イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

アニメ感想日記 15/05/12

Fate/UBW:第18話『その縁は始まりに』
中ボス『耳長エルフと殺し屋男』をぶっ倒し、ついに真ヒロイン・ガングロ諏訪部の事情に迫っていく回。
セバ子が淫猥オブジェから武装ヒロインに帰還したと思ったら、即座に凛ちゃんが囚われの姫にチェンジしてて、『画面に男と女は、一対しか写すつもりはねぇ』という気概を感じる。
ヒロインリボ払い形式でお送りする、あなたのUBW

アチャ男のナイーブな側面が一気に吹き出る展開なのですが、諏訪部のギアチェンジがすげー巧くて、ガングロマッチョなのに傷ついた少年のように見えてくるのが面白い。
初恋の人であるエルトリアの夢に価値を感じ、それを受け入れて消えていくことを望んでいる辺り、悪ぶっても死んでも一生ピュアボーイだな君は。
そして凛ちゃんに天魔かコミックゼロスみたいなことをしようとするワカメを、ツンツンしつつも『触ったら殺す。挽き肉にする』オーラ出しまくりで牽制するシーンは、純情過ぎて笑ってしまった。

一方メインヒロインに帰還したセイバーは、要所要所で凛々しく可愛かった。
リソースのやりくりの結果凛と契約した後、『データ的には凛と契約しましたけど、シナリオコネの志郎も好きですよ? 私騎士ですし』みたいな言い訳をするセバ子は、何とかロールプレイを維持しようとする根性が見えて良い。
まー数週間に渡り喘ぐだけだった過去に拘ってても、いい事ないからね!

そんな健気なセバ子を気にしつつも、結局アチャ男好き過ぎな志郎。
UBWアニメは志郎の自己犠牲ロボっぷりと、擦り切れた大人であるアーチャーへの反感と憧れを強調した演出が特徴。
今回も『色々好き放題やって気に食わないあいつに、俺の方を向かせてやる!!』と気合を入れ、ガングロ諏訪部と戯れてました。
思い返すと、ずーっと諏訪部とツンデレしながら進む話だな、UBW

頼りになる戦闘兵器・蒼い槍マンも再び合流して、ワカメ・金ピカ・赤マッチョという女っ気のないメンバーと殴りあう直前で、今回はおしまい。
物語の導入部分では敵として主人公を『死』という非日常に誘い、クライマックス直前では味方になってお話をまとめに来てくれる槍の人は、そりゃー好感度高いよね。
凛ちゃんの立場から見ると、『お城にとらわれて、紅いマッチョと蒼いマッチョとピュアボーイに取りっこされたい! あとワカメを思う存分罵倒したい!! そしてエロいサービスはしないッ!!!』という動物的乙女欲求が、フルに回転する今後の展開。
どう見せてくるのか、楽しみですね。

 

・ハロー! きんいろモザイク:第6話『きになるあの子』
狂気と萌えが渦を巻くアニメ、折り返しの第6話は穂乃花ちゃんと先生'Sのお話。
キチガイ集団期待の新人として、持て余すポテンシャルを見せつけた前半と、根本的にニンがいいので普通の萌え四コマみたいだった後半。
落差のある話に仕上がりましたが、それがむしろきんモザらしいというか何というか。
……思い返すと、後半もそれなりに狂気に満ちてた気もする。

穂乃花ちゃんはシノとはまたタイプが違う金キチっぷりを見せていて、真っ直ぐにカレンをロックする猛獣加減が怖かったです。
シノは服とか旅行とか横道にそれるけど、あの子本気で金髪しか見てない……。
カレンの実像ではなく、自分の頭のなかで理想化されたカレンを追いかけてる様が、なかなかハードコアでした。
キチガイであることがこの話に参加する条件なので、なかなかパンチの効いた新キャラだな! って感じですね。

後半担当の先生'sはトンチキなこと言いつつも、いい話で収めていた。
暴走する十代を抑えこむ役割上、回想であってもそこまで吹っ飛んだこと出来ない、ということかなぁ。
俺このお話のフワーッと人の良い部分も好きなので、そこ重視で見せてくれたのは嬉しかったりする。

いつもの面々は、相変わらずのカルマ全開でしたがね!
特にアリスは何にでも嫉妬していて、銭ゲバ以外の闇をしっかり開示していた。
ナチュラルに煽るこけしも、問題あると思うけどさ……。