ブラック★★ロックシューター DAWN FALLを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月5日
超AIアルテミスの暴走により、荒廃した地球。
ノリトとミアの兄妹は、基地の奥深くで記憶を失った少女、エンプレスと出会う。
迫りくる鋼の軍勢、砲声と幾ばくかの加勢。
人類最後の希望が、かくして荒野に降り立った。
そんな感じの超★久しぶりだね黒岩さん、まさかまさかのBRS令和リブートである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月5日
過去二作のアニメ、幾つかのゲームとコミカライズともまた別の物語が、グイッと動き出す第一話であった。
不鮮明な部分も幾つかあるが、大筋ワクワクする滑り出しで良かったと思う。
お話としては超AIが暴走カマしてロクでもないことになった地球で、世紀末救世主として目覚めた黒岩さんがトライクと一般兄妹、あと”大佐”を道連れに旅をする感じ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月5日
主役が記憶喪失なこともあって、世界全体はまだまだ見通せないが、全体的なルックは良い。
敵のオートマローダー共のデザインがいい塩梅にキモく、荒廃世界のルックも良い感じだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月5日
メインキャラほとんどマスクで顔を隠してて、なかなか素性が知れない所が末世感を強めているのも、個人的に好きなポイントだ。
ミヤとお兄ちゃんを通じて、ナノマシンで汚染世界の”日常”も見えてくる。
黒岩さんとAIの因縁とか、敵さんの動機とかはサッパリ不明であるが、兎にも角にも運命は動いてしまったわけで、武装少女の宿命は戦いを求める。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月5日
お目覚めなった新生黒岩さん最初の暴力が、味のない全力殴打だったの、乾いた質感で良かったな。
機械っぽい超反応で、バンバン弾丸止めるところとか。
何しろ黒岩さん、その起源はhuke先生が描いたただの”絵”なわけで、そこから伸びる物語は（supercellの楽曲含め）全てある種の”おまけ”ではある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月5日
とすれば、どんだけ基本ビジュアルが映える舞台をお話として整え、黒岩さんのほそっこい身体とオモシロ兵器を活かすか…てのが、大事なわけだが。
アルケーに汚染された鉄の海と、文明の残滓がかすかに残る荒野は、そんな舞台としてなかなか良いと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月5日
やっぱヴィジュアルにキレと独自性があって、なんか新しいものを見れそうな期待感が視覚方面から元気なのは、アクション・サバイバルに分類されるだろう話には重要だ。
特に超ロクでもないオーラが濃厚に漂うスマイリーの”教育機関”のイカレっぷりは大変良く、本格衝突が今から楽しみである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月5日
生身の女ぶっ壊しファックで鮮烈デビューを飾り、ちんこ収納して全裸マントで大演説。
クソ悪役として、掴みは120点でバリバリOKである。良いぞ～～～～。
味方サイドもめんどくせー事だいたい説明してくれた”大佐”とか、久野ちゃん声が可愛いトライクとか、なかなか良い感じのメンツが揃っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月5日
平和機築軍の出落ちっぷりは、黒岩さんの唯一性を強調するためには妙手だと認めつつ、紙っペラみたいに脆すぎてちょっと面白かったな…。
敵さんがアルテミスとティターンで、黒岩さんが半神たるヘーミテオスユニットなので、ギリシャ神話ベースのお話なんかなー…って感じもする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月5日
白紙の記憶を埋めるように、大佐に促されるまま軌道エレベーター潰しに突っ走る感じで、話は進んでいく…のか？
ここら辺は、まだまだ先が見えなく面白い所。
とまれ、なーんも覚えてない人類守護マシーンである黒岩さんに、人間味を与える兄妹との絡みは、ドラマ方面で結構大事かな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月5日
健気に物資をチマチマ集めてる、崩壊世界の”日常”描写が結構好きなので、こういうチマチマしたサバイブ描写、アクションと同じくらい大事にして欲しいな。
ぶっ壊れちゃった世界でそれでも、なんとか生きようとしてる兄妹の生活感って、記憶も定かじゃねー明らかに人間の領分を超えてる黒岩さんにとって、（メタ視点でもキャラ目線でも）体張って守るべものだと思うのね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月5日
そこを体温込めて、いい塩梅に描いた第一話だと思うので、今後も大事にして欲しい。
初手ストレングスさんが巨大アームをぶん回し、殴りかかってくる所で次回に引いたわけだが、白紙の記憶に絡みつく因縁をぶん回して大きな話にすることも、兄妹や大佐との関わり合いを軸にコンパクトに取り回すことも、両方できるお話と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月5日
個人的な好みとしては、手応えのあるサイズ感が良いかな…
しかし文字通り月面まで高く伸びてるスケール感を生かして、荒廃世界の救世主物語として壮大なサーガを描くのも、巧くやりきれば面白く仕上がるだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月5日
どういうサイズで話をまとめるにしても、選び取ったものに嘘のない、描かれてるものと噛み合った構成だと良いかな、と思う。
ハンディな生活感と壮大なスケールって、別に相反するものではないしね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月5日
その両方をうまくつなぎ合わせて、SF世界の血の通った神話として新たに”BRS”を見せてくれたら、彼女の結構な古株ファンとしてはとても嬉しい事だ。
いやー、まさか新作アニメで見れるとはねぇ…ありがたい。
暴力表現に時折フレッシュなペーソスが漂うところとか、黒岩さんの体の描き方にいい塩梅のフェティッシュが宿ってるところとか、結構良い”匂い”のある第1話でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月5日
こっからどういう方向に作品の舵を取り、どんな物語を積み上げていくか。
それを楽しみに、続きを待ちたいと思います。
主役の記憶を白紙にしてあるってことは、そこに衝撃の真実を落としてインパクトを作るためだと思うので、ここら辺の仕掛けがどう機能し、物語を駆動させてくれるか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月5日
そんな大仕掛けに期待を膨らませつつ、新たなBRSを楽しんでいきたいと思います。
追記 マスクは白々しさや親しみのなさの記号でもあると思うので、今後キャラの絆が深まる度に出番も減ってくと思うけど、時代性の表現としてはかなり面白いと思うので、チマチマ見せ場があって欲しいね。
しかしマスクで顔を隠して日常を過ごしてる風景が、違和感よりリアリティの源泉として機能してる表現、時勢との不思議な噛み合わせだなぁ、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月5日
ここら辺のヴィジュアルデザインがどのくらいのタイミングで起こされ、”現実”なるものの変化に影響され、なんらかの演出効果を狙った結果か。
はたまた偶然と後出しで結果として噛み合っただけのものなのかは分かんないけども、見てて不思議な共感があるもんな、荒野で顔を覆いながら”日常”してる人たちの表情。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月5日
そういう部分で”令和”っぽいのは、BRSリブートとしては結構良いことなんじゃないかな、と思ったりもした。
