ポプテピピックを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年2月17日
はいクソー! もう見んわこんなクソアニメ~!! と毎回言いつつ、なんだかんだポプ子もピピ美も可愛いなぁ、と思いつつあるジャンキーの脳髄にクソアニメ原液で注入だよ!! っていう回。
AC部の奮戦を土台に、小気味良いネタが暴れまわるいい感じの仕上がり。
兎にも角にも、AC部の高速紙芝居である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年2月17日
スケッチブックというメディアの可能性を最大限に活かし、動いていないはずのものが動く躍動感、思いの外ちゃんとアツい展開、実写故に制作陣がどんだけ汗かいて作ってるか見れるドキュメンタリー的要素と、異端なのに真っ当な逸品に仕上がっていた。
フェルトアニメもそうだが、やっぱセルではない意外性のあるメディアが努力と根性で『アニメーション』していると(世の中のセルアニメが『努力と根性』してない、ということではない)、異形を超えて胸にグッと迫るものがある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年2月17日
自分はやっぱ、まず『アニメ』自体が好きなんだろうなぁ。
縦横を変えたり、切ったり貼ったり、合体させたり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年2月17日
スケッチブックという素朴な素材だからこそ、AC部の表現への工夫、楽しさへの挑戦はより際立つ。それはみんなが、毎回やっていることなのだが、こうしてわかりやすい形で提示されると、非常に楽しい。汗の見せ方が巧い、というか。
アニメーション表現の前線は至る所にあって、セルアニメ以外だとEテレと官庁が強いのだが、AC部は元々そっちにも足場がある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年2月17日
高速紙芝居「安全運転のしおり」 https://t.co/yBQa2RaAht
とか
おばけでいいからはやくきて https://t.co/KVTV76udgT
とか。
ポップな『アニメーション』の世界とは、別の水脈で泳いでいたAC部の本気を、逆輸入する形で殴りに来た高速紙芝居。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年2月17日
新鮮に見えて、実はナチュラルに一番強いパンチを打ったという、なかなか面白い文脈もあるし、単純に作品自体が太い。アナログなメディアの強みを最大限出す、いい仕上がりだった。
他のパートもザクザクと切れ味が良く、『アンチ』『信者』『クソ』といった強い言葉をバリバリ使い、自作の消費構造をメタ化する要素とか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年2月17日
視聴者の九分九厘わかんない『フランスお国柄あるあるネタ』がBパートになって腑に落ちるところとか。(日本で言えば『これだから日本海側は…』ってところか)
小ネタもよく刺さるところに投げてきて、切れ味が良かった。釣りキチ三平ネタはズルいだろ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年2月17日
クレしんコンビと薄桜鬼コンビ(あるいは弱ペダ、うたプリ、VitaminX。ホントこの二人つえーな)の、アド・リブ箇所の違いを確認するのも面白かった。
こおろぎさんが特にひねらず、ふつーに可愛い声でポプ子をやることで、今までになかった『あ、ポプ子ってこれがスタンダード』感が自分の中で生まれたのが、結構面白い体験だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年2月17日
クソでキチだけども、ポプ子は可愛いのよ。そこのミスマッチちゃんと作れてるのは、やっぱ凄い。
矢島さんがしんのすけと美少女を行ったり来たりするのも、ベテラン美少年役声優(矛盾だらけの文字列だな)が本気のおちゃらけを見せるのも、とても面白かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年2月17日
どういう流れでイノキで通すことになったのだろうか…溢れる声優ラジオ(三年目)っぽさが、テキトーでいい。
AとBで声優変える。定形で推しつつ、クリエーターの才覚が爆裂する瞬間を造る。ハードに当たりつつ可愛いで押す。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年2月17日
ポプテアニメが持ってる(そして僕らがある程度慣れて/飽きてしまっていた)ベーシックなパワーを、最大限に引き出してぶん回す回でした。
アイディアや座組の新規性で押し切る前衛の勝負から、自分たちが作ったスタイルを煮込んで磨き抜くポイントへ、足場が変わった感じもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年2月17日
それは多分、制作側というよりは移り気で身勝手な視聴者(と言うか僕)の側が、安定点を探り当てた、ということなのだろう。制作サイドは、特にブレてない。
『はいクソー、でもまた見るわ』は、それはそれで楽しいんだが、やっぱ意外性でぶん殴られるのは非常に気持が良くて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年2月17日
ポップさと前衛のバランスは常に見極めが難しいと思うけども、パッケージ能力の高さをフルに活かし、その細い線を手繰り寄せて欲しいものだと期待が高まりました。来週も楽しみ。