●アクトトレーラー
三百年の妄執を超えて、騎士は刃を突き立てる。
全ての幸福を奪い、光を失った絶望を食らう悪魔が、東京に狙いを定めた。
欲しい、苦しい、妬ましい。
修羅が狂おしく吠えるのは、キセキに取り憑かれたから。
無残に奪われたキズナが、耐え難いほどにうずくから。
惨劇に光る血髄石（ブラッドストーン）は、この長い夜に救済をもたらすのか。
ブラッドパスシナリオ
"輝石喰い"
－血の軛こそ、我らの宿命。
●シナリオスペック
ステージセット：東京UTM
想定PL数：2
想定練度：1
想定プレイ時間：2-3時間
●ハンドアウト
このシナリオでは血盟単位ではなく、吸血鬼/人間ごとにハンドアウトを提示する。
所属組織の指定はないが、吸血鬼には傷号"アステノルン亡国騎士団"（SLN48P）の取得を推奨する。
・吸血鬼/アステルノン騎士団の一員だった。
キミはかつて、吸血鬼の国"アステノルン王国"の騎士だった。
吸血鬼狩りの暴挙により、祖国はは燃え墜ちた。
王子最期の言葉を信じ、キミは人を守り続けている。
そんなキミに、一つの知らせが届く。
"輝石喰い（ジュエルブレイカー）"ハボリムが、東京に現れた。
人類鏖殺の妄執に落ちたかつての同志を、止めれるのはキミだけだ。
※"輝石喰い（ジュエルブレイカー）"ハボリム/外見20代、380歳男性
アステノルン鏖殺騎士団に所属する、人間サイズの災厄。
人間を支える絆を狩り尽くし、最後に生き残った標的の憎悪や絶望を啜ることを好む。
血を啜る代わりに、犠牲者を魔石に変えて貪る能力を持つ。
・人間/観音崎ブラッドを助ける。
キミは強力な業血鬼の情報を手に入れ、とあるライブハウスへと急いでいた。
扉を開けて出迎えたのは熱気と歓声ではなく、むせ返る血の匂い。
照明に照らされたのは、時代遅れの血みどろの甲冑。
生き死にの際で、キミは一人の青年……観音崎ブラッドを助ける。
それが因縁交錯する夜の始まりだとは、キミに知る由もなかった。
※観音崎ブラッド/17才男性
複雑な家庭環境にめげず、ラッパーとして成り上がることを目指す青年。
ハードコアな態度の奥に、不屈の闘志とヒップホップ愛を秘めている。
ハボリムが砕くべき標的として、命と絆を付け狙われることになる。
