してる中井くんと真野ちゃんも久々登場で、メイン二人のいいアクセント…
で終わらず、サンタの実在を信じるミナちゃんとの対比にもなってて、大変良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月19日
クラスの仲間の中にも人格と恋のグラデーションがあって、色んな連中がワイワイ同居してる面白さは、前回大変鋭い形で暴れたが。
今回のように穏やかに、色んな人がいる”クラス”の楽しさを書いてくれるのも、また良い
西片が自分の中にある想いに気づき、それを真剣に高木さんに差し出してしまえば、このお話は終わる（あるいは”（元）高木”へと続く）。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月19日
運命の瞬間がサスペンドされ続ける構造自体が、郷愁と切なさを上手く掻き立て、ずっと見ていたいような、決定機を見届けたいような、不思議な気持ちを作ってくれる
そういうありがたさを、ゆったりと味わえる良いエピソードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月19日
凄く”アニメ・高木さん”のベーシックな作りなんだけども、その水準が高いからこそ、変化球も気持ちいい所に刺さるんだなー、と再確認。
さて冬も深まり次回、どんな語り口で何を描くか。
とても楽しみですね。
