2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧
ロナルド・K・シーゲル、青土社。UCLA付属病院の精神科医にしてハーヴァート大学の行動学者である筆者がであったさまざまな幻覚作用をオムニバスでつづったエセイ。書かれている事象は面白いのだが、翻訳に重さがあり切れがないためせっかくの素材が死んでい…
悪い夢を見て目覚める。厳しい目覚め。鼓動が激しくなり、吐き気もする。悪い夢はイヤだなぁ。(目覚めのぼんやり)
バート・S・ホール、平凡社。技術史と戦史にまたがって、火薬の誕生前夜からその黎明期を丁寧に追いかけた本。ルネッサンス期の戦史を考える上で非常によい本である。まず図版が非常に豊富で目に楽しい。加えて、おのおのの戦争への分析の視点が安定しており…
「三寒四温」 また難しい言葉を勉強してきたな。 だが最近の陽気をもっとも的確に表している。 「さむいあたたかい」 そうだな。
賽川幹朗、講談社選書メチエ。臨床心理学の歴史を外側から検証する本、らしいのだが最初から作者が意図する結論に従って恣意的に論拠が用意されるため、尻のすわりの悪い論証となっている。どうにも胡散臭く、結論もまた胡散臭い。よろしからず。
J・G・バラード、新潮社。バラードの結構新しい(2000年発行)作品。バラードといえばアメリカン・SFの思索的旛手としての作品がやはり有名だが、そういう軸を外して書かれたこの作品はサスペンスである。ディズニーランドとまったく同じ意味で人工的なカン…
早めに寝たのが聞いたのか風邪の気配は去った。寝ていると頭がおかしくなるのであまり寝たくない。早めに治ってよかった。コンビニまで足を延ばし武装錬金を読む。マいてる(しょぼしょぼ)
一回休み。春先の風邪は長引きそうなので気配を感じたら寝て過ごすことにする。ああ。ううむ。
ウィリアム・ゴールディング、集英社文庫。古典的名作だがやはり名作は名作なので心に響く。暗黒「十五少年漂流記」のようなもので、精密な文章だがやはり理性の崩壊した近世、をあつかった寓話として考えるべきだろう。古典を読むにつれ、もはや書かれるべ…
フレッド・アラード、文集文庫。犯罪者ものとしては異例の軽さと脱力系ギャグ、悪い方向に雪玉式に大きくなる事件と、いい素材をキッチリと計算しつくして料理された上質のクライムノヴェル。キャラも立ってるし、なによりいい方向に動かそうとすればするほ…
カレン・アームストロング、柏書房。ローマ権力化のユダヤ人における聖戦概念から始まってムハンマドのメッカ奪回、十字軍、近代史におけるアラブとユダヤ、1980年の差だと暗殺に見る現代のアラブの状況などをまとめたもの。第一回十字軍から十字軍がすさま…
らいどん、メディアワークス。「苺ましまろ」が発売延期なのでぼんやりと本屋を彷徨ううちに手にしていた作者買いの一作。いやね、「御宅の快楽」以来来鈍は好きでねぇ。いつの間に電撃がサルベージしてたんだろうとも思ったけど、このご時勢萌え絵がかける…
昨日はひっぐひぐなきながら「もう……種ぽ…」と枕をぬらしながら就寝したせいか、悪い夢を見てわかりやすくいやな按配の朝。こういう日はもう寝る、というのが今までのパターンでそれが具合をさらに悪化させていたと思うので強引に捻じ曲げる構えで。
あー。あー。あー。なんていうか、足つきは帰れ。(挨拶) 色々と「えー」な話でございましたがアークエンジェル組は全員正座。特にキラ/カガリのアホ姉弟。カガリの説教がむなしく響く中、ハイネが燃え上がる蝋燭の炎のよぉに暴れて暴れて暴れてましたね。…
佐々木正人、春秋社。サブタイトルは「アートとアフォーダンス」であり、その通り、日本におけるアフォーダンス理論の第一人者佐々木正人のアート&レイアウトに関する対談や論述をまとめたもの。はっきり言って敷居は高いが、佐々木正人の研究はやはり的確…
