徒然チルドレンを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月4日
ラブ・コメディのおいしいとこ取り猛ラッシュ! 15分を四分割してお送りする、ショート&スウィートなシチュエーション堪能型アニメ…でいいのかな?
短さゆえのテンポの良さ、圧縮率、サラッとした中で勘所を押さえるセンス、ポップで透明度のある色彩。後味爽やか。
ストーリーに乗っかってラブ・コメディを展開していくと、色々と枝葉がつく。(ちょうど"月がきれい"がやったように)それはそれで面白いが、このアニメは男の子と女の子がピュアラブするトキメキのコア部分のみを抽出し、常時クライマックスで15分を走りきる形式を選択した。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月4日
無論同じ恋だと飽きが来るし、バリエーションもつかないってわけで、それぞれ別のカップル、別の切り口で胸キュンさせてくる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月4日
この密度と切り替えの速さが、独特の味わいになってて15が早めに過ぎた。ザックザック進むが、まったりした起伏と凝集点はある。不思議だ。
『恋をする』というジャンル的な芯はあっても、この形式だとストーリーとして上げたり下げたりという隙間はない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月4日
アニメに乗っけるに当たってはキャラとシチュエーションの要点をシンプル&ダイレクトに伝えるわかりやすさと、なんとなくの雰囲気の良さが大事になる。ある種日常系の見せ方。
そこら辺の空気を作るのに、さっぱりしているのに可愛らしいデザインと、ムードのある色彩がいい仕事していたと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月4日
素直に流れるのに、存在感がないわけではない。そこにあって流れていくことそれ自体が楽しいという、穏やかな川を見ているような印象。それが全体の背景色としてまずある。
その上で、バッチリ決めて勝負してくるキュンキュンシチュの切れ味が鋭く、ただ淡麗なだけではない食いごたえがある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月4日
見せ場を繋げてアニメにしてんだから、そこで勝負できなきゃ作品自体が成り立たないけども、当てるシーンでしっかり当てれているのは流石だ。
短い時間でキッチリ決まるのは、やっぱ細やかな仕草に情があるからだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月4日
あけすけな先輩が心に踏み込んでくる瞬間の、足のアップ。おどけた態度の後輩が流す涙。一手一手『勝てる』感情表現を芝居に仕上げて、声優陣もいい具合に膨らます。重すぎず軽すぎず、バランスが絶妙。
面白いのは、出て来るカップル必ずどちらが人格的優位に立っていること。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月4日
『告白』という、自分を差し出すシチェーションを考えると、対等の立場からサラッと出すより上下があったほうが流しやすいのだろうか。
今回は初回ということもあって、恋の始まる瞬間特集だったが、次回以降は色々変わるのか
ショートオムニバスともいうべき形式なので、場を担当するカップルは切り替えやすい。しかしカップルの魅力も短い時間で(だからこそ)ちゃんと伝わったので、彼らの恋を定点観測で深めていってほしい気持ちもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月4日
『3分×4』という形式をどう使ってくるか。システム的な興味も強く惹かれる。
今後どんなものを見せてくれるか。そこに期待が膨らむ面白い形式だったし、それを乗りこなす中身の充実感、爽やかさもあったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月4日
『高校生の恋』を超高圧縮で叩きつけ、感情でなぎ倒す。これを可能にする繊細な表現力をど真ん中に据えてくれて、金子ひらくファンとしては非常に嬉しい。
この形式は『肉ばっかりの焼肉』であり、美味しいところしか基本的には来ない。つまりそのうち顎が疲れてきて、咀嚼するのが大変になるかもしれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月4日
見せ場しか許されない高圧縮率をどう乗りこなして、12話のコース料理に仕上げてくるか。そこら辺も楽しみだったりする。
とまれ、お出しされた4種のラブコメ肉は、どれもとっても美味しかった。特にラストのお団子後輩ちゃんは、俺が『ッス語尾道化系女子』にクリティカルに弱いのもあってナイス。ややビターを含ませるのが、甘さを強調するコツか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月4日
どう転がしてくるか、何が見れるか。来週も見たくなる第1話でした。