ロード・エルメロイII世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月31日
歪むはずのないレールが、干渉を受け捻じ曲げられる。魔眼蒐集列車の行く手を阻む、人食いの森・アインナッシュ。
霊脈を回復し道を切り開こうとしたグレイの前に、謎のサーヴァントが立ちふさがる。
名探偵、未だ目覚めず。
そんな感じの『月姫のオタクーーーーー!! ”note.”持ったー!?』って感じのエピソード。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月31日
いやー、マジで懐かしい。みんなも歌おう27祖数え歌!!(そんなものはない)
話としては師匠が寝ている間に、状況が停滞したり混乱したりする話。はよ起きろ! ”ブラスレイター”のジョセフか!
二世が万年寝太郎やってる分は、ホラー映画だと絶対死ぬムーブを取ったオルガマリーが穴埋めしてくれたが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月31日
ロードの後継として、必死に頑張ろう! と背伸びする度ひどい目にあって顔面青ざめるの、良くない神様に愛されすぎててほんと酷いね…。
魔術的に作られた隠し蔵を開けたら、首がゴロンと転がってきて大ショック、おまけに法政課の蛇女も這い寄ってきて、オルガマリーの精神は色々ギリギリだッ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月31日
首は何故、虚数属性のポケットに隠されていたのか。列車との相対距離で配置された術式は、なんの意図があってのことか。
ここらへんは被害者自身が自分を殺す事件を、既に調べていた不可思議と繋がるところか。獅子劫&ルヴィアコンビが埋める外堀が、疾走する列車と繋がるのはまだちょっと先っぽい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月31日
ここら辺の断片をまとめ上げる仕事は、名探偵たる二世にしか出来んからなぁ…だから昏倒させてるのか。
そんな師匠の道行きを作るべく、アインナッシュ対策に乗り出す即席メンバー。メルヴィンの曲バフも含めて、アクションシーンで能力見せるための腑海林なのかなー、とも思った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月31日
用途に応じて人造魔眼を取り替えるイヴェットは、マンチの匂いがプンプンしてスゲー好き(TRPGゲーマーの感想)
ドラマとしてはアインナッシュ攻略より、ヘファイスティオンとグレイのタイマンの方が大事なのかな、と思った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月31日
相当強火なイスカンダル担らしく、征服王が夢見たオケアノスを冒頭否定しにかかるヘファイスティオン。その死の”先”を見た臣下として、ディアドイコイが認められない系…?
インヴォケーションの授業で、『霊の器たる巫女』の話とグレイの横顔被せるのなかなか意地が悪かったけども、彼女もアーサー王への妄執を勝手に埋め込まれた、亡霊の器。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月31日
仮にヘファイスティオン(を名乗るもの)が、征服王への未練に縛り付けられているとすると、鏡合わせの関係になる。
これは『征服王の臣下』を自認し、彼が死んだ後の生をなんとか生き延びてきた二世とも重なる関係で、みな亡霊に取り憑かれている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月31日
二世の静止がないと、グレイは結構積極的に鎌を振るう。暴力装置に必要な制御を、師匠に外付けしている状態なのだな。クールな顔して、結構未熟。
それはアーサー王という(自己嫌悪を込めた)外形ではなく、自分の中身を埋めてくれた大事な人への妄執である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月31日
ヘファイスティオン(なるもの)もまた、征服王と似た関係だったのではないか。物語的メタ読みを使うと、彼女が空疎な存在…影武者とかか? な可能性が見えてくる。
真名隠しが常道の英霊バトルで、わざわざ声高に名前を名乗るのは、ミスリードが目的だからだろう。何しろ、マジカルミステリだし。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月31日
ヘファイスティオン(なるもの)が具体的に誰であるかは記述を待つ必要があるが、その空疎さを認識し、グレイと対置しておくのは大事な気がする。
ここまでのエピソードで、結構上手く対置を使ってきたアニメなので、グレイ-ヘファイスティオン、あるいは二世-ヘファイスティオンの鏡像関係も、描写を深める材料として活かしてくれる気がする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月31日
むしろ”原作”での鏡像関係を活かすために、オリジナルエピソードに対置を刻んだのかな?
そこら辺は先の話として、社内で転がり出た新しい証拠、アインナッシュの崩壊と、物語が先に進む要素は揃ってきた。列車の物理的停滞と、物語的停滞がシンクロしているのは面白いところ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月31日
あとは名探偵が目を覚ますだけだが…アインナッシュの実でも使うのかなぁ…。
状況が矢継ぎ早に転がっていって、謎のピースを結ぶ線がなかなか見えにくい状態。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月31日
ミステリの中盤としては非常に正しい混迷を、名探偵は整理できるのか。フードの奥に秘めた迷いを、グレイは祓えるのか。
謎を乗せたまま、列車は再び動き出す。次回が楽しみ。