エガオノダイカを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月30日
向日葵は闇の中で微睡み、平和の夢を見る。
悪化していく戦況、侵食される国土。玉体の務めを果たさぬ皇女を、切り捨てられない優しい国家。
膿んだ心が血膿を流し、それでも命を掴もうと伸ばした手が、無残に踏みにじられる。
さあ、地獄はまだまだこれからだ。
そんな感じの天真爛漫十二歳を地獄のどん底まで突き落とすアニメ、第四話。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月30日
『趣味が悪い!』と思わず叫ぶほどに、タツノコ汁原液満載のド曇らせ展開が多重展開、ヨシュアの死で既にズタボロのユウキ様にダイカ払わせまくり展~開である。ホントヒデェな…。
誰が悪いかの犯人探しを始めると止まらない、詰みに詰みきったどん詰まり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月30日
『ユウキ様が12歳で小さな女の子で思わず無垢でい続けて欲しくなるほどピュアだったのが悪い!』と言い出すほど外道でもないが、まぁ時流と運が悪い。最悪中の最悪。
そこで少しでもマトモそうな選択肢を選んだら、コレである
『オメー今まで嘘ついてたくせに、幼馴染のにーちゃん死んでのっぴきならなくなったらバラして、ハイ国家元首の勤めは果たしてくださいって酷くねぇか!?』というユウキ様のツッコミは、全くもって正しい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月30日
臣民の優しさ、王は人にあらずと割り切れなかった人間味が悪い…のかなぁ。
テロ事件までは雪解けムードで、その流れを引っ張って(あるいはその時の理想を夢見続けて)防衛と治安を知らない夢っぽい君主に育てた結果がコレだよ! と言われりゃ、全く言い返す口はないわけだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月30日
でもそれ、ユウキ様の責任ではねーよな…12歳だし。
そこら辺のジクジク痛む後悔は横において、帝国はガンガン総力戦を仕掛けてくるし、国境線は侵食される。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月30日
暗い部屋で沈んでても世界は変わらないってんで、世界を変えうる特権を行使しに指令所に出たら、民間人は死ぬは新型はぶっ壊されるわ親の思い出は燃えるわ、もう散々である。
やること為すこと裏目裏目、負のご都合主義がノー容赦で襲いかかる展開は、この後の爆発に向けてのタメなのか、それともそういう世界律か。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月30日
不都合な展開が容赦なく襲いかかれば即リアル、とはイカンと思うので、とにかく姫様を虐める展開のわざとらしさは少々気になる。どう料理すんのかね?
姫様が夢見る平和(それを見続けてもらうために、臣下も戦争を隠蔽したのだろう)は、全く間違っていない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月30日
しかし現実に星が死にかけて、土が種を結ばなくなってきている現状、経済と戦争のリアルが押し寄せる現実を前に、夢だけ言ってればどうにかなるわけではない。
どーも帝国が攻めてきて云々というよりは、移民星全体の疲弊が根源にあるようなので、そこまで姫様が突破できるか、否か。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月30日
今回は高所に立つ無力感、指一つでたっぷり人が死ぬ責任の重さが強調されていたけども、その高みはより広い視野に立つ足場でもあろう。
そこにたどり着くためには、今心を引き裂いた現実をどうにか受け止める必要があるわけだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月30日
臣下の少なくとも一部は、この結末をわかった上で厳し目のイニシエーションとして、新型と精鋭、民間人の命を捧げた感じもある。嘘ついた挙げ句にコレか。ホントロクでもねぇな…。
ヨシュアくんが生きてれば支えになってくれたんだろうけども、一番強力なギブスからぶっ壊すハードモードなので、頼るのは母代わりのレイラさん…なんだけども、まーこっちも因業まみれで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月30日
ステラとの関係は母子で確定かなぁ…W主人公は、レイラを間に挟んでの義姉妹になるわけね。
今のエグさだと、母と知らずにレイラをステラが殺す展開も十分ありそうだけども、そうなるともう絶滅戦争待ったなしになりそうでね…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月30日
星の状況含め、どこに着地点を用意するのか(そんなことは見えやしねぇ、柔らかいデザインの煉獄なのか)はなかなか見えない。あるいは見せない、かな。
帝国サイドの事情、快進撃の先に”上”が見据えているものが、ステラの視点だとまだ見えない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月30日
姫様は国家元首としてそっちと対峙していくわけで、来週の帝国サイドでそこを見せるのか。まだまだ泥臭い地獄の底でグネグネ渦を巻くのか。さてはてどうなる。
全ての起点となった式典テロで、テロリストが新型クラレスを『世に出してはいけないもの』と言ってた裏も気になるしね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月30日
姫様にとっては両親の縁、知らぬ内に人殺しの道具に使われ、回天というほどの結果も出さず、なかなか禍々しいレガリアである。今後もっと酷くなるんだろうな。
戦場の後ろで夢を見てたら、幼馴染の死体を突きつけられた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月30日
小さな体をヨイショと起こして責任を果たしに来たら、自分の選択は裏目。
ダイカ世界は、なかなか姫様に厳しい。連戦連敗な王国にも厳しく、連戦連勝を成し遂げるためにおそらく人命燃やしてる帝国にも厳しいのだろう。
この出口のないイヤーな閉塞感に、どっかで孔を開けるのか、開けないのか。開けるとしたらどのタイミング、どのキャラクターからか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月30日
少なくとも、夢を見させる優しさは麻酔薬としては機能しない。夢から覚めて殺戮の指揮を取らせるには、教育も資質も覚悟も当然足りていない。
姫様と王国と星を包む暗雲は、まだまだ晴れそうもない。そういうことを思い知らされる第四話でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月30日
多分ダイカフェイズがしばらく続くんだろうし、一生ダイカ払わされて終わる気もするが、その中で必死こいてる姫様12才の奮戦は、あんま無下にはしてほしくない感じだなぁ…さてどうなる次回。