風都探偵 第11話を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年10月17日
強敵・リアクタードーパントの策により、裏風都から弾き出された翔太郎。
ときめを救うべく、依頼を果たすべく、探偵が掴む奇跡の条件とは…というお話。
クライマックス前のタメであるが、翔太郎の人格が良く見える話運びで、大変良かった。
大団円を前に立ちふさがる強敵として、リアクタードーパントの格を一切下げず、クレバーでパワフルな立ち回りをしているのがとても良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年10月17日
人を喰らい拡大する裏風都は、街の可能性を信じたい翔太郎にとって絶対に許すことが出来ない宿敵だ。
この構図を、最終回前に確認していく話なのもいい。
アクセルとの新合体技でも、微かに傷を付けれるだけ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年10月17日
正面からヒーローを弾く力がありつつ、リアクタードーパントは油断なく数をたのみ、翔太郎達を追い出すことで勝利に近づいていく。
自分たちの目的がどこにあり、どう闘うかを良く考えている敵だ。
こういう相手に、どう勝つか。
お話が一旦幕を下ろす時に、説得力のあるヒロイズムを刻むために、必要な問いかけをしっかり投げている感じがする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年10月17日
そもそも敵の本拠に近づけない状況で、翔太郎は珍しく凹み、所長に喝を入れられてスタイルを取り戻す。
ヒーロ復活の足がかりが、変身できない亜樹子にあるの最高。
フィリップやときめが持ってる、超常の力は翔太郎にはない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年10月17日
ただの人間でも、あるいはただの人間だからこそ事件に泥臭くしがみつき、依頼人との心の絆を忘れず、幾度でも挑む。
そんな『街の探偵』の本堂に立ち返ることが、不可侵領域に挑む鍵になっていく。
ベタだが、大変良い。
翔太郎は初手から完成度が高いキャラなので、ここで小さな人間的震えと弱さを見せて、仲間に支えてもらう様子が見れたのは良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年10月17日
主役がブレないから楽しく見れた作品だったけど、時にはそういう迷いも見せてくれないと、公平な感じしないからな…。
亜樹子が背中を押し、翔太郎が駆けずり回って手に入れた奇跡のかけらは、フィリップに手渡され解析される。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年10月17日
部下を便利に使いつつ、『コミュニケーションできてる気がしない』し自分の熱で燃やしてしまう裏風都の流儀とは、大きく異なる街の流儀。
人の繋がりこそが、立ち向かう力を生み出していく。
これは裏風都に残ったときめも同じで、物理的には翔太郎と遠く離れながら、魂は今までで最も近くにいる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年10月17日
記憶なく彷徨い、事務所に向かい入れられ事件に挑む中で、自分の中に生まれた信念。
『街の探偵』の泥臭く靭やかなスタイルを、助手もしっかり受け継いでいる。
それがブラキオ色ボケボーイの魔の手を弾き、ヒーローが颯爽登場するまで依頼人を守り切る、ときめだけのタフさにも繋がっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年10月17日
ねっぷり描かれたエロ尋問、裏風都に漂うヤバい怪奇色と合わせて80`sOVAの匂いがちょっとして、古い素材を新しく使う能力高いな~と思った。
リアクタードーパントの”格”を守って最終決戦までたどり着けたので、彼をどう攻略するか、ラストバトルへの期待値も高い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年10月17日
ここら辺の組み立てがしっかりしてて、毎回ワクワク見終えれたのはとても良かった。
特撮っていうバックボーンより、作品個別の力なんだろうな…。
今回リアクタードーパントとの対話を通じて、犯罪都市としての裏風都の顔がクッキリしたのは、とても良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年10月17日
街の可能性を信じる翔太郎と仲間のヒロイズムを、最後にもう一度照らす鏡として、人食いの獣が跋扈する魔都の危うさ、許せなさを強調したのはとても良い。
そこから彷徨い出た魔女が、何を通じて”探偵”になりえたか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年10月17日
語り切る土台はしっかり作れているので、最終回はハードアクションだけでなく、作品を総括するテーマ性にも期待が膨らみます。
やっぱ物語の骨格部分が、ちゃんとしてるお話だな…と思いつつ、次回も楽しみッ!