イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

太陽の黙示録 13

かわぐちかいじ、小学館。かわぐち先生の二国史もはや13巻目でございます。長々悪のトップとして居座ってきた薫藤が退場、北と南が煮えたぎる中、十三間かかって三国志三人目のアクター、孫権相当品が登場ですよ。掲げる正義は資本主義。今回勝呂をいいよ…

犬はどこだ

米澤穂信、東京創元社。ジュブナイルとミステリ、両方の武器を自在に操る稀有な作家、米澤穂信。なんでもない日常のなんでもない事件を輝かせる手腕においては当代有数の腕を持っている作家だが、今回はその両方を封じて勝負、という作品である。登場人物は…

樒/榁

殊能将之、講談社。ブックオフでうろうろしたら見かけたので買いましたよ。読んでいなかったので。小説内小説「天狗の斧」とおなじみ石動探偵の話の二本立て。正直ページ数は薄いし内容も可もなく不可もなく、丁寧な作りながらも強引に読ませる圧力も奇想天…

銃姫 8

高殿円、MF文庫J。きっちり煮込まれたファンタジー世界でのろくでもない戦争のお話も大詰め、のまえの地ならしといった感じの八巻ですよ。流石に八巻かけて(ところどころ抜きのエピソードはありましたが)ろくでもない大国とろくでもない部族がろくでも…

初めてのガイア:GM編

すっすと三時間でデモンパが終わりガイアですよ。GMは僕ですよ。ガイアはGM初めてですよ。オリジナルですよ。 シナリオタイトル:さよなら、アドルフおじさん システム:アルシャードガイア GM:オレ 赤目くん:白洲健太郎:14歳男性:ホワイトメイ…

はじめてのデモンパ

日曜日はセッションでしたよ。最近たくさん遊んでいますね。初めてのデモンパラサイトでありわくわくしております。 シナイオタイトル:ランニング・ハイ システム:デモンパラサイト GM:赤目くん 田中君:ナオト:十代中ごろ:ヴォージュ2 良くない組織…

再読/マルドック・スクランブル

冲方丁、ハヤカワ文庫JA。「ヴェロシティ」とのリンクに重点を置いて再読してみた。矛盾点(オクトーバ社の起源)や不明な点(プリンス)なども多々あったが、ボイルドとウフコックが袂をわかってからの一年で、いかにボイルドが空っぽになったかを再確認で…

マルドゥック・ヴェロシティ 1〜3

冲方丁、ハヤカワ文庫JA。3週連続刊行をあえて追いかけず、まとめて一気に読んだ。なにぶん何を話してもネタバレになるので

もっけ 6

熊倉隆敏、講談社。妖怪ノスタルジー漫画、久々の新刊。前回妙に収束気配だったので終わるかなー、と思っていましたが、各々環境を変えて続いてました。お姉ちゃんが高校を離れて、おじいちゃんがいない環境でどう"見えるの"に対処していくかは不安心満々で…

鋼の錬金術師 15

荒川弘、スクエアエニックス。つーわけでハガレン。早説明の必要もない国民的漫画ですが、ココでちょっと時間が戻ってイシュヴァール殲滅戦の話でございます。いやー、暗いね。開幕でリザの親父さんは死ぬし、過去話に移ってからは死体が写ってないページを…

さよなら妖精

米澤穂信、創元推理文庫。田中君が貸してくれた、米沢穂信の本。面白かったので語ります、核心に触れる記述アリアリで。

ビョーインー

つうわけで渋谷へ。寒気と頭痛がひどいので、背中を丸め首をすくめてまるで電線の上のスズメのような気配で。羽毛を膨らませているやつです。ボーっとした頭で帰宅したら、増薬されたクスリ袋が。ギギー。

そして

二本目はブレカナ、GoBキャンペーン最終話ですよ。 シナリオタイトル:黄金杯の消失 システム:BoA3rd GM:シェンツさん 年代:1069 田中君:”しぶき姫”ラントルート:25歳女性:アクア=フルキフェルアダマス ザルムの王族出身の騎士。神の…

日曜はセッションでしたよ

寒い。骨の根っこが折れるかと思うほど寒いので、ダウンを引っ張り出して着ました。そしてぱらぱらと小雨が。ギャース。 シナリオタイトル:悔弾 システム:メガテン200X マスター:浅間忍さん シェンツさん:フィアルカ:17歳男性:妖精騎士→デビルア…

