イマワノキワ

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アクティヴレイド -機動強襲室第八係-:第5話『消失のポーカーフェイス』感想

ダイハチの懲りない面々アニメ、今回は5回めにして脚本が荒川さんから井上先生にタッチし、パワーで押しこむ感じの展開に。
いかにはぐれ刑事とは言えダーティーな手を使いまくるダイハチと、妙な貫禄のあるポーカー犯罪者の攻防戦。
ウィルウェアの出番が少ないお話は、今までと結構毛色が違って面白かったです。
影の薄かったオペレーター、天野さんメインの話でもあったが……今後仮面で変身ギャンブラーな設定が活かされることはあるんだろうか?

ブラフや心理戦はあんま重視せず、とりあえず手役が上がっていくポーカー描写には濃厚なニチアサを感じたが、まぁ井上先生だしな……"ファンタジスタドール"でもポーカーやってたけど、谷口総監督の趣味でもあるんだろうか。
強キャラオーラを出してノリノリで一番槍を務めつつ、あっという間に撃沈してた船坂さんとか、自己責任の範囲できっちり負けつつ迷惑がかかるならちゃんと降りれる黒崎さんとか、男衆の描写には切れ味があったと思う。
荒川脚本の時のワイワイやりつつ緻密な感じとはまた違って、とにかくパワーとネタで引っ張りつつ、キャラの意外な側面に光を当てる感じというか。

話の大筋は力の抜けた感じなんだが、名前が公開されダイハチがその存在を確信し、ロゴス関係の描写は一気に先に進んだ。
今後ロゴスの尻尾を掴む方向に転んでいくのか、ダイハチのトンチキなメンバーを掘り下げていくのか……両方やってく感じかねぇ。
カジノ合法化が進んでいるとか、ディーラーがAI制御の機械だとか、世界観の一端も感じられる、なかなかフレッシュな話だったと思います。