からかい上手の高木さん2を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月15日
時が未来に進むと、誰が決めたんだ。春から冬へ巻き戻り(あるいは早回し)、暦は冬、氷とチョコレートの季節。
冷たい風もなんのその、高木さんのからかいは西片を赤く染め上げ体温を上げる。今日も今日とて、二人の甘酸っぱい時間が流れる。真野ちゃんもいるよ!
そんな感じの2月エピである。一期は季節の過ぎ越しを順に追いかけ、ちょっとずつの関係変化をジワジワ食わせる構成だったけども、二期はシャッフルで進んでいく感じだろうか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月15日
これはこれで楽しくていい。マフラー高木さん可愛かったし。冬服のモワモワ感、髪を入れるコダワリの巻き。良いね。
お話は一大イベント、バレンタイン…は真野ちゃんに譲って、氷運びとか変化当てとか、かなり間近な距離でキャッキャする運び。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月15日
本当は氷運びしたいのに、背伸びして拒絶する西片のために、『勝負』という形式で遊びを作って上げる高木さんの成熟と優しさが、なかなかニクい。
とは言え優しいだけで終わらないのが高木さんで、駆け引きの中でくだらん策略を張り巡らし、一手一手に動揺する可愛い西片を弄びつつ、キッチリ勝ちきってご褒美のカイロで一人ニンマリである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月15日
何かと愛のフェティシュを回収して、『ホント西片は私のことが好きだなぁ!』と確認しに行く弱さ、好きよ
カイロは優しい西片が最初に差し出してくれたもので、放っておいても手に入る。しかし高木さんはからかい勝負を仕掛けることで、コミュニケーションを屈折させ、濃厚な"ゲーム"に変える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月15日
自分がアドバンテージを握っているという安心感、どれだけからかっても受け止めてくれるという甘え。
西片のモノローグ(梶くん、相変わらずの好演)で埋められているので分かりにくいけども、このお話の視点は神たる視聴者に置かれ、高木さんの幼さも客観視出来るよう、細やかに配置されている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月15日
恋と裏腹の激情に頭カッカ来てる西片は気づかないが、視聴者にはちゃんと見える。
それが高木さんが勝つに決まっている勝負から、不公平感を取り除く妙手なのだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月15日
高木さんも超年頃のベイビーちゃんで、実は色々脆くて不器用だ。西片がそれ以上にバカで純情なので、二人の関係はギリギリで成り立っている。
その微笑ましい危うさが、ずっと続いてほしいなと思わず願う。
そういう気持ちに視聴者を誘導するように、様々な仕草や表情、テンポと間合いが考えられている所が、まぁ巧妙なアニメである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月15日
第2エピ"外見"で、ラブリーボーイを至近距離で見まくる高木さんのご褒美タイムっぷりとか、凄い多幸感だった。そら気持ちいいよな、西片をドギマギさせて零距離で嗅ぎ倒すの
ヴァレンタインのそっけない態度と、その奥の策略も、神の視点に立つ僕らはそのからくりを知っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月15日
西片視点では、勝手にドギマギして勝手にションボリして、最後に疑念を込めて終わる一日。そこには靴箱にミステリーを仕込んで、恋する少年との時間を楽しくしようとする高木さんの脆さがある。
宛名のないチョコレートは巨大な謎で、これが顕になれば話は終わる。高木さんは西片が好き、西片は高木さんが好き。告白結婚おめでとう、元高木さん開始である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月15日
しかし"今"はその時間ではない。永遠にじゃれ合うような優しい時間、自分が主導権を握る"からかい"を続けたい。
でも、西片が好きだという証を特別な日に刻み込んでおきたい気持ちもある。逃げるふりをして、追いかけてもらって、関係性を確認したい気持ちもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月15日
そんな色んな思いがこもって、チロルチョコとの二段構え、非常にややこしいラブコールになっているのだ。そら西片は気づかんわい。
この永遠の戯れとは、ちょっと違う甘酸っぱさ。彼氏彼女だからこそのもどかしさと苛立ち、高鳴る胸キュンを担当するのが真野ちゃんと中井くんである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月15日
全てを読み切れるスーパーダーリンを求めつつ、現実の彼氏はイモい鈍感ボーイで、でも私のことを大事にしてくれる。
真野ちゃん主観で描かれるヴァレンタインの大冒険は、高木・西片組では彫り込めない『仕上がった後の物語』に満ちていて、大変甘酸っぱかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月15日
中井くんの鈍さに苛立ちつつ、自分のためにちょっと頑張ってくれる姿にキュンキュンする。真野ちゃんの身勝手な純真が、なかなか眩しい。
中井くんはいい意味でも鈍感なボーイで、西片が散々悩まされている気恥ずかしさをぶっ飛ばし、チョコレートにちゃんと『ありがとう、嬉しいよ』と言える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月15日
西片のヘタレっぷりは話の根っこであるジリジリした間合いに必須なので、素直になっちゃダメ。そういう意味でも、主役に出来ない話を背負った形
三馬鹿女子の恋絡まない関係含め、色んな子達の中学生活が見れるのは、作品に奥行きが出ていい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月15日
主役を繋ぐ関係性があまりに完成度高いので、基本一本で押せるわけだが。ちゃんと別のキャラ、別の味わいを入れると、舌がダダ甘で痺れるのも回避できるしね。…真野ちゃんサイドも甘ぇわ!!
というわけで、色んな人の恋模様を堪能できる第二話でした。冬でもみんなキャッキャしてて体温高くて、とても良かったです。ミナちゃん相変わらずバカだったなぁ…可愛い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月15日
今度はどんな季節を舞台に、どんな角度から思春期を切り取るのか。来週も楽しみですね。