アイカツフレンズを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月11日
五年のブランクを経て、比翼の鳥を取り戻したアイビリーブ。
しかし成熟した自意識は、簡単には歩み寄れない。
情熱とプロ意識がぶつかり、火花を散らす互いの不器用。
それは身を焦がす炎か、二人だけの形。
不死鳥は、炎の中から蘇る。あるいは甘く蕩ける氷から。
そんな感じの待望! アイビリーブデート回ー!! って感じのお話。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月11日
タメにタメたロマンスが炸裂し、溢れる情熱が画面を覆い尽くす…とは行かず、バリキャリ社会人百合オーラにまみれた、独自の距離感と価値観を大事に進めるエピソードとなった。
凄く二人らしい話で、とっても良かったです。
アイビリーブの二人は、仕事超人フレンズ一年生という、なかなかアンバランスな立ち位置。既存のキャラと違って学生でもないし、一度別れて五年のブランクもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月11日
これまで描いてきた関係性、感情を描く筆ではちと追いきれない部分がある事実を、今回しっかり見据えてきた。
ロマンスとサクセスが融合した物語の主役として、一年突っ走ったピュアパレット。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月11日
『え~~~! あんな激熱ロマンスの後に、10代の情熱迸る好き好き絶叫マグマFUCKしてないんですか~~!! 私とあいねは週八ペースですよっ!!』みたいなことを言い出す湊に、ナイトライフの充実を見た(幻覚)。
とは言え、二人も五年間離れた間寝ぼけていたわけではなく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月11日
ひびきはスペカツ、アリシアは女王。それぞれプライドを持って誠心誠意積み重ねてきた仕事が年輪となって、無邪気に突っ走れた時代は遠い。
でもそれってけして哀しいことではなくて、二人が個人としてしっかり成長してきた証でもある。
学生気分の勢い重視では、もう押しきれない”五年後の二人”。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月11日
そんな断絶と、それすらも肯定できる二人の間の繋がり、愛情の熱量に嘘なく進めていて、とても良かった。
『今までとは違うけど、それが面白い』っていうのは、二年目の追加キャラが背負う物語としては凄く的確でスマートだと思うし。
アイビリーブは魔法の食物・トマトチーズバジルサンドを一緒には食べれない。今までのロジックが通用しない成熟した関係を、フレンズマスター・ピュアパレットはあの手この手でアシストする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月11日
年下世代の善良なピュアさが感じられ、カフェのシーンは好き。ペン様漫才とかね。
結局アイビリーブはあまりに独特で、ピュアパレや既存のフレンズとは違う繋がり方をするしかない。彼女たちが身を置く熱い時代は、五年前の遠くにあるのだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月11日
でも、そこと今は繋がっている。あの時出会って別れたから、今の自分がある。今回はそれを思い出す話でもある。
”仕事”の重さは、職務として”国”背負い続けてきたアリシアはよーく知っていて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月11日
個人的な関係を言い訳にして、キャリアをほっぽり出す女をフレンズなんて思いたくない。そう云うプライドは時にケンカにも見えるけど、しかし根っこには信頼がある。
非常に捻れているように見えて、お互いの信念に凄く素直なコミュニケーションだったから、『アタシを言い訳にするな。仕事行け』というアリシアのツンで、ひびきは笑ったんだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月11日
自分と対等に、ガツガツぶつかってくれる女が好みなんだな。ラブミーティアに近いか。
ひびきはショウビズで既に地位も実績も獲得してて、仕事できないやつには根本的に優しく出来ない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月11日
アリシアさんがニョキニョキ角出して、ひびきのステージングに口出ししたのは、対等なフレンズだと認めるための儀式でもある。キャッキャするだけが、相手の顔を見る手段ではないのだ。
もう子供じゃない自分たちと、でもまだ、子供の自分が死んでいない事実の確認。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月11日
あのときと形は変わったかもしれないけど、二人だから出会えたトキメキは未だ燃えていて、多分あの時より熱い。”仕事”にクールに、情熱的に繋がるのが、今の私達の形だ。
そういうことを、ゴスゴスぶつかりながらアイビリーブは確認していく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月11日
このベタベタしなさ、自分がしっかり自力で立ってる感じは独特で、凄く魅力的である。新しいだけではなくて、彼女たちの年齢やキャラクターをしっかり反映した説得力がある。何よりチャーミングだ。
アリシアが口を出した結果、舞台を作る他のスタッフも情熱を煽られて、いっぱいアイデア出るようになってる所が好きなんですよね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月11日
氷と炎の化学反応は、フレンズ単位では止まらなくて。二人がボーボー燃えると、仕事のクオリティが上がる。汗と笑顔が増える。アリシアがアイカツに望む夢が果たされる
アイビリーブの足場が”仕事”にあること。五年前にはもう戻れないこと。でもその五年間があって手に入れた”今”は、凄く素敵なこと。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月11日
そういうことを丁寧に追う、とても良いエピソードでした。感情を全面にです真っ直ぐな繋がり方ではないけど、むっちゃ熱い感情がお互いを繋いでいることがよーく解った
バチバチホットで、仕事にクールなところが魅力なんだけども、少女っぽい可愛げもちゃんと残ってて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月11日
これを見せるために”ソルベット≒シャーベット”をフェティッシュとして活用していたのは、とても良い演出だった。
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甘くて冷たい思い出を、二人は未だ見失っていない。お互い食べるシャーベットは別のものだけど、お互いのカラーがしっかり入っていて混ざり合う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月11日
美しい氷菓と、夕焼けの空。複雑な色彩が混ざり合う空は、かつてひびきが制した宇宙に繋がっている。まだ、形にはならないけど。
アイビリーブの”次”が無茶苦茶楽しみになる、良いロマンティシズムでした。『迷うなら全部買おう!』のスパダリっぷりとか、要所要所のロマンスが甘くて良かったなぁ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月11日
仕事に一生懸命に走って、ふと一瞬足を止めて見つめた時に、好きだと気づく。思い出す。それが次を走る糧にもなる。
お姉さんな二人がどんなトキメキを持っているかも、しっかり描いたエピソードでした。んーむ、甘さ一色で塗り倒すのもいいが、こういう技あり変化球もいいな…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月11日
細やかに丁寧にアイビリーブを描いて、二期の柱に仕上げる筆致はホント良いもんだと思います。見てて楽しいし、力強い。
ほいで次回はわかばちゃんエピ。アイビリーブに比べてあんま話し貰ってない彼女が、どんなアイカツを見せるかはとても楽しみです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月11日
彼女が顔出すと自動的にミライさんも登場スっからな…ファンとしては嬉しいけど、食われない個性も出さないといけないタイミング。来週も楽しみです。