※以下全文にわたって、『校長』は『学園長』です。訂正します。
アニメガタリズを見る!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月12日
アニ研は廃部! 廃部です!!
降って湧いた校長からのテコ入れに対し、主人公が物理的障壁によってマンツーマンで対応する舞台が整えられ、蚊帳の外の部員はネットでバズってクソアニメ探求。
どんどん荒唐無稽度が加速しつつ、同時に妙な人情味を感じる、ガタリズらしいお話
というわけで、先週からリアリティレベルの書き換えが激しいガタリズ。OPも出番がない陸上部ちゃんにまるっと占拠され、やりたい放題し放題だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月12日
…この大暴走、なんか理由つけて回収するとは思ってるが、走りっぱなしかもしれんなもしかしたら。それでも良いけど。
今週はみのあだけが特権的にマンツーマンで校長に向き合い、その外側でアニ研部員が走り回る、かなりトンチキな構図である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月12日
校長が一生喋り続けているわけだが、そこはさすがの超ベテラン、中尾隆聖の達者な芝居を心ゆくまで堪能できてありがたい限りだ。やっぱイイなぁ隆聖さん…。
聞くのも喋るのも素直なのが我らが主人公・みのあのいいところ。物理的に強制1ONになっても、キッツい批評を叩きつけられても、腐らず折れず素直に聞いて、素直に褒めて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月12日
あのトンチキな状況が曲りなりとも食えるのは、みのあの人間的魅力に頼る部分が大きいのだろう。いや、俺がみのあ好きなだけか?
閉ざされた校長室は監督経験者のドミニオンであり、アニメ制作の光と闇が交錯する小宇宙だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月12日
思いの丈とリスペクトをぶつけすぎて、過積載になったクソアニメ。校長のアニメもアニ研の自主制作も方向性は同じだが、かたや黒歴史、かたや一般生徒の支持を集める青春の輝きである。
プリキュアの悪役もびっくりな闇に染まりっぷりで、自分の過去と殴り合いし続ける校長。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月12日
みのあの声が届いてんだか届いてないんだか分からんが、制作当時彼を苛んだ非難は、みのあからは聞こえない。
どんなクソアニメでも、届く人には届く。いや、世の中にはクソアニメなんてないのかもしれない!!
みのあのように語れば、その理想はたしかに現実になる。というか、現実だったからこそ外からカタルシスファンが集って、校長の闇を晴らす形になった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月12日
放たれた言葉は、どこにどう刺さるかを決めれない。伸るか反るか判らないけど、好きでいてくれる人が多分どこかにいる。
味付けは相変わらずトンチキなんだが、校長のクソアニメを受け止める人々のリアクションには創作者/発話者の祈りみたいのが籠もっていて、泥臭い実感があった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月12日
いつものアニメガタリズっぽくて、やっぱ好きだった。でもやっぱ盛り過ぎでクソアニメだと思うよウン。
さて、隔離された闇の領域の外側では、アニ研部員がネットと向かい合う。今正に俺が語ってる場所にも接合するネタで、なかなか面白かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月12日
アニ研廃部に激怒する一般生徒と同じように、あの世界のウェブは優しい。クソアニメと罵り単芝生やしつつも、生主アリスはあっという間に大人気になる。
第5・6話が一番わかり易いけども、このアニメは学校の外部、あるいはアニメの外部に出ようとする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月12日
アニメが超ポジティブに受け入れられつつも、それで全部を染め上げてしまうのではなく、アニメを拒絶する外部を残す。その奥ゆかしさというか思い切りの悪さが、不思議と冷静で好きなのだ。
今回も匿名掲示板と動画サイトを駆使し、アニ研は外部に接続する。扉を開けて閉ざされた中身を知ろうとする。ロックのかかった世界を開けようとする運動は、校長室とネット世界、両方に働きかけているわけだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月12日
分厚そうな壁を貫通して、即座にみのあボイスを聞き分ける有栖ちゃんはみのあ好きだなぁ…
そんな働きかけを操作し、外部に接合する運動を遮断しようとする、中野先輩の謎。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月12日
アニ研はDOGEZAでチョロっと転がされてたけども、あの首を曲げる平伏…”花の慶次”で秀吉に謁見するときのアレじゃねーか! 心はカケラすらもすまないと思ってないやつだこれー! 松っぽい過去ぜってぇ嘘だー!!
あのサラッとしたネタの使い方(というかアニメネタですらない)で、中野先輩の面従腹背っぷりを見せるのは、クレバーでよかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月12日
生徒会長を操っていた校長を操っていた中野先輩を…と、黒幕マトリョシカみたいになってきてるが、一体どこまで行くのだろうか。
どんだけ中野先輩が邪魔しても、みのあのピュアでポジティブなアニメ愛はガンガン状況を克服してしまう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月12日
その強さはなんか童話的で嘘っぱちなんだが、同時に理想的でもある。ああやって真っ直ぐに、『好き』で皆と繋がれたらなぁ。そういう憧れを掻き立ててくれるから、俺はみのあが好きなのだろう。
何度目かの廃部の危機も無事に去り、気づけば猫語も喋れるようになったアニ研。リアリティの枠組みは既にグッチャグチャだが、なんとなく計画的な犯行な気もする。校長がカタルシスの過積載を、狙って積んで失敗したように。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月12日
このアニメのクライマックスは、巧くポボスとエレオスを呼び起こせるのかな
ちょっと”ハイスクール奇面組”っぽい絵面の、写真の中の中野先輩。時間を飛び越える謎の奥には、どんなカタルシスが待っているのやら。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月12日
巧く伏線を集めてキレイに収めても、トンチキなまま暴れ散らかしても、俺は結構納得して飲み込める気がする。それはやっぱ、このアニメが好きなのだ。
みのあが一話打ち切りのクソアニメを心に刻んだのと、僕がこのアニメを好きな気持は遠くて近い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月12日
俺は二次元美少女じゃないし、アニメガタリズはクソアニメじゃない。でも、『好き』を惹き付ける引力がアニメ(にかぎらず様々な物事)にはあって、その力に素直になるってのが良いことなのは共通だ。
みのあがずっとやってきて、今回も一人でそうしたように。アニメガタリズが終わったときに『ああ、いいアニメで俺このアニメ好きだな』と素直に語れるような終わり方だと、良いなと思う。そう口にできる俺だといいなと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月12日
来週も、とても楽しみだ。さーどんだけぶっ壊してくるかな!!