イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

ラーメン赤猫:第3話『いいじゃん/接客⼀番/マスクドエンジニア』感想ツイートまとめ

 ラーメン赤猫 第3話を見る。

 今日も元気だ接客一番!
 猫だらけのラーメン屋の日常を描くアニメも第3話、描写が軌道に乗っかってきたので、3エピソード入れ込んで横幅広く…という塩梅。
 口うるさいお局様ポジションだったハナちゃんがデレたり、イタリア人シェフの力を借りて味方面に踏み込んだり、機材メンテを担当する外見奇人中身善人が登場したり、いい具合に赤猫の顔が鮮明になる回だった。
 『猫がラーメン作る』という大嘘を成立させるために、味見も機材メンテも自分たちじゃやりきれない中、努力したり誰かに頼ったりしながら店を切り盛りしている、猫なりの頑張りが見えてくるのは善い。

 

 第1エピソードは職場で唯一スムーズな関係を作れてなかったハナちゃんが、社さんの実力を認める回。
 精神限界まで追い込まれる地獄のブラック職場で得たスキルでも、有効活用して社さんにしか出来ない事を果たす助けになってんだから、人生塞翁が馬よね…つう回でもある。
 前の職場では余計ごとと罵られていた、黙って座ってられない社さんの気質を、誰にでも厳しく正しく言うこと言う花ちゃん先輩がガッチリ認めて、赤猫女子部の絆が深まっていく。
 第3エピでの打ち解けた様子で、このエピソードの成果が見れるのは良いよなー。
 ジワジワした変化が、じっくり積み上がっていくのが楽しい作品である。

 ハナちゃんは他人にも自分にも厳しく、職場の人間全部にプロ意識を求める、ハードでデキる雌猫である。
 古馴染みでもやるべきことやってないと思ったら怒鳴り込むし、新入りでも認めるべきは『いいじゃん』で認め、胸襟を開いていく。
 彼女がピリッと空気を引き締めているから、赤猫は風通しのいい職場として機能している…ってのが、社さんがまた一歩新しい職場に馴染む様子と重なって描かれて、穏やかながら着実に作中現実の手触りが深まっていく。
 日常モノとお仕事モノとファンタジー、色んな要素が混ざりつつ独特な、このアニメ独自の面白さがだんだんと煮出されてきた感じがあるねぇ。

 ハナちゃんは他人にも自分にも厳しく、職場の人間全部にプロ意識を求める、ハードでデキる雌猫である。
 古馴染みでもやるべきことやってないと思ったら怒鳴り込むし、新入りでも認めるべきは『いいじゃん』で認め、胸襟を開いていく。
 彼女がピリッと空気を引き締めているから、赤猫は風通しのいい職場として機能している…ってのが、社さんがまた一歩新しい職場に馴染む様子と重なって描かれて、穏やかながら着実に作中現実の手触りが深まっていく。
 日常モノとお仕事モノとファンタジー、色んな要素が混ざりつつ独特な、このアニメ独自の面白さがだんだんと煮出されてきた感じがあるねぇ。

 

 その延長線上、別角度から掘るのが第2エピソードで、”二番”と明言されてる赤猫の”味”についても、文蔵くんは頑張ってますよ! というお話。
 安全に配慮しつつ、先代の味を引き継いで自分だけの居場所と味をどうにか探る難しさを、あんま表に出さない職人気質。
 作業の手を止めぬまま、厄介な質問にも堂々答える文蔵くんの頼もしさが、たっぷり感じられて良かった。

 どうやっても、人間のラーメン屋と同じようには経営できない”赤猫”が、精一杯自分たちに手渡せる幸せを誠実に手渡して、その結果としてファンがいて商売が成り立ち、みんながラーメン楽しく食べれる。

 『猫のラーメン屋』って特殊性が、接客一番味二番にならざるを得ない…けど、味(と安全性)の探求に手抜いてるわけじゃないと描くことで、期せずしてガチンコ飲食店とコンセプトカフェのいいとこ取りみたいになってる、赤猫の強みも分かりやすくなった。
 文蔵くんの職人気質もあって、エンタメとしての強みは結果として付いてくるものなんだけども、そっちもおざなりにやってないのは従業員の生真面目な接客…特にハナちゃんが振りまくプロの”媚び”で解る。
 常連さんの顔ぶれやラーメンを食す様子を、丁寧に切り取る演出も合わせて、店としての赤猫がどんな感じなのか、改めて書き出す感じのエピソードだった。

 そして今回のラストは、メンテ奇人・城崎くんとの関係構築。
 眼の前のガスマスクががイケメンかどーかとか、あんま気にしない社さんもそうなんだが、赤猫は一見クセの強い善人たちが、肩寄せあって成り立っている共同体だ。
 顧問弁護士はコワモテだし、店員は猫だし、どう考えても普通ではないが、しかしその精神と行いは極めて全う、見てて気持ちの良い連中が気持ちよく仕事をして、自分たちの居場所を育み、守っているお話。
 城崎くんがガスマスクの奇人なのも、そういうトンチキから癒やしを絞り出す赤猫イズムのキャラ造形だなー、と思う。

 

 前の職場では出る杭にしかならなかった、黙々と頑張り自分に出来ることを探す、社さんの気性。
 コワモテだろうがガスマスクだろうが猫だろうが、行いで人を判断する赤猫においてそれは、適切に花開いて実りをもたらしていく。
 そういう彼女の頑張りストーリーを軸に、赤猫が提供する”食”の手触りだとか、そういう場所を成り立たせている協力者の顔だとか、色んなモノが書かれる回でした。
 全体の1/4を終えて、猫たちが運営する奇妙なラーメン屋の堅実な仕事ぶりを描く土台が、しっかり整ってきた感じあるなー。
 こういう足場が仕上がってくると、色んな角度に描写を伸ばせるようになってくるので、次回何が見れるか楽しみ!