IBMとホロコースト

エドウィン・ブラック、柏書房。ナチによって行われた大量虐殺に、IBMの提供したパンチカード情報処理技術(ソリューションというべきだろうか?)が重要な関与を成していたことに関する本。日本語サブタイトルは「ナチスと手を結んだ大企業」英語サブタイ…

ブラック・ラグーン 6

広江礼威、小学館。サンデーGXで鉄砲撃ってる漫画で一番有名なの。相も変わらず油ギッシュでクドい漫画だが、それが読みたくて買っているのでそれもよし。上の漫画と同時に読むと、ほんとに音が大きくて色が濃い。台詞やキャラクターの小回りは聞いてない…

ヨルムンガンド 1

高橋慶太郎、小学館。サンデーGXで鉄砲撃ってる漫画の三本目。キツネちっくな死の商人、ココの私兵になった少年兵、ヨナの話。ブラクラほど音も色も派手ではなく、ワイルダネスほど様式美に染まっていない。ビジネスで鉄砲売る武器商人の話らしく、絵も洗…

街刃 3

天辰公瞭、講談社。マガジンの忍者アクション三巻目。連載中断期を挟むせいで、せっかく面白くなりそうなエピソードがぶつ切りであり残念無念。まぁ何が残念無念かってもう連載が終わってることなんですけどね。く。それはさておき、相も変わらず微妙に泥臭…

ロンドン 炎が生んだ世界都市

見市雅俊、講談社選書メチエ。1666年のロンドン火災を、サブタイトルにもなっている「大火・ペスト・反カソリック」という三つの視座から読む本。 選書という紙幅の限られた題材だが、都市史、病理史、宗教史という三つの意欲的な切り口で一つの事件を切…

テヘランでロリータを読む

アーザル・ナフィーシー、白水社。アメリカ文学者である筆者が、1979年のイスラム革命から1997年アメリカに移住するまでをつづった回想録。 なんとも奇妙な幅を持つ本であった。この本はホーメイニー革命家のイラン・イスラム共和国における知識人の…

ビッグバン宇宙からのこだま

マイケル・D・レモニック、日本評論社。ビッグバン宇宙論の裏づけに必要な観測データを探査するための衛星WMAP開発に至るまでの宇宙論の発展と、WMAP計画の立案、実行、そしてそれ以降について述べた本。 難しい本である。宇宙論の専門的なタームが…

ことばの起源

ロバート・ダンバー、青土社。言語コミュニケーションの進化を、主に類人猿生物学の視点から書いた書物。サブタイトルは「猿の毛づくろい、人のゴシップ」 言語進化を類人猿研究の側面から掘り進んでいく、という試みはかなり面白い。神経科学や進化生物学、…

世界で最も美しい10の科学実験

ロバート・P・クリース、日経BP社。「フィジックス・ワールド」誌で行われた「歴史上最も美しい実験」に関するアンケートから、科学哲学史家である筆者が選んだ10の実験についての本。英字タイトルは「The Prism and the Pendulum」であり、その名前の…

反西洋思想

イアン・ブルマ&アヴィシャイ・マルガリート、新潮社。さまざまな場所で発生している反西洋主義(オクシデンタリズム)をその起源や現在のあり方など、横幅の広い視点から書いた新書。 何しろ非常に二千六年末的な話題なので、それだけで興味を引く本だとい…

DOGS BALLETs&CARNAGE 1

三輪士郎、集英社。うっかり買い忘れたのをひょっこり買った、三輪士郎の五年ぶり単行本。ウルトラジャンプで連載が始まった、という報を聞いたときは「フカシ」の一言で切って捨てたがその後本当であることが発覚し驚愕した思い出がある。 さてはて内容のほ…

ナツノクモ 7

篠房六郎、小学館。ネトゲ地獄漫画もついに七巻ですよ。纏めに入ってるなぁ。次々キャラごとの関係を纏めにかかっていて、エンジンかかった感じ。いままでさんざっぱらタメだったので、ここで走り出しても違和感ないのはお見事。そして待ってましたの三馬鹿…

心の輪郭

川合伸幸、北王子書房。非常にニューサイエンスっぽい表紙とタイトルだが、サブタイトルの「比較認知科学から見た知性の進化」が表すように、さまざまな動物の刺激・認識・学習実験を分析/比較し、生物学的アプローチでヒトの心研究を行う入門書。 ザリガニ…

購入予定

11/17 街刃 3 11/17 ヨムルンガルド 1 11/17 ブラックラグーン 6 11/22 もっけ 6 11/22 鋼の錬金術師 15 11/30 太陽の黙示録 13