ワッチャプリマジ! を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月11日
エキシビジョンの余韻をかき消すように、突如プリマジスタに挑戦状を叩きつけた御芽河あうる。
計算と科学の申し子は、友情と情熱を不要なXと切り捨てにかかる。
その態度に激昂したみゃむが、まつりを引き連れオメガの研究所に殴り込みを!?
そんな感じの、マジカル☆不法侵入&器物損壊で第3クールスタート、主題歌も変わって後半戦なプリマジ第25話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月11日
前回鮮烈なクソガキデビューを飾ったあうるちゃんだが、一期序盤を思わせる速度で人間コンピュータとしてキャラを立て、まつり堕ちへの階段を駆け降っていた。
いやマジで極音速で、『まぁこういうキャラだし、こういう事するんだろうな~』という視聴者側のヌルい予測を、パワーで踏み倒すような素早い展開であった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月11日
正直、もうちょい強キャラの威厳を保ったままピリピリするかと思ってたが…でもこのスピード感は、大変にプリマジらしいね。
この速度は直情径行で違法行為を躊躇わねぇ、元祖プリマジのドクズたるみゃむ様に依る部分が大きくて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月11日
常識を魔法界の路上に置いてきた彼女が、反感に素直に大暴走することで、まつりがあうるの真ん前に立つ状況が高速で整えられていく。
物語進行に献身的なキャラだと言える。
第2クールの全部を否定するようなあうるちゃんのナメた言動は、父と会社のロボットであることに起因する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月11日
兄貴の頭飛び越して、後継者としての地位を約束されてる13才の天才児は、絵に書いたような博士キャラとして勝率を算出し、感情を切り捨てようとする。
このヒールとしての一気の立ち上がりが、『あ、やっぱマナマナは考えて導入しないとヤバいわ…』と思わされるみゃむ様の手際よいP&E(突貫抽出)で横殴りされていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月11日
正直やり過ぎ感もあるのだが、ここを逆手に取って脅迫でまつりとの同居を強引に飲ませるあたり、無駄のない展開である。
あうるの挑発を一応後ろで聞いてる組と、オイオイコラコラで噛みつきに行く組で綺麗に分かれてるのも、また面白かったが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月11日
あうる(と社長)の悪辣で殴りつけることで、第2クールで熟成させた”みんな”でいることの良さから、一期まつりが思い悩んだ”わたし”に話の軸を戻す作用もあるか。
仲良しごっこではない真の敬意と友情、好きだからこそ負けられない熱いマジを描くためには、孤高の意味も問わなければいけない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月11日
そしてそれだけでは足らないものを描くべく、あうるがこのタイミングで投入されたのだろう。
『どう考えても絆される顔と立ち位置…』とか思ってたら、一話持たないとは…
今後あうるが辿るであろう道のりは、第1クールでみゃむが歩いた道程でもあって。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月11日
まつりの胸に抱かれ、自分が本当に欲しかったものを見つけられた先輩として、お互い最悪の出会いから始まった”みゃむあう”はかなりのポテンシャルを秘めているように思う。
親父の過剰な競争主義に踊らされてるあうるは、孤独な生まれが人格捻じ曲げてたみゃむと結構共通する部分があって、ここを次回以降、陽日野家同居が埋めてくのかなー、とか考えもする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月11日
兄貴への冷たさといい、どう考えてもオメガ級の欠損家庭なので、あうるちゃんのチョロさもしょうがねぇかなぁ…。
早い展開ながらもあうるの描き方はどっしりしてて、アシンメトリーを基軸にしたプリマジスタとしてのデザイン、ポエトリー・リーディングを交えた楽曲と、また新しい面白さを見せてくれた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月11日
あんだけキッチリキッチリ計算で世の中割り切ってる彼女が、舞台に立つ時は計算された非対称。
ここらへんに、まつりの体温にズブズブ行かれてどんな少女になっていくか、既に予感が描かれてる感じ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月11日
『計算しきれない変数Xこそが面白いんだ!』と、博士キャラを維持したまま世界が広がっていく感じだと、天才児童の書き方として結構好みなんだよな…。
つーか今回マスクを外してよく喋った(みゃむが強引に道を開けて、まつりを届けて喋らせた)おかげで、第1クールで広がった翼が既に、人間コンピュータにトキメキのプログラムを流し込んでいたことも判明。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月11日
この描写、まつりがプリマジスタとして、感動を与える側になった感じがあって良かった。
クールに乗りこなすステージでもまつりの瞳を思わず探し、計算できない新たな変数に乱される。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月11日
『あちゃー…もうダメだズブズブだ…』とほくそ笑んでたら、その正体を探るべくソッコー同居まで疾走するあたり、プリマジのライバルキャラだなぁ、とつくづく思う。
あうるは梟(owl)モチーフの異物感、眼球開きっぱなしの怪物っぷりが面白くもあるのだが、まばたきをしない機械的な気質も、尊重されるべき彼女の個性だと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月11日
何かとエモーショナルなまつりには、けして成り切れないロジカルな彼女。
そんな彼女が、受け取ったトキメキの先に何を見出すか。
凄まじい速度で展開するあうるちゃん青春日記が、今後もとても楽しみである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月11日
第1クールクライマックスの一瞬に、あうる瞳奪われてた描写があることで、このマッハスピードがギリギリ成立してるの、攻めたシリーズ構成ね。
みゃむとあうるがソリ合わないの、同じ女に惹かれた同志…て部分もあるか
まぁ人格ひねくれたクソガキが、聖母の胸で本当に欲しかったものを見つける展開は何億回頂いてもありがたいものであり、そこに至るまでの当惑も反発も、美味しくいただけると思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月11日
あうるを主役に、別の角度から主役の人格強度を描きに行くの、面白い第3クール開始だよね。
あうるちゃんがあと何話持つか、プリマジブックメーカーも沸騰する展開となったが…俺の予想は残り3話だねッ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月11日
この早い展開で絆の意味、マジの熱量をライバルキャラに教えた後で、何書くかも気になんだよなぁ。
運営側(あるいは御芽河家)の暗い部分に、更に踏み込む感じかな?
ともあれ再会一発目から、プリマジがプリマジである所以を思い知らされるマジカル☆犯罪行為であり、驚異の超スピードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月11日
あうるちゃんクソガキっぷりの中に、いい塩梅に蕩かしたくなる可愛さがあんので、この展開有り難いんだよな。待ってるものが来た。
さてここからどうなるか、次回も楽しみ!
あ、魔法を活用してセキュリティをかいくぐり、犯罪者の自覚なくあうるの心臓まで突っ走る二人の姿にはシャドウランナーの風格があり、マジカルパンクとしてとても良い描写だったと思います。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月11日
魔法がお行儀良い夢ではなく、実効あるテクニカルなパワーとして描かれる展開、僕はだーいすき。