ラブライブ!スーパースター!! 二期を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
東京予選突破に向け、結ケ丘らしいステージを探るLiella!
オープンキャンパスに新生徒会発足と、忙しい日々に悩みは深い。
それでも、九人だから大丈夫!
銀杏舞い散る金秋に、かのんが見つけ出した答えとは!!
そんな感じの秋深き神宮外苑、Liella!式”ワンダーゾーン”ともいうべきスパスタ二期第9話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
大変良かった。
もともと”ラブライブ!”が見据える都市と土地、それを描く物語が好きなのもあるが、横幅広く元気よく秋の結ケ丘を走り抜けて、生き生きと青春を駆けていくLiella! の姿が良かった。
新メンバー加入も特定個人の問題解決もなく、少し余裕を感じる状況で、一つの課題にみんなで挑む。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
せっかく九人になったのに見れなかった組み合わせとか、新設校が足場を整えていく様子とかが、魔法のように美しい外苑の秋景色に映えて、雰囲気がとても良かった。
焦りのない話運びの中、かのんちゃんがじっくり悩んで、持ち前の情熱を突っ走らせて答えにたどり着く様子も、納得できる形で描かれていたと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
二期はパッションの人・澁谷かのんに結構クローズアップしてると思うけど、それが過剰な独走になっちゃう局面も、正直それなりにあって。
しかし今回はとてもいい塩梅に、Liella!の九人…だけでなく、結ヶ丘全体、舞台となる街を幅広く扱いつつ、その先頭に立つ澁谷かのんを描けていたと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
思いついたら走り出し、走り出したら止まらない。
そういう澁谷かのんの”熱”が、俺はやっぱり好きなんだな。
というわけで前回恋エピの余波を受け、新生徒会発足から始まる物語。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
書紀に選ばれたきな子後輩の緊張に、優しく手を添えるかのん先輩の距離感が、大変よろしい。
やっぱスパスタ二期の、先輩後輩の”分”がしっかりある作り好きだな…。
(画像は”ラブライブ!スーパースター!! 二期”第8話から引用) pic.twitter.com/W0qaypBjD4
今回は誰が主役というより、結ケ丘という場所、そこで過ごす少女たち全員の話として、横幅広いエピソードだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
設営担当のクゥクゥが久々にやる気十分、東京予選突破に向けて大変元気なの、すげー可愛いんだけどもなんかムカつく。
俺がこういう反応する時は、結構マジで好きになってる時なので怖い。
神宮占拠! Liella!による全周大型ライブで勝負だ!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
クゥクゥがぶち上げた大勝負に、同じスクールアイドルオタクなメイが共鳴してる様子とかも、大変可愛い。
今回は暴走班をシケヅラで見送ってる、醒めた周囲の描写が多く、笑いとしても落ち着きある作りだったと思う。
勢いでゴリゴリ押し込んで『そうはならんやろ…』つう状況をモニタの向こう側でツッコませる作りも、ラブライブらしくて好きだけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
吹き上がるオタク二人に周りが置いていかれたり、あくまでクレバーなCEOが携帯いじってたり、面倒見担当のすみれが苦笑いしてたり、色んな顔が見れて嬉しいね。
一方向に流されきれない、ゴツゴツした個性のぶつかる火花もLiella!の魅力だと思うので、九人をまとめて切り取りつつ、それぞれ異なるリアクションを沢山見せてくれる今回は、見たいもの見れて嬉しかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
このワイワイワチャワチャした感じは、後輩を取り込んで九人になったからこその味わいだしね。
自分達らしいステージに、どこを選ぶべきか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
忙しい日々の中なかなか答えは定まらず、オープンキャンパスでのライブも決行されず。
迷走、停滞、迷い道…というには、Liella!を包む空気は優しくて元気だ。
(画像は”ラブライブ!スーパースター!! 二期”第8話から引用) pic.twitter.com/ZnNs7Y0cT2
オープンキャンパスでのライブに”待った”がかかったの、結ヶ丘がLiella!のワンマンチームではない感じが強く出てて、好きな描写だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
学校の命運全部を背負って、悲壮な戦いに挑む。
そういうお話は、Aqoursでやり過ぎるぐらいにやっしね…。
Liella!が何でもかんでも、表看板背負わなくてもいい。
そういう風通しが学校にあるのは、Liella! を超人集団にしすぎない良いバランスかな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
『生徒会の仕事、かなり大変だぞ! 葉月恋は頑張ってたぞ!』って描写が入るのもその一環だろうし、前回と合わせて恋の値段を上げてきてるな、と感じる。ありがたい。
SNSでのバズり加減を考えると、メンバー手売りのたこ焼き屋はヤバいくらい大盛況にもなりそうだが、まぁそうはならず”L”伝統のヤバタコ料理が売れ残る羽目に。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
ここら辺も、当たり前の高校生としての限界点を柔らかに描く筆致かな。
かのんちゃんが業務と調べ物に忙しくて、出店手伝えない描写とかね
ここでLiella! に出来ないことを描いておくと、後々差し伸べられる周囲のサポートのありがたみも強くなるわけで、生っぽさと夢っぽさのバランスは今のアニメらしく整えてんのかな、って感じ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
