2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧
「むおお」 布団に包まって動かない生き物め。 カロリーの節約でもしているつもりか。 「むおおお」 まったく。 「さむいですよ」 そりゃそうだ。
ドミニック・ボダン、白水社文庫クセジュ。フランスサッカーにおける暴力現象を社会学の立場から分析した本。フランスにおいて、フーリガン現象はどうやら(少なくとも1980年代までは)対岸の火事だったようだ。アホなイギリス人のパンクスが騒いでる、…
というわけでセカンドステージ「親知らず編」です。ひぐらしは九番目のエピソード「熱冷まし編」が必要だと思いますがそれはさておき。麻酔を二本ぶっこむと顎が冷えたような麻痺感覚。そっからは大工事です。今までのニードリングによる神経除去が、建物を…
ビル・マッキベン、河出書房新社。遺伝子工学とロボット工学による人間の変化を指摘し、テクノロジーの発展に警鐘を鳴らすサイエンス・ライティング。先日読んだ「テクノロジー21」とは真逆の方向性の未来学の本ともいえる。 筆者は腕利きのサイエンス・ラ…
つうわけで最終局面開始、ですな。まぁラストクールなのでこれでよろしい。ボダラクは思いっきりチベットでした。まぁ助走という感じで次のアクペリエンス3が本命かなとは思いましたが、なかなかどきどきです。それはともあれ、OPEDともに曲微妙。むう。
安晃龍一、同胞舎。歌舞伎町の中国マフィアの犯罪ビジネスについてのルポ。犯罪系のルポは出来の振幅が激しいので、常に眉に唾しながら読むようにしている。つまり、出来に期待しないで、ルポとしての基本を抑えていなくてもしょうがない、と思いながら読み…
あさりよしとお、メディアワークス。GUM立ち読みしたらむっちゃ面白かったので、購入。なんじゃこら。石油文明が崩壊した後のちょっとアフターホロコースト入った世界で、蒸気機関ロボ、ただし心は乙女とその強くて優しい姉、ただし外見は全身義体のお話。さ…
林家志弦、メディアワークス。つうわけで女の子たちが青春一直線でちょっと百合百合しいチャンバラ漫画の最新刊が出ましたよ。じゅんじゅう&ゆうほ編に決着が付きました。このエピソードは凄い腰がしっかりしてて、やっぱりじゅんじゅんはいいなぁ、と思い…
ミチオ・カク、翔泳社。コンピューター、DNA、量子論という三つのポイント、2020年から2050年という時代に的を絞った未来技術論。150人超という大量のインタビューと、自身科学者である筆者の博識に支えられたなかなか確かな本である。出来な…
高殿円、メディアファクトリー。独自性の強いファンタジーも大詰め、ラストエピソード序章です。序章らしく、因縁を整理したり、感情を一端纏め上げたりする感じで大きな動きはない感じですね。でも高殿円特有の丁寧な筆の運びは健在で、こういう歩みの遅い…
つうわけで歯医者。装具をはめてアジャスト、はめてアジャスト、はめてアジャスト。そんな感じでようやっと左下奥歯の治療も終了。ヤッターと思った瞬間「親知らず三本抜いたほうがいいですよ。このままだと残った歯もメタルティースに」というお言葉。ええ…
長沢智、集英社。というわけで非常に幸福なコミカライズ、マリ見てマンガ版の五巻目です。今回はワレンティーヌ前編。まず感じたのはキャラが筆になじんできたなぁって感じです。元から非常にキュートな絵なわけですけど、今回は本当にインクの塊からかわい…
森博嗣、講談社。もしくは「Let us Fly」 というわけで博嗣先生の短編集です。ギリシャ文字シリーズではさんざっぱら肩透かしと煮え湯を食らわされているのが正直なところですが、あいもかわらず短編は凄まじい切れです。静かな台詞と情景描写が生み出す透明…
ロバート・ポラック、早川書房。分子生物学者が書いた医療倫理学の本。このような越境の本は、足場が固めきれず論点がずれるか、豊富な資料を専門知識で読みぬき、適切な意見を建設するかのどちらかであることが多い。この本は後者である。 自身ががんになっ…
ジャン・ヴェルドン、原書房。「夜」をテーマにした中世の歴史書。とにかく骨の太い本である。恐怖と犯罪、冒涜に満ちた「悪魔の時間」としての夜、快楽と酒、食事の時間である「人間」の夜、そして夢と幻視、心霊との対話の時間である「神」の夜。三つに大…
