アイカツフレンズを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月27日
ついにアリシア・シャーロット、アイカツ本格再始動!
五年のブランクを埋めるように、生真面目に誠実に突き進む彼女を導くのは当然主役…ではなく、かつてのライバル、神城カレン。
貴種故の共感と優しい嘘が、アリシアのアイカツリハビリに何を教えるかッ!?
そんな感じのアリシア復帰後第一エピである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月27日
初手カレンさんは意外でもあり、描かれると良い噛みあわせでもあり。二人に共通するもの、先行するカレンさんから学べるものをしっかり抽出して、24分に収めた手腕が見事だった。
アリシアの”今”が、良く見えるエピソードになったと思う。
五年間のブランクを抱えたアリシアは、年上の大人お姉さんだけども新人で、これから伸びていく立場。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月27日
ダイヤモンドフレンズとして”アイドルのてっぺん”に立ち、仕事でも先輩の立場にあるピュアパレットが担当できない、ゼロからのサクセスストーリーを背負う立場にある。
ソルベット王国のゴタゴタに一旦終止符を置いて、今後アリシアは一歩ずつ階段を登っていく。あるいは、五年前たどり着いた場所を取り戻していく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月27日
そういう今後の見取り図が良く見える描写で、冒頭のピュアパレラジオはとても良かった。みおちゃんは天然二人の御者役、お疲れ様。
どっしり構えて自分の番組を取り回しているピュアパレは、いつもより間合いが近くてキラキラしたキャッキャ感があった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月27日
それで終わらず、銭の取れるアイドルとして仕事を切り盛りする風格もあった。”下”から先輩を見上げる立場にあるアリシアメインだからこそ、切り取れた顔だと思う。
アリシアは新人といっても、一度はてっぺんに指をかけた実力者。五年間のブランクもただ遊んでいたわけではなく、国を背負ってしっかり生きてきた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月27日
ここら辺の風格は座っていても滲んでしまうもので、折り目正しい挨拶がどんどんスタッフに染み込んでいく様子は、彼女の武器をよく見せてくれた。
とにかく立ち居振る舞いが落ち着いてたし、目の前の仕事を生真面目に、誠実にこなしていく姿に好感が持てた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月27日
あと顔が良かった。あらゆる女を圧倒的な顔の良さでポポポってさせる辺り、ヴィジュアル強い感じだ。頬のラインが髪で隠れるデザインが、大人っぽくて良いんだろうか?
天然ポンコツっぷりも表に出てたけども、ソルベットの重圧がどんだけ分厚かったかって証明だとも思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月27日
元々結構のんびりした育ちの良い女性だったのに、気を張って氷のプリンセスを任じていた努力を感じて、あんまポンコツを笑う気にはなれなかった。むしろ良かったね、みたいな。
今後アイカツを続けるにあたって、これまでのようにお忍びアイドルで行くか、出生をバラすか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月27日
なかなか難しい(そして湊の負荷がデカすぎる)判断を前に、ミライさんが『オメー、うちの相方に抱かれてこいよ』との爆弾発言。言ってないけど。
アレ、言ってる通りカレンさんにアリシア経由でブレーキかけたかったのか、全力アイカツ修羅っぷりを見せることでアリシアの迷いを飛ばしたかったのか、読みきれない懐の深さあるよな…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月27日
僕はミライさん信者なんで、あの人の行動一つ一つに”裏”を見たくなんだよね…マジ”強い”よあの女。
超アッパークラス出身同士、穏やかに靭やかに共鳴し合う二人の描写もリッチでよかった。ナチュラルに過ごしてると、自動的にゴージャスになるのは金持ちの利点だな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月27日
カレンさんは”素敵な嘘”が好きな人で、ファンが自分に投影してるファンタジーをとにかく大事にする。
これはアリシアがソルベット王国で国民相手にやってた立ち回り、その陰画とも言えるだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月27日
誰かが求める嘘を演じ、そのイメージをファンレターの形で受け取る。カレンさんは呼応する素敵な嘘に、アイドルの本道を感じ取っているわけだ。愛は嘘にあり。マジ”怖い”女だわな…。
同時に他のアイドルが何に重きを置くか、自由に個性を羽ばたかせて良いとする器のデカさもある。ココらへんはチガカワな相方の影響だと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月27日
そんな鷹揚な真剣さを受け止めて、アリシアは一つの決断を果たす。嘘よりも、真実を投げかけてファンに届かせる。ファンから投げかけられるものを受け取る。
ソルベット王国皇女という立場は、アリシアにある種のフィルターをかけるだろう。でもそれを、真っ直ぐに投げかけ受け止めるのが彼女のアイカツなのだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月27日
”素敵な嘘”と楽しく戯れるカレン流をそのまま引き継ぐのではなく、真髄を受け止めて一見真逆の答えを出す。面白い魅せ方だと思った。
そこでアイカツのコアをすぐ掴める辺り、五年のブランクはアリシアの輝きを弱めてはいない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月27日
ヴィジュアルの強さ、真摯な態度、軽いギャップ。驚異の出戻り新人として、武器の貯蔵は十分である。
アリシアのアイカツ、その強みがどこにあるか、しっかり見せたお話となった。
今後アリシアがトップアイドルに返り咲くサクセスの説得力、その裏にあるアイカツの”芯”を、ゆったりと可憐な話運びの中で感じ取れるエピソードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月27日
アイビリーブ再結成でまた一波乱あるんでしょうが、今回見せた強さを活かせば、どんな風も乗りこなせる。そう思えるお話でした。来週も楽しみ。