イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

Dance with Devils:第2話『迷いと秘密のジルバ』感想

・Dance with Devils:第2話『迷いと秘密のジルバ』

悪魔が来たりて歌歌うアニメ、第2話は生徒会の面々が自己紹介して、長野行って家が燃えた。
二話にしてようやく分かったんだけど、このアニメあれだ、"悪魔のリドル"と"シンフォギア"と"ラブライブ(三社合同プロジェクトだから)"を合体させた上で乙女向きにして、ホラー風味で味付けしたトンチキアニメだ。
つまり俺の大好物ってことだ!!

お話しのあらすじだけ切りだすと、『謎の吸血鬼の魔の手が迫る中、生徒会長が体を張って守ってくれたよ!!』という真っ当な乙女向け第二話っぽいお話。
しかしアレだけハイソな空気の中謎の鍵はNAGANOにあるローカル加減だし、会長しいたけ食べれないし、超常能力を手に入れたヴァンパイアがやるのは空き巣と放火だし、どっかが抜けている。
Elements Gardenが関わるアニメは、ネジを二三本落とすのがお約束なのだろうか……それが大好きなんだが。

ミュージカルパートは本数が減りクオリティも下がり、しかし楽曲のレベルは本当に高いという扱いに困る代物。
あ、戦闘シーンで自己紹介しながらスタイリッシュに焼き殺す使い方は最高でした。
やっぱお歌は、テンション上がるタイミングで使いたいわよね。
敵がぼっ立ちのままぶっ殺されるの待ってるのも、Elements Gardenアニメの特色かな……。(路肩でデスルンバに轢かれるのを待ってるノイズさんを思い出しながら)


一方、会長とリツカちゃんのロマンスは、非常に順調に進行していた。
しいたけ食えない可愛げもあるし、自分のために体を張ってくれるし、リツカからの好感度が上がるのには納得がいく展開だ。
しかし会長策士キャラっぽいし、今の親切にも裏がありそうなのがなぁ……。
今後はここら辺の真実を見抜いているお兄ちゃんと会長が、リツカのためにバチバチする展開かな。
乙女向きは絶対一回は、『私のために争わないで!!』展開あるな……ハーレクインつーか、中世ロマンスからの大鉄板ではあるか。

生徒会の残り三人+ポメラニアンは、ザックザックと大体のキャラを説明されていた。
自己紹介が終わるなり、ヒロインそっちのけで男×男(もしくは男×犬)で大盛り上がりする小学生マインドは、俺は好き。
しかしせっかく良い曲あるんだから、自己紹介フェイズこそミュージカル仕立てにしてくれても良かったんではないか。
あんまり作画力に余裕が無いというのは、色々感じ取れはするのだが。

というわけで、乙女向けに必要な物語的足場を着実に踏みつつ、持ち前のトンチキ力を露わにしてくる第2話でした。
煽りでも何でもなく、可愛気がたっぷり詰まったキュートなアニメなので、俺は好きです。
スーパークールに始まったと思いきや、二話あたりからトンチキ力が暴走を始めるという作り……今期のリドル粒子発生源は"二つ"あった……!!?(ミステリ漫画っぽい引きで終了)