あまんちゅ! ~あどばんす~を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月23日
生きつ戻りつ人生海路。悩めるてこが海の中、成功体験を積み重ねつつネガティブな自分を修正していくナビゲートのお話。
恥ずかしいセリフとイイハナシ、曲線と柔らかさのフェティシズムと重依存が濃厚に入り混じり、アタマが疲れるエピソードだった。楽しいけど
というわけで、『もう三話だし、肩温まったからサ…”依存”で殴るよ…』と言わんばかりの、てこのディープ&ダークな内面に潜るお話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月23日
アドバンスと言っても、早々簡単に人間変わりきらない。しかしその歩みは着実に前に進んでいて、なおかつ自分ではそれを実感できない。ややこしい。
てこは自己肯定感のないクラヤミに長くいたせいで、自分の足元を照らすライトも、道を指し示すコンパスも見つからない青春を送ってきた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月23日
伊東に流れ着いて運命の女と出会い、ダイビングと出会い、海中で体を動かす中で『よりよい自分』を夢見るようになったものの、足場は未だ薄暗い方にある。
こういうメンタルを、海中のナビゲーションで具象化しつつ見せるのが今回のお話である。行って、戻る。それは具体的な行動であると同時に、心象の変化でもあるわけだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月23日
小さな一歩が大したものだと教えてやり、成功体験を積む。てこと周囲の人々の行いは、幼い成長をやり直している感じもある。
しかし歳や時代に関係なく、己が大したもんだという実感、世界が暗闇ばかりではないという認識は大事だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月23日
そういう根源的なものをどっぷり与えてくれるからこそ、てこはぴかりに首までズブズブなのであり、その依存が脚を縛ったりもする。ほんと重てー黒髪だな…。
誰かが側にいて、見守っていてくれている感覚。愛されているという実感。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月23日
その暖かさを噛み締めつつも、てこはネガティブな失敗の方を重視してしまう。間違えてしまった過去に傷つけられて、そっち方向にセンサーを向けることで危機回避・自己防衛を行うようになった自我は、なかなか変化しない。
てこぴかり二人ぼっちだと、無限の反復運動で終わってしまいそうなところで、火鳥先生がいい風穴を開ける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月23日
良い結果は夢で、悪い結果が現実。そう思いたがるバイアスを外して、両方当たり前の『今』なんだと気づかせる言葉は、立派な教育者だった。
『そうなりたい!』という希望を肯定するのも良し。
そんな空気穴に支えられつつ、てこの思いはぴかりという特別な存在へ、ずっしり寄りかかっていく。体重を預けられる相手、本音をさらけ出せる人。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月23日
行ったり来たり、寄りかかったり自力で立ったり。同じところをグルグル回っているように見えて、その歩みは着実に力に変わっている。出来ること増えてる
ナビゲーションの具体的な描写を非常に丁寧に、幾度も重ねてやったのは、今回扱うテーマとしっかり噛み合う、良い演出だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月23日
コンパスを確認し、ベゼルを回し、周囲を確認して前に進む。細やかな学習一つ一つが、自分を定位する助けになる。小さくても、無駄ではけしてない。
陸水練の時は見えなかった、海独特の毛式。そこに目を向け、役立てつつダイビングを楽しめ! というてこのアドバイスも、感じ入るところがあった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月23日
あの子、訓練をただの経過ではなく、体験それ自体として楽しめる導線を、ぴかりのなかに与えてくれてんのよね。ほんと人間関係の視力がいい。
てこはナビゲーションの記憶を、他の様々な体験と同じように思い出に変えていく。その時、貝殻や魚、砂紋といった具象物に目を向けたことが、記憶の定着を必ず助けるだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月23日
あんなモノがあった、楽しいことがあった。それを覚える時、イベントとかプレゼントとかは、凄く大事だ。
そういうもんをドッコドッコ人間関係処女地に投げ込むから、黒髪女の重力は全部伊東の妖怪に向かっていくわけだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月23日
弱いてこが久々に描かれた結果、ズブズブ重依存も大量摂取できて、寿命が伸びる思いです。ほんと、伊豆の海は女の涙で出来てるわけよ…(内浦方面を睨みつつ)
女体の書き方も、曲線と質感で勝負するフェティシズムの熱量に溢れ、とても良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月23日
チチシリへのクローズアップでの分かりやすい勝負と、髪脚首へのマニアックな打撃を織り交ぜる戦い
スーツのファスナー上げるところのうなじへの偏愛、黒髪の魅惑…描いたやつ間違いなく変態だな!!(褒め言葉)
楽しいナイトダイビングは、今のてこには遠い。でも暗い海の先にある風景を知ったから、踏み出すことだって出来る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月23日
前進を意味するAdvanceなタイトルを回収する、てこの現在と未来のエピソードでした。ねっとり重く、スッキリ爽やか。あまんちゅだなぁ…来週も楽しみ。