あえてリモート予選を入れてきたり、時代の息吹を取り込み地に足付ける所は付ける意識は、結構高い気がする
久々登場なったサニパさんも、地元の応援を背中に受け、最後の晴れ舞台初披露の栄誉を、Liella!に預けてくれる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
色々ギクシャクした部分も正直あるけど、やっぱ俺サニパさん好きなんだよなぁ…だから出番があると、結構無条件で嬉しい。
地域への帰属意識と感謝を、形にするステージ。
それはかのんちゃんが今正に…うっかり出店のことを忘れるくらい、悩んでいる問題だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
そこに先達として自分達なりの答えを差し出してくるサニパさんは、…オタク二匹の号泣は横において、やっぱり頼れる先輩、憧れのライバルなのだ。
それを、どう越えていくか。二期の山だろうなぁ。
さて悩める澁谷かのん、街の息吹を感じるべく枯れ葉舞う神宮を歩く途中で、後輩を引っ掛ける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
食いしん坊きな子にお腹いっぱい食べさせる甲斐性、”澁谷先輩”って感じで大変良い。
ここで躊躇わず奢られるきな子の後輩力も”好(Hao)”よ
(画像は”ラブライブ!スーパースター!! 二期”第8話から引用) pic.twitter.com/HVKGTFTNBl
久々にどっしり地元に腰を落とし、ゆっくり時間を使って物語の舞台を描く今回。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
スパスタの強みだと思っている、現実をベースにしつつも理想的に美しい瞬間を切り取ってくる美術の良さを、存分に味わえて嬉しい。
市街を彩る錦秋はなんとも美しく、街行く人の衣装も季節の風を孕んで、多彩にはためく
お登り丸出しではしゃぐきな子の、かわいい可愛い横顔を堪能しつつ、自分の故郷がどんな街かを改めて考え、ステージのヒントにしていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
クリエーターとしての澁谷かのんが、どんなふうに創作の畑を耕すかもじっくり切り取られていた。
こういう描写があると、出力された晴れ舞台に納得があるね。
映えスポットが山盛りある観光地であり、地元民には産土に根付いた落ち着きも宿る街。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
そんなハレとケが結び合い、繋がる場所としての結ヶ丘を、このときかのんはしっかり見据えている。
この華やぎに慣れ親しんだ眼が見落とすものを、はしゃいだきな子の言葉が教えてくれる描写も好き。
かけがえない助力も受け取り、一意専心ステージに向き合う体制を整えたLiella!は、自分達らしい舞台を形にするべく練習に励む。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
差し出された手のひらの温もりに、思わず涙の人情味の描画は、ベタながらやっぱり大事よ。
(画像は”ラブライブ!スーパースター!! 二期”第8話から引用) pic.twitter.com/u0Rjz46lxH
曲なし衣装なし、渾身のステージもなしでは、ちょっと戯けた感じもある振り付け練習。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
勝負を仕掛ける準備段階を、枯れ葉を場面転換に生かした小気味いいモンタージュの中で見せておくことで、それがビタッとハマる瞬間へ繋げていく。
夏美がずーっと、Liella!の”今”を撮ってる描写も好きだな。
水面下の足掻きはSNSを通じて共有され、共感と親しみやすさを生み出す素材に活かす時代だと思うので、コミカルで可愛い練習風景を発信する戦術は、結構大事だと思うんよね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
数字に飲み込まれる危うさもあるけど、そこら辺は周りがちゃんとブレーキかける…ってことも、今回ちゃんと書いてたし。
その話数で成し遂げなきゃいけない柱が大きくないからこそ、色んなことを軽やかに描ける強さが、今回元気だったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
勢いで突っ走って書き残った部分を、まとめて回収し補足するような仕上がりにもなってて、Liella!をよく知れる作りだったのもありがたいな。
奮戦すれども答えは見えず、どこに舞台をしつらえるか、歩道橋の上で悩むLiella!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
今まで悩み見つめたものが運命の瞬間に結実し、澁谷かのんの背中を押す。
見えてしまったら、もう止まることは出来ない。
影を越えて、ただ光の方へ。
(画像は”ラブライブ!スーパースター!! 二期”第8話から引用) pic.twitter.com/u1aifv9ehD
仲間を置き去りにする全力疾走は、澁谷かのんがオレンジ髪の直情型主人公であることをよく教えてくれる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
やさぐれた初登場がとても印象的なので、こういうアクティブさは未だに慣れない部分があるんだけども、でもコレが地金なんだろうなぁ…。
Liella!やって、それが戻ってきてる。
余人が”これ!”と狙い撃てない正解を、直感して突き進む突破力。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
これに引剥られて嵐千砂都は泣いてる自分を投げ捨て、唐可可は踏みにじられかけた夢を拾ってもらい、鬼塚夏美は燃え尽きた夢の残骸に新しい光を見つけた。
そういう眩しさは、周りを一切振り返らないエンジンの強さから生まれる。
それに周囲はついていくのがやっとで、でも絶対置いていかれたくないと食らいついて、引っ張られていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
