イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 22/09/20 天下繚乱『吉野桜京都綾歌(やまざくらみやこのあやうた)』

昨日はカッツェで天下繚乱を遊んできました。祝・サプリ発売!

シナリオタイトル:吉野桜京都綾歌(やまざくらみやこのあやうた) システム:天下繚乱 GM:コバヤシ

シェンツさん:時雨半四郎:28才男性:青龍2剣客1 擦れた態度で諸国を放浪する、凄腕の剣客。かつては由緒だたしい武家の出だったが、親友が主家皆殺しの羅刹に堕ち、その決着を付けるべく彷徨っている。軽薄の奥に教養と情の滲む好漢。
アカメくん:澄紫薙人:16才男性:朱雀1白虎1鬼神衆1 鬼の力を身に宿して闘う忍びであり、現在は禁裏に近しい立場にある。無情の宿命に身を投げるにはあまりに優しすぎる青年であるが、その生真面目さが暗雲を切り裂き未来を掴む……こともある。
浅間忍さん:東海帝王と鞍上の人:3才オス:玄武2未来人1 化成年間には稀有な異国の駿馬……に、遥か未来を駆け抜けた伝説の競走馬の魂が転生した存在。ガチ馬。人語を介し信念を持って、千里を駆け抜け正義を為す。心を繋いだ鞍上の人との縁で、現在は新選組所属。

こんな感じの三人……二人と一頭が、桜の吉野と春の京都に長い影を伸ばす陰謀に立ち向かい、見事あっぱれ日ノ本に光を取り戻しました。とても楽しかったです。

サプリも発売され、天下繚乱熱がガッと上がったのでオリジナルシナリオを作って遊んだわけですが。
今回はとても久々に公式NPC萌えして作ったゲストシナリオで、大暴れしたのは烏丸少将! 麻呂眉とお歯黒の青公家装束に、異様に盛り上がった肩口を誇る秘剣使いLV22だよ! 土方歳三服部半蔵より強いッ!!
まぁ『俺の少将萌えを喰らえッ!』っていうシナリオではあるのだが、PCが物語に介入する当事者性をないがしろにするならTRPGで遊ぶ理由ないわけで、そこには気を使いつつ、やりたい放題俺の考えたかっこよくて強い磨呂を叩きつけてきました。

天下繚乱はSRSベースで、どうやってもプレイが重く遅いものになりがちなので、うちらの好みに合わせて色々軽量化。
ここらへんはよねちょくんが作ってくれたUR天下繚乱のノウハウを移植しつつ、個別導入とミドルの強化を入れ込んで、最軽量よりもうちょい重めな調整をしてみました。
速さ重視で転がすと食い足りなさが出るので、イベント表なんかを活用して食ってる感を演出しつつ、NPCとの濃いめのロール場とか、伝奇的寝言をモリモリ吐き出す場とかを作って、結構手際よく回せた。
吉野から京都までの旅路をランダム表で表現してみたんだけども、トンチキイベント仕込んだ甲斐あって、軽めのハンドリングで愉快な珍道中を演出できたので良かった。
毎日食べるにはちょっと重たいけど、たまに食べると『お~、食った食った』と思える魅力的な世界観&データなのは、やっぱ良いシステムだと思いますね。

天下繚乱でしか遊べないシナリオ、作れないキャラがどんどん思いつくのは、凄くいいことだと思う。
新サプリ”蒼穹無限”は、そういうところへのブースターとして凄く実プレイを見据えた作りになってて、サプリの理想形だなー、と実際遊んでみて感じた。
歴史ネタが好きな身内の空気にも噛み合ってるし、僕自身そういう寝言はモリモリ吐いていきたいタイプなので、まぁ相性が良いんだろうね。
PLも硬軟取り混ぜたロールのキャッチボールを軽妙にやってくれて、体重の乗ったレスポンスもシナリオに多数叩き込み、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
ガチ馬出てきたときはビビったけども、そこはさすがのベテラン、TRPGの形を壊さない要所をしっかり抑えつつ寝言を投げ込んでくれて、大変良かったです。

というわけで、『やっぱ天下繚乱楽しいな……』と思えるセッションでした。同卓していただいた方、ありがとうございました。