イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

GANGSTA:第11話『ABSENCE』感想

地獄の釜の底が抜けた犯罪都市のお話、ラス前一個。
主役なはずの便利屋共はほとんど出てず、やりたい放題し放題なハンターたちがバリバリテロリまくる展開でした。
いやー、麦でも刈り取るようにバッサバッサ殺したね。
あとダグ死んじゃったね……。

テロ現場とそれ以外の温度差が、緊急事態に対処しなければいけないのに情報が伝わらない矛盾を浮き彫りにしていて、なかなか良かったです。
相手が情報遮断を行ったのに加え、トワイライツとノーマルの社会が隔絶しているので伝播が遅いってのは、皮肉が効いてて面白い。
ハンター共がノーマルの巻き添えを気にしていないのは判るんですが、積極的に殺しに行くのかな?
コルシュカ組の狙いが街の掌握になるなら、トワイライツと他の組だけ潰して、一般市民は残すか。

そういう状況で即座にぶっ殺されつつ、なんとか仲間に情報だけは伝えたダグは男気があった。
多分この後バッタバッタと名前ありキャラが死んだり死ぬより酷い目にあったりする展開だと思うのだけど、そういう中でも『なにか』があると少しは救いになる。
本当は死なないのが一番いいが、この糞みたいな街がこれだけ燃え上がってると、死人なしってのは不可能だしね。

タバコ屋のねーちゃんは前回立てた死亡フラグを見事に回収して拉致られてたけど、敵さんと櫻井、なんか因縁あるのかな。
今回主人公が登場していないのに、そこら辺を説明してテロにある程度のめどを付けてってのは時間的にキツい気もするが、どう収めんだろうか。
ギルドVS狩人も水が入る形で収まってるし、やること沢山あるなぁ……残り一話だよね?

いろんな人の因縁がチリチリと燃え上がり、アレックスが記憶を取り戻したりもしたお話でした。
いい塩梅に沸騰しているとは思うのですが、事件がでかくなって沢山の人を吸い込めば吸い込むほど、必要な尺は増えていく。
収まりきるかどうかちょっと心配になってきましたけども、いい終わり方を期待します。