澁谷かのんというカリスマ、彼女を中心とするLiella!のあり方がよく見えて、ここの描写はすごく好きである。
澁谷かのんは答えを見つけたら、とにかく突っ走る人…なのだ。
それは唐突で元気すぎるようにも感じられて、でも突き出されてみると、別の答えは思いつかない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
霊感のごとき思い込みが自分一人の範疇で収まらず、周りを巻き込んで大きなうねりを巻き起こしてしまう天性は、アイドルのど真ん中にかっちり噛み合う。
この牽引力を書きたいから、全ての発端と解決が澁谷かのんになるよう、お話を編んでるのかなーと思ったりする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
実はスパスタ、群像劇というにはかのん中心主義で動いてるからなぁ…。
でも”スーパースター!!”ってのは、そういう引力を持ってるから成り立ちもする。
んで、そういう強いエンジンを積んで運命に選ばえてるかのんちゃんも、挫折にやさぐれ道に迷い、誰かの助けで前に進めてる描写が、沢山あるしね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
そんな風に”わたし”と”みんな”の距離感を編んでいって生まれる物語は、まだまだ道の途中。
成し遂げたものは、けしてゴールではない。
でも大事な一歩だ
そんな気持ちを込めて選び取った舞台は、黄金色の銀杏並木。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
道が交わり活気が生まれるこの場所に、宿る祭りの心意気。
山車に竿燈、参道を埋め尽くす華やかな装飾に、スクールアイドルの笑顔が華を添える。
(画像は”ラブライブ!スーパースター!! 二期”第8話から引用) pic.twitter.com/h47CazcIac
予選突破を賭けた自分達なりの答えとして、迷って選んだ勝負の舞台。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
これを作り上げるまでの過程がかなりどっしり切り取られて、努力の総決算な感じが強くある。
ここら辺を駆け足にならずやれるのは、巨大コンテンツの勝負球らしい強みであろう。
全国三十万のLiella!ファンは、あの山車に飾られたコノハズクだの忠犬だのでアガれるのか疑問であるが、夏美のド密着加減を考えると、Liella!チャンネルでペット特集とかやってそうだからな…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
『あ、マンマルちゃん!』とか、濃いめのオタクがブチ上がってるんだろうか。コワい世界だ…。
”Chance Day, Chance Way!”は盛んに、目の前で繰り広げられる祝祭に、見ているものの参加を促す。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
道が交わる場所に集まり、共に騒ぎ歌う喜び。
かのんはそこに結ケ丘の源流を見て取り、自分達なり、現代風にアレンジして勝負に出た。
それは芸道の源流に、立ち返る舞台でもある。
そういう硬い思索は横において、舞い踊るLiella!ちゃん達自身がとても楽しそうで、ウキウキ元気なのが何よりいい曲である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
”ビタミンSUMMER!”は夏美のお披露目って感じがあったが、今回は真ん中をあえて定めない幅広で力強い仕上がり。
みんな主役で、九人だから出来るお祭りという印象が濃い。
これこそが結ケ丘のスクールアイドル、私たちLiella!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
力強く歌い上げるステージを、抜け目なく見届けているウィーンさん…一体何がしたいんだいッ!!
それは先の話として、皆の努力は報いられ、Liella!は無事東京大会進出決定である。
(画像は”ラブライブ!スーパースター!! 二期”第8話から引用) pic.twitter.com/Nlc520Lkf9
ステージに至るまでの迷い道に時間を使って、それが成し遂げたものはスパッと魅せるメリハリも好きだし、それをステージに立たない仲間が掲示する終わり方も、また良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
Liella!の内側と外側に、じっくり分け入るエピソードだからこそ、学校みんなの助けを借りて勝ち取った勝利には、爽やかな風が吹く
生徒会の仕事を頑張ったり、オープンキャンパスでのバランスを考えたり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
あくまで結ヶ丘の一員、一学生として迷ったり助け合ったりしてるLiella!が描かれたのは、とても良かったと思う。
そういう体温ある描写があることで、青春のゆりかごとしての学園と地元の温もりが、よく伝わる。
”L”の本道に必要な、ローカルな土臭さがLiella!に宿る話でもあって、王者サニパを超えていく東京大会を前に、良い助走が付いたな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
ヘロヘロになってるCEOを横抱きに支える四季とか、演者やってる間は抑え込んでた感情が、全部終わると吹き出す米女くんとか、色々見れたしね。
次回予告ラスト0.5秒で示された、さんざん積み上げてきた”クゥすみ”の爆弾が全てを更地に変える予感に震えつつ、次回を楽しく待つ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
リエラのうたは可愛いメイ四季である。ネコってそういう…。
(画像は”ラブライブ!スーパースター!! 二期”第8話から引用) pic.twitter.com/L4GN0xTbNI
素直になれないネコちゃんはメイのトーテムであり、四季がかけてくれた魔法で好きなものに真っ直ぐ飛び込めるようになった…と考えると、第4話の延長線上にある風景か。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月12日
猫を撫でるメイの可愛らしさを、穏やかに見つめご満悦な若菜氏の表情に、濃いめのカルマが宿る。アンタほんとに米女好きね…。