熊倉隆敏、講談社。はい、アフターヌーンの地味妖怪マンガですよ。いつものほんわか妖怪テイスト日常マンガと思いきや、ロクサン、ヤマウバ、カマイタチの後半三連戦は本格的に伝奇というか、幽界と現世の境目を見てしまう見鬼の危うさを取り扱った非常に真…
かとりまさる&安藤慈朗、講談社。はい、オンナノコ(女装少年も)がもりもりと将棋に目をぎらつかせる面白マンガです。周りでは僕しか読んでいなくて徒っても淋しいですが、面白いです。ナオン組の可愛さは維持したまま、とくにしおんは小動物っぽいマニュー…
言ってきました渋谷。路面凍結とかねー、厳しいですね。すべるんで。特に進展も後退もなしの現状維持。しばらくはこんな感じなのかなぁ。まあだらだらと付き合うしかない感じだ。
というわけで、ブロッサムでDXをやってきました。「子供たちに愛の手を」という、チルドレンとUGN,FHについて真面目にやりすぎた結果結論が『ない』という超昔シナリオ。MAJI不安でしたが、PLに助けられて大成功に終わりました。いやありがたい。 自分はどう…
さてグレートウォール攻防戦、とおもったらかぎなれた、いやさ思い出したくない地下坑道の匂いが。前回のギャグの温度が暖かかった分、今回は寒かったなぁ。キャプ翼まんまなフットサルシーンとかはそれなりだったけど、全般的に。まぁ次回は真面目っぽいの…
「静かですね」 ああ。 「この世でふたりきりみたいですね」 雪には雨音がないからなぁ。 静寂が降り注ぐのだ。 「こたつはいいですね」 みかんたべる? 「はくはく」 ほんと、静かだ。 「かわもたべますよ」 偉い偉い。
はい、息抜き第二段です。主役組一切出ませんでしたが、面白かったですね。トーキー、ヤクザのお嬢を金蔓にフランスへ。なんでここでお嬢なのかサッパリですが、小夜組はともすれば家族サークルで閉じこもりがちなので、グデグデになるのを防ぐにはいいカン…
カート・ヴォネガット・ジュニア、ハヤカワ文庫SF。言うまでもなく前世紀アメリカ文学で最もユニークで重要な作家の、重大な作品である。作品は精神病院と、宇宙人のUFOと、そして第二次大戦最大の虐殺地(スローターハウス)であるドレスデン空爆という…
リン・カーター、東京創元社。ウィリアム・モリスからこの本が発行された1973年までのファンタジーに関する通史。書史としてはとにかく網羅的に力強く資料に当たっている。精力的に膨大な量の資料を提示し、通時的に読んでいく手法はなかなか力強い。 た…
澁澤龍彦、日本図書センター。僕はエッセイというものはあまり読まないのだが、澁澤と池波と向田は別格でよく読む。というわけで目に付いたので図書館の棚からもって来た。 やはりいい。切れ味と才気、そして何よりユーモアに満ちた、軟らかな文章。そのくせ…
林家志弦、一迅社。つうわけで、百合姫の切り札、オンナノコ同士のジョーカー、苺牛乳が単行本化です。めでたい。アイドルが百合百合しているマンガなのですが、清潔感があるのと、アイドルの部分をキッチリ骨太に書いてくるのは流石林家先生だなぁと思いま…
つうわけで今日も歯医者。今日はついに奥歯に装具、の土台になる金属を埋め込んで、余計なエナメル質を激しく削る。その後型取りして終了。次回ついに被せ型装具が出来上がって長かった治療も終わる気配。うむうむ。
川村湊、講談社選書メチエ。大日本帝国期の植民地支配と、柳田民俗学の関係を扱った本。腰のしっかりとした本である。朝鮮、台湾、蒙古、ポリネシアと広いエリアを網羅しつつも、膨大な資料を読み込み、硬い問題意識を保持した視点でしっかりとした分析を行…
赤松健、講談社。つうわけで三巻に渡る武闘大会編も終了であります。今回はほぼ萌えなしの延々バトルバトルした展開。ネギま! 赤松の本領発揮とも言うべき勢いで戦って戦って戦ってます。個人的にはクウネル×楓戦がベスト。やっぱり楓はカッコイイ。 作者の…
荒山徹、新潮社。シェンツさんから借りた、朝鮮と柳生にこだわった伝奇小説。ええ、時代小説では絶対にありえません。具体的に言うと連作集なのですが、タイトルを見れば判ってくれるでしょう。 「十兵衛両断」「柳生外道剣」「陰陽師・坂崎出羽守」「大公呪…