DOUBLE DECKER! ダグ&キリルを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月5日
"希望(エスペランサ)"を名乗り"聖歌(アンセム)"を撒き散らす、闇多き犯罪組織。その邪悪なる影が長く伸び、物語は…おバカパトカー内コメディを二回も放送しました!
あまりに作り込まれた警察24時ネタに引き続き、重要ネタだと思ってた姉があっさり登場。
そんな感じのダブデカ第六話。きっちり腰を落としてシリアス受け止め態勢だったところに、最高の膝カックンを食らってしまった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月5日
落差で笑わせるだけでなく、コメディとしての仕上がりが非常に良く、キャラ描写もしっかり骨があって、状況も先に進む。欲張りで味が深く、とても良いエピソードだった。
前半は警察24時を精密にパロディした、本気のおバカ展開。酔っぱらいのオッサンと長尺で回すパトカーコントの仕上がりが異常に良く、凄まじい切れ味だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月5日
『あー、あるわー』というあるある感だけに甘えず、ダイアログのキレ、リスヴァレッタの空気をしっかり独自に仕上げたのが素晴らしい。
ダグの落ち着いたオオトラ捌きとか、キリルが時々入れるナチュラルツッコミの鋭さとか、見どころ満載のコントであったが、酔っぱらいの寝言はおそらく真実なのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月5日
リスヴァレッタは巨大な実験室で、エスペランサはアンセムをばらまくことで、人間を別の次元に引き上げようとしている。
ネタまみれの爆笑コントの中に、今後の暗示をスルリとねじ込み、大ネタを食いやすくする下ごしらえを果たしておく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月5日
このアニメがときおり見せるクレバーさが、いい塩梅に牙を見せていてとても良かった。そういうのなくても、ネタとして非常に面白かったんだけどさ。https://t.co/Fs93aEv55O
おバカのキリルにとっては、ネタビデオも英雄の自分を確認する鏡。ダグとのすれ違いコントなんかも挟みつつ、ビデオに写った自分と姉の残影を追いかける流れに。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月5日
自分が写ってるから見て、姉だからこそ気づいたキリルと、目の下にクマができるくらい真面目に、犯罪のヒントを探すダグの対比も面白い。
ダグがキリルの思い違いをバカにするでもなく、すっと手を差し伸べてくれる仕草が良い。そんな相棒の優しさを素直に受け入れ、アップル博士にもちゃんと礼を入れる、キリルの純真さも。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月5日
ネタ回と言いつつ、イイハナシの強度、キャラと関係性の切れ味を怠けないのは、とても良いアニメだ。
個人的な過去に関わるからか、今週のキリルはほーんと可愛かった。あの子は素直で表情がコロコロ変わり、何事にも真剣なところがチャーミングなんだけども、いいところが全部出て、素晴らしい映像だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月5日
俺も爪追って保存しとくわ…今の子達に通じんのかな…"太陽にほえろ!パロ"の時点で今更か。
さておき、姉とのすれ違いを引っ張りつつも、今の仲間との良い関係で落とす…と思いきや、これはダブデカ。秒で伏線回収、即座に再開である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月5日
喋ってみると違和感バリバリ、ニーサンがネーサンだった大オチへの仕掛けはしっかりしているわけだが、そのショックの強さで煙幕をかけた感じもある。
ダグに諭され追求を止めたキリルだけども、その結果ミラの素性は謎のママだ。彼が一体何者で、なぜ名前を偽り、ダグにも明かしていない秘密があるのかは、全然解決されていない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月5日
しかし"実は男"という真実の衝撃、大きな欠落が埋まったショックで、そこはあまり目立たなくなっている。
オオトラが喋る"世界の真実"と同じように、ネタの中にシリアスを混ぜ、今後それが顔を出した時急には思わない準備を、しっかり済ませておく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月5日
コメディの超絶切れ味含め、このアニメらしさが存分に出たエピソードであった。"姉"の存在感自体、しっかり素材を捏ねてたわけでねhttps://t.co/z6F1mLfzbK
今まで仕込んでいた素材が最適に料理されたからこそ、今回の話は面白かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月5日
前回見せたシリアスな顔と、グッダグダなコメディ展開との落差。キリルにとって姉がどれだけ大きな存在可見せた上での、あっさりした合流。その肩透かしを麻痺させる、男ネタの衝撃(ちゃんと初回登場から胸平らだったり)
そういう冷静な手際の良さと、元気よくボケ倒す笑いの強さ、狙ったところにしっかり当てる眼の良さが強く感じ取れて、非常にダブデカらしい、楽しいエピソードでした。ドンッドン面白くなるなこのアニメ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月5日
今回蒔いた種は、どんな花を咲かせて話を盛り上げるか。次回も楽しみですね。
あ、映像が重要なエピソードだからか、モニター関係の小道具がたっくさん出てきて、リスヴァレットのレトロフューチャーな空気をバリバリ感じられたのは最高でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月5日
やっぱ美術が良いよなぁ…モノクロなんだけどもデザインはシャープ、VHSなんだけど映像鮮明化。そういうミスマッチが素晴らしい。