からくりサーカスを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月11日
大天使の名を関する城を悪徳が疾走し、新たな出会いが胎動する。
死を経て人を見るようになった”最古の四人”と、醜悪な初期設定に縛られるづける”最後の四人”。機械の体に邪悪を隠す機械人間たち。
百鬼夜行の天使城を、勝とリーゼが駆ける。その先に、何が待つか。
そんな感じで大変長らくおまたせしました! 勝ちゃんの大冒険開幕であります!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月11日
アニメで動いて声がつくと、ロリマンティーヌが大変ヒロイン力高く魅力的で、勝ちゃんの主人公力もうなぎ登りである。ツンツンでシャイで可愛いね~勝ちゃん。
しろがねや鳴海兄ちゃんを前にしてっと、勝のイイコな部分ばっかが強調されるわけだけども、コロンビーヌ相手だと遠慮がないというか、年相応のツンツンした表情がよく出てきて、見ていて楽しい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月11日
いろんな反応を引き出すコロンビーヌが、いいキャラだってことなんだろうな。
冒頭”最後の四人”紹介がてら、虚栄とエゴイズムにたっぷり浸った内面も紹介された。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月11日
他人の顔を見ない、誰かから何かを継承しない。人形の自閉性は構成素材や生まれから生まれたものではなく、機械人間Oとも共有している。
心と未来を閉ざすことが、機械を機械たらしめるのだ。
アダルト時代からロマンス小説に興味を持っていたコロンビーヌは、そういう意味ではちょっと窓の空いた”人間もどき”だったのかもしれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月11日
一回死に、クソ主に無用物扱いされ、新しい主に『他人の顔見ろ! 人間でいろ! 人殺すな!』と新しい命令を受け、その窓は更に広がっていく。
書物の中で憧れていたロマンス…人と人とのふれあいを、闖入者たる勝が届けてくれた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月11日
少女の気まぐれに見える行動は、やっぱり運命であったのだろう。人形として生まれついたものも、また人に変わりうる。最終局面で、メインテーマがまた角度を少し変えてくる。
狂女のようで賢人にも見え、道化でもあり真摯な少女でもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月11日
少女体のコロンビーヌの複雑なキャラクターは、勝と作品の魅力を挑発し、引き出していく。
しろがねへの慕情を、年とか鳴海にーちゃんへの気遣いとかで閉じ込めているところに、ツンツン突っつき入れるのは巧いよね、やっぱ。
コロンビーヌちゃんは感情動物としては生まれたてで、だからこそ好奇心旺盛。でも戦士としては結構ベテランで、幼い外見と秘めた叡智が釣り合わない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月11日
そのお姉さんでもあり妹でもあるような、友達であり敵でもあるような不思議なステップが、彼女の魅力である。アニメはよう切り取った。悠木碧は凄い
パンタローネが阿紫花の命を見逃したように、コロンビーヌもゾナハ虫のパラシュートで勝を守る。アルレッキーノもリーゼの命を、気まぐれに救う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月11日
今まで殺しにしか使えなかった、機械仕掛けの能力。これを何かを守り育むために使うのが、機械人形に共通する変化か。
『アンバランスな面白さ』『秩序を撹拌する挑発的な活力』っていうコロンビーヌの魅力は、モチーフになってるサーカスや道化師、芸人の魅力そのものでもある、
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月11日
作品のコアを背負うキャラに育ったところが、コロンビーヌ登場でグッと話が動き出した感覚の根源か。特権的トリックスターとしての道化。
涼子が黒賀村修行編ごと存在をパージされた結果、アルレッキーノと交渉する仕事はリーゼが背負うこととなった。まぁ、この座組だとこうするしかねぇな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月11日
主役エピソードをぶっ飛ばしたのもあって、リーゼのキャラは正直薄いので、こうやって補填するのは必要だと思う。
同時に無理くりなパッチワークなのは間違いないので、ここをどう必然と思わせるか、アフターフォローが大事なところだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月11日
しかしアルレッキーノの伊達男ぶりは、やっぱり最高に良いな…その光が、リーゼのキャラをグイッと立ててくれると良いんだが。今後が楽しみ。
あ、コロンビーヌと勝が会話するシーン”眼”のアップが多くて、『そこに立ち現れる意志の強さ、魂の太さが勝の強さなんだよ!』と主張濃いめだったのは、今後に生きる演出だったと思います。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月11日
人形を止めつつあるコロンビーヌは、色んな色が宿る人間の”眼”に興味を持ちつつあんのよね…。
そんな感じで、無力なヒロイン・勝ちゃんが自分だけの戦いとヒロインに出会うお話でした。リーゼ…土俵が整う前に滑り落ちた少女…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月11日
コロンビーヌちゃんのトリッキーな魅力がよく吠えて、人になりつつある人形、人になれない人形の不可思議が、チャーミングに浮き彫りになるエピソードでした。
シリアスな殺し合いにロマンスを求め、嘲笑ではなく本気の抱擁で敵と向き合う。人と人形の間に通じるものが、キラリと光っていました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月11日
勝とコロンビーヌ、リーゼとアルレッキーノの出会いがどう転がっていくか。道化人形が導いた天使城のハラワタで、勝は何を見るのか。
来週も楽しみですね。
あ、第一期OPが第三期EDになる仕掛けは、運命を繰り返す作品の構造を綺麗に踏襲していてとてもいいと思います。好きな曲だし。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月11日
すべての始まりたる白金の因果を背負ったフェイスレスと、そのスペアとして用意されつつ運命に叛逆する勝の対決。行きて帰りし物語、その先にある景色。