舞城王太郎、新潮社。舞城読むぜ、読むぜ、と呼んでいるわけだが、これは三島取って芥川を取りそこねたんだっけか? まぁ受賞するかどうかはもう重要なことじゃない。重要なのは小説が面白いかどうか、そして誠実かどうか、だ。もちろんこの本はその点におい…
これも最終回ですのう。いや、綺麗に終わらせてくれました。あのエンディングは本当に凄い。此処でああもうまくジョイントさせるか、という。終わらせる難しさ、風呂敷のたたみ方、というのは原作の重圧を上手く晩にしてはるか高みに飛び上がった感がありま…
近所のゲーセンに入っておりました。なんか出たてのゲームにありがちな驚異の連勝の光景(90OVER) を見かけてコインインサート。レン、都子(『スリップノーット』と叫びながらジョジョ立ち)あたりで負けにまける。感想。ロケテ版やメルブラよりマシには…
終わった。終わってしまったなぁというのが今の感想である。前にシリーズ構築の巧みさをビバップの長所として述べたが、始まった物語をたたむ、という難しい作業もやはり完璧にこなしており、このシリーズ構成はやはり珠玉の出来だと思った。「リアル・フォ…
武術とかに興味がある人はこれとこれをみてくれいロシア武術システマだそうだが、合気道に似た動きね。ていうか打撃のうそ臭さがたまらないんだが、あたってる人の魂は確実に失神してそう。謎だ、システマ。
ヘーイビバーップ(挨拶) 一気読みも後半戦に突入ですな。今回は「道化師の鎮魂歌」が入っていました。やっぱり東風のキャラ立てはマブいね。遊園地でのアクションもいい。みんなが納得する名エピソードですな。East WindってやっぱWizなのかね? 「ワイル…
ジェイムズ・エルロイ、文春文庫。よい小説には香りがあるが、エルロイももちろんそうだ。押さえ込んだ文体と静かな列挙から見え隠れする味のない味、ハードボイルド&ノワール。基本であり、やはり完璧である。短編集として絞まりのある優秀な作品の群れ。…
フランク・クロース、紀伊国屋書店。また邦題に問題あり。内容としては対象性を軸に原子物理学の歴史と現代を語る、というもの。歴史記述はわかり安かった。物理の問題はちょっとちんぷんかんぷんな部分アリ。でもそれは読者としての俺の問題で、単純に物理…
酒井隆史、河出書房新社。「シリーズ 道徳の系譜」の一冊。んー。一言ではまとめにくい豊穣さに溢れた一冊である。ジュジク、フーコー、ベンヤミン、ホッブズ、マルコムX、キング牧師、アレント、ニーチェ…。西洋智を自在に縦断しながら語られる現在の暴力へ…
んー。お目覚めの友はビバップです。今回ははずれがないというか個人的に好きなウダイが出てくる「ブラック・ドッグ・セレナーデ」と、シュチュエーションコメディとして完璧な「マッシュルーム・サンバ」そしてラストで不覚にも落涙してしまった「スピーク…
深見真、復活! 深見真、復活!!(ガングロ中国人で)というわけで深見先生久々の小説であります。いやー、檻から出た獣とはこのことでしょうな。ミステリなんていうツマラン枷を外され、どっぷどぷ溢れる深見汁。出てくるキャラはみんな腹筋の割れたレズと…
だらり妖怪話も四巻に。てろてろと続いていていい塩梅であります。妖怪ダイスキな人にはたまらない田舎臭の中に実在するあっちの存在と、それが見えてしまうという(現在では)障害を背負った女の子達のお話。僕はやっぱ好きだなぁ。今回は見えること=障害…
というわけでトーナメント! たーノーシーイーなー(愚鈍面) まぁネギ君はキャプションが出てるのであんま説明しないでいいや。八大招式はまぁ最終奥義みたいなー。んでもって、くーの技がマブいですね。まぁ初撃はおそらく二起脚だと思います。八卦の体捌…
朝目覚めの一杯といったらこれでござんす。といわけでビバップ。「ジュピター・ジャズ(後編)」にまず痺れる。やっぱこの話はいい。ていうか構成がうまいんだよなぁ。キャラクターやエピソード、語り口の上手さについ目を奪われがちなビバップだけど、真ん…
しかも一日に二回。謎だ。新手のセクシャル・ファンタギア?