GRANBLUE FANTASY The Animation Season2を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月11日
グランサイファーは帝国との交渉のため、城塞学園都市アルビオンへ降り立つ。
自由を縛る鎖は解かれ、華やかな宴が一行をもてなす。その裏にある疑念と、静かな情念。
星晶騎士に見初められた領主は、笑顔の奥に何を秘めるのか…。
そんな感じの、アルビオン編序章。静かでリッチな滑り出しが、逆に後の嵐を予感させてワクワクする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月11日
領主さんよぉ…今井麻美声で『お姉さま』呼ばわりして、濃すぎる光の中でそういうポーズを取って、清廉潔白な味方でございます、は通らねぇよなぁ…。
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メタ読みからの予断はさておき、表面上はスルスルと進んでいくお話である。同時に、今後の展開への伏線、静かな情念の種火はしっかり埋め込んでもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月11日
アルビオンに降り立つ前、黒騎士の話してる時にオイゲンをクローズアップするの、露骨”タメ”だよなぁ…
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ラカムが言う通り『人に歴史あり』ってことなんだろうけども、アルビオンはカタリナさんのリソースであり、オイゲンの過去は暫く先で掘るのであろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月11日
その時生きるように、じわっと描写を積んでおく周到さは良い。明示的に意識できなくても、無意識に刺さってちゃんと仕事するからなぁ、こういう描写
というわけで、カタリナと団の過去と現在を掘り下げる舞台となる、麗しのアルビオン。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月11日
相変わらず美術のスケールとクオリティがブッチギリで、『石造りの巨大建築をゲップするほど見たい欲求(人間の三大欲求の一つ)』をたっぷり満たしてくれる。
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するりするりとカタリナさんの過去が紐解かれ、オイゲンに目配せが飛んで、ヴィーラとのちょっと遠い距離感が顕になる。大人と子供が入り混じってる団の面白さ、活気が良く見える出だしで、好きだなこの空気…異物である領主との距離感も目立つし。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月11日
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帝国のクソメガネがしゃしゃり出てきて、交渉はあっさり終わる。露骨に罠ですよー!と教えるために、画面の闇も非常に濃い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月11日
いや、このライティングとレイアウトで、『無事開放! グラブル終了!』はないでしょ。立ち居にキャラがよく出てて、好きな絵だな
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交渉を油断なくこなしたグランくんの成長とか、信じきれない疑惑の視線とか、それでもキツい追い込みが終わるなら信じたいルリアの憂鬱とか、仲間とはちょっと違う場所を見てるオイゲンおじさんの世知とか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月11日
一枚絵のクオリティと情報量を上げて、ドラマの畑をしっかり耕す作りは、贅沢でいい。
疑念が残るとは言え、開放は開放なわけで。華やかな宴を前に、可愛い可愛いグラルリの時間だよっ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月11日
素敵なおべべを来て、美味しいご飯に目を輝かせるルリアとビィくんが、非常に可愛い回である。一生甘やかしたくなるな…。
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同時に年頃は同じながら、団長として油断なく立ち回るグラン君も良い。ルリアの晴れ姿に揺れる少年力もね!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月11日
一期で完全に出来上がった関係を揺らすことなく、甘酸っぱい幸福をたっぷり味あわせてくれるのはありがたい限り。辛いことたくさんあったから、みんな幸せになって欲しいよマジ…。
前回の崖下りもそうなんだけど、一期の冒険を踏まえ一端の騎空士、仲間を率いる団長としての頼もしさが、二期は大事にされている感じがする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月11日
まだまだ子供なんだけども、経験を積んでより逞しく、守りたいものを守れるようになったグランくん。その変化が色んな場所に滲むのは、とても良い。
慣れないパーティーをなんとか乗りこなし、暗がりで一息つくグランくん。ここにビィくんが、相棒として隣に座る描写も好きだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月11日
もちろんルリアは圧倒的なヒロイン力なんだけども、彼女だけがグランの全てではなくて、別の繋がりもある。
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ルリアといる時は背中で守って、ビィくんといる時は隣に並び立つ感じになんのよね、グランくん。その両方が好き。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月11日
相棒として労をねぎらったり、ルリビィのイノセントな可愛さを輝かせたり。
二期もビィくんは最高に可愛く健気な竜で、今後もたくさん出番があると嬉しい。釘宮良し!(指差し確認)
聖堂で語られる、アルビオンの秘密。シュバリエと契約した領主は島を出ることが出来ず、死ぬまで領主であり続ける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月11日
ヴィーラがカタリナさんに向ける超巨大感情が、領主の仮面で抑えきれず放射能漏れを発生させてることを考えると、この設定ヤバいな…火種でしかねぇ。
カタリナさんは伝説の超優等生だったわけで、領主に収まる可能性は十分あったと思うのね。でも、自由騎士として旅に出た。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月11日
ヴィーラはある意味、カタリナさんの呪いを引き受ける形で、領主の地位に収まったんじゃなかろうか。となれば、ヴィーラの拗らせも相当なもんだろう。
ここらへんは次回以降爆裂するところだと思うが、OP段階で”これ”なんだから、トンデモねぇ情念爆裂が起きるんだろうな…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月11日
島に縛られてると、こっちから会いに行くことも出来ないしね。相当ろくでもなくねぇか、アルビオンとシュバリエ
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そんな巨大感情の受け皿たるカタリナさんは、青い月下でグランと語らう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月11日
窓枠で二人を分割し、伸びる影を涙のように。情景を意味深に描く描画は、梅本唯の情念主義、その真骨頂という印象だ。
上手いんだけど、巧さが悪目立ちせずスッと入ってくるのは凄い。
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キミと出会えて良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月11日
特別な服を脱いで、団の仲間としての普段着でかわされる言葉は、余りに綺麗な月光に洗われて嘘がない。
そう素直に信じられるシーンを描けばこそ、置き手紙とともにカタリナさんが消える展開に、素直に反発できる。
あんだけエモ積んで、”消える”はねーだろ、つう。
カタリナさんの”今”はあくまで、グランサイファーとともにある。過去は懐かしいけど、成すべき未来はアルビオンの先に待っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月11日
そういう場所へ旅立たせてくれたグランと、守るべきルリアの想いが綺麗にかけていて、とても良いシーンでした。
同時に過去への未練も、軽く薫るのよね。
そんな夜を抜けて、大激震の朝が来る。帝国も不穏な動きを残し、さて、どう出るグランサイファー…というところで、今回はヒキ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月11日
華やかな宴と、静かな夜。穏やかさの中に過去への未練、未来への意志が確かに脈を打つ、良いタメ回でした。やっぱ上手いなぁ…。
今回はタメなので、何かを秘めつつも表には出せない震えを多角的に切り取って、次回以降爆発するためのポテンシャルをしっかり溜め込むのが大事。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月11日
ヴィーラとカタリナの因縁。グラン君の確かな成長。団の確かな結束。話が転がっていく土俵は、非常に丁寧に整地されていたと思います。
この滑走路をどう駆け上がって、物語が盛り上がっていくか。”ヤバ”なオーラを随所で漂わせる領主は、どんな極限感情をぶつけてくるのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月11日
城塞学園都市を揺るがす陰謀と激戦で、次回は楽しませてくれそうです。マジでおもしれーなグラブル二期…来週